「お店のブログ、作ったけど続かない」
「何を書けばいいか分からない」
「ブログの継続ができない」
——これ、すごくよく聞きます。というより、4年前の私がそうでした。

兵庫県で棒付きマカロンの専門店を、夫婦でこぢんまり営んで4年になります。その間ずっと2種類のブログを書き続けてきました。最初は何を書けばいいか分からず、更新が止まった時期もあります。

でも、あることに気づいてからは迷わなくなりました。それは——お店のブログは「2種類ある」と分けて考えるだけでいい、ということ。これが分かると、ネタは驚くほど尽きなくなります。(正直に言うと、今でも止まるときは止まります。月に1回しか更新しない月だってある。それでも大丈夫。理由は後半でお話しします。)

この記事では、うちが実際に運営している2つのブログを全部お見せしながら、そのまま真似できるネタ一覧をお渡しします。「何で作るか(Shopify・WordPressなど)」は後半でふれますが、まずは肩の力を抜いて「何を書くか」から一緒に見ていきましょう。

📋この記事からわかること
  • ✅2種類に分けるだけだから、もう書くことに迷わない
  • ✅ネタ一覧が手に入るから、今日から書き出せる
  • ✅ネタ切れ脱出法が分かるから、更新が止まらない
  • ✅NG3つを先に知れるから、遠回りしなくて済む
  • ✅道具の答えも分かるから、迷わず始められる

✅この記事が向いている人

  • 個人・小さなお店(お菓子屋・カフェ・雑貨・サロンなど)の店主さん
  • ブログを作ったけれど、何を書けばいいか分からず放置している
  • ネタ切れで手が止まりがち

あまり向いていない人

  • 大企業のオウンドメディア担当者(もっと専門的な運用記事が向いています)
  • すでに毎日スラスラ書けている人

先に、ぶっちゃけ話をひとつ。うちのお店ブログとビジネスブログ(お店のサイト)はShopify、あなたが今読んでいるこのブログ(irohanote)はConoHa WING(WordPress)で動かしています。用途で使い分けているんです。「何を書くか」を読んだあとで「どこで作るか」が気になったら、のぞいてみてください(くわしくは記事後半で)。

▶ お店+ネット販売ならShopify | ▶ ブログ中心ならConoHa WING

▼そもそも、お店のブログは「2種類」ある

お店のブログは「常連さん向けのお店ブログ(お知らせ)」と「新規さん向けのビジネスブログ(集客記事)」の2種類に分けると迷わない、という対比図。

いきなり結論です。お店のブログは、役割のちがう2種類に分けるとうまくいきます。

ブログって、1つじゃダメなの?

最初は私も1つに全部詰め込んでいました。でも、新商品のお知らせも、ギフトの選び方も、イベントの告知も…ぜんぶ同じ場所に並べたら、お客さんが「今日のお目当て」を見つけられなくなったんですよね。

情報が多すぎてたのでお客さんを迷わせてしまいました。それで2つに分けたんです。

うちの場合はこの2つになります。

①お店ブログ(=常連さん・お客さま向けの「お知らせ」)

いろはのおとのお店ブログ(お知らせ)の実際の画面。夏限定スイーツやオーダーの実例まとめなど、常連さん向けの最新情報が並んでいる。
Screenshot

すでにお店を知ってくれている人に向けた、最新情報の置き場所です。新商品、季節限定、イベント告知など。「今うちで何が起きているか」を届けます。

②ビジネスブログ(=まだお店を知らない人向けの「集客記事」)

いろはのおとのビジネスブログの実際の画面。ホースフェア出店レポートや「お供えにマカロンって失礼?」など、検索から来る新規のお客さん向けの記事が並んでいる。
Screenshot

検索で悩みを調べている、まだ出会っていない人に向けた記事です。
「明石 手土産 おすすめ」「お供え お菓子」などで検索した人に、記事を通して見つけてもらう入り口になります。

だいじなこと:ブログを「別々に2つ」作らなくてOKです。
1つのブログの中で、記事を「お知らせ系」と「集客系」に色分け(カテゴリ分け)するだけで大丈夫。うちはお店のサイト(Shopify)の中で2つに分けていますが、最初は1つのブログで両方を書き分ければ十分です。(ちなみに、あなたが今読んでいるこのirohanoteは、お店とは別に“お店運営のノウハウ”を届ける集客ブログとして独立させたものです。)

この2軸さえ頭に入れば、あとは「どっちのブログのネタか」を振り分けるだけ。次の章から、それぞれのネタ一覧を具体的にお渡しします。

▼【お店ブログ】に書くネタ10(コピペOK)

常連さん・お客さま向けの「お知らせ」ネタです。うちの実例つきで並べます。

  1. 新商品・季節限定のお知らせ(例:夏限定〔いろはのマカロン〜波〜〕)
  2. オーダーの実例まとめ(月1回「今月作ったオーダー」を写真でまとめる。例:6月は恐竜ケーキ🦕・出産祝い)
  3. イベント・出店の告知(〇月〇日、どこそこに出ます)
  4. その場所でしか買えない限定品(例:阪神競馬場UMAJO限定〔ウマカロンポー〕)
  5. 価格改定・メニュー変更のお知らせ(正直に、理由もそえて)
  6. 営業日・お休み・受け取り期限の案内
  7. メディア掲載のご報告(テレビ・雑誌に載りました)
  8. 作り手の裏側・製造の様子(人工着色料を使わない色づけの話など)
  9. お客さまの声・いただいた感想の紹介(許可をとって)
  10. 季節のごあいさつ(新年・周年・季節の変わり目)

これ、ぜんぶ「うちで実際にあったこと」ばっかりだね。

そうなんです。お店ブログは取材いらず。今日お店で起きたことが、そのままネタになります。

うちの実例(お店ブログ)
夏限定〔いろはのマカロン〜波〜〕の新商品告知/6月のオーダーまとめ(恐竜ケーキ🦕・出産祝い)/阪神競馬場UMAJO限定〔ウマカロンポー〕/テレビ掲載のご報告/親子お菓子教室のレポート——ぜんぶ「お店で起きたこと」がそのまま記事になっています。

→ 実物はこちら:いろはのおと お店ブログ(お知らせ)

そのまま使えるタイトル例(〇〇を埋めるだけ)

  • 【〇月限定】〇〇(新商品名)、はじまりました
  • 【〇月のオーダーまとめ】今月はこんなケーキを作りました
  • 〇〇(メディア名)で紹介していただきました

▼【ビジネスブログ】に書くネタ10(コピペOK)

まだ出会っていない人に、検索から見つけてもらうための記事ネタです。

  1. 地域のおすすめ〇選(例:明石スイーツおすすめ6選/地元目線で)
  2. ギフトシーン別の選び方(母の日・父の日・敬老の日・卒業入学…)
  3. お客さまが迷いがちな疑問に答える(例:「お供えにマカロンって失礼?」)
  4. マナー・豆知識(のしの選び方、日持ち、アレルギーの考え方)
  5. 全国配送・お取り寄せの案内記事(遠方の人向け)
  6. 商品・サービスの比較や選び方(用途別・予算別)
  7. 出店イベントのレポート(例:OSAKAホースフェア出店記)
  8. 季節の行事に合わせた記事(お盆・クリスマス・ふるさと納税)
  9. 「〇〇してみた」体験談(自分で試したこと・作ってみたこと)
  10. よくある質問をまとめた記事(受け取り方法・支払い・日持ち)

こっちは「お客さんが検索しそうなこと」に答える感じ?

まさに。お客さんの「知りたい」に先回りして答えるのがビジネスブログです。
だから書けば書くほど、知らない人がお店にたどり着いてくれます。

うちの実例(ビジネスブログ)
明石スイーツおすすめ6選(地域)/「お供えにマカロンって失礼?」(お客さんの疑問)/母の日ギフト失敗しない5選(ギフトシーン)/OSAKAホースフェア出店レポート(イベント)/全国配送マカロンギフト特集(お取り寄せ)——どれも「知らない人が検索でたどり着く」入り口です。

→ 実物はこちら:いろはのおと ビジネスブログ

そのまま使えるタイトル例(〇〇を埋めるだけ)

  • 【2026年版】〇〇(地域名)の手土産おすすめ〇選|地元店主が選びました
  • 〇〇(お客さんの疑問)って失礼?お菓子屋の正直な答え
  • 〇〇(行事名)ギフト、失敗しない選び方〇選

▼ネタが尽きない、3つの見つけ方(ネタ切れ脱出法)

ブログのネタ切れを抜け出す3つの方法の図。AIに相談する・競合を研究して空白を探す・季節とお客さんの声を拾う。

…とはいえ、やっぱりネタ切れするよね?

します!私も何度も手が止まりました。
でも、抜け出す方法が3つあります。
全部今も使っています!

1. AIに相談する

「お菓子屋がブログに書くネタを10個」とAI(ClaudeやChatGPT)に聞くだけで、切り口がどっさり出てきます。私はたたき台をAIに出してもらって、そこに自分の実体験を足すやり方に落ち着きました。ゼロから考えるより10倍ラクです。

ChatGPTの使い方を個人事業主が正直解説ClaudeCodeとは?個人事業主が使ってわかった使い方

2. 競合・他店のブログを研究して「空白」を探す

同じジャンルのお店が「何を書いているか」「逆に誰も書いていないことは何か」を見て回ります。うちの「お供えにマカロンって失礼?」という記事は、実はこの方法で生まれました。神戸の大手も地元の和菓子屋さんも“マカロン×お供え”は誰も書いていない空白地だったんです。

見つけたときは「お菓子に、こんな隙間があるとは思わなかった…!うちでもやってみよう!」って素直にワクワクしました。
正直に言うと、遠方の方のお取り寄せの需要にも応えたかったんです。

その2つが重なって記事にしました。
競合を見て回るのはパクるためじゃなくて、“まだ誰も答えていないお客さんの疑問”を見つけるためです。探すネタは無限にあります。

3. 季節と、お客さまの反応を拾う

季節の行事はネタの宝庫です(お盆・ハロウィン・年末…)。それに加えて、店頭やDMでお客さんが実際に口にした言葉をメモしておくと、そのまま次の記事になります。

▼お店ブログでやりがちなNG3つ

NG1:日記だけで終わる
「今日は暑かったです」だけだと、読む人にメリットがありません。
→ ひとつでいいので「お役立ち」か「お知らせ」を添える。

NG2:売り込みばかり
「買ってください」が続くと読まれなくなります。
→ 8割は役立つ話・裏側の話、2割で案内、くらいがちょうどいい。

NG3:更新が途絶える
完璧を目指すと止まります。
2種類に分けておくと「今日はお店ブログだけ」でもOKになり、ハードルが下がって続きます。

記事のはじめに「月1回しか更新しない月もあるけど大丈夫」と言ったのは、これが理由です。完璧より、細く長く。止まってもまた書けば、ちゃんと積み上がります。)

▼で、お店のブログは「何で作る」?

ところで、ブログ自体は何で作ればいいの?

ここは目的で分かれます。うちの答えはシンプルです。

まず全体像:3タイプの早わかり表

ツールこんな人にブログ機能費用感
Shopify(うちはこれ)ネット販売もブログも本気で育てたい商品ページ・カート・ブログが一体有料(月額プラン)
ConoHa WINGブログ中心・WordPressでじっくりWordPressで自由度が高い月数百円〜(サーバー)
BASESTORESまず無料で小さく試したい簡単なブログ/お知らせ機能無料から

①ネット販売も一緒にやりたいなら → Shopify(うちはこれ)

うちのお店ブログもビジネスブログも、実はShopifyの中の機能で書いています。商品ページ・カート・ブログが1か所にまとまるので、記事から商品ページへの導線がスムーズ。ネット販売とブログをセットで育てたいお店に向いています。

→ くわしくはShopify始め方完全ガイドマカロン店主がShopifyを4年運営した本音

②ブログ中心・WordPressで育てたいなら → ConoHa WING

「まずはブログから」「WordPressでじっくり」という人には、国内で使いやすいレンタルサーバーConoHa WING。表示が速く、費用も抑えられます。このブログ(irohanote.com)自体も、ConoHa WINGでWordPressを動かしています。

→ くわしくは個人事業主にConoHa WINGがおすすめな理由ConoHa WING WordPressの始め方

③まずは無料で小さく始めたいなら → BASE・STORES

「いきなりは不安、お金をかけずに試したい」なら、無料で始められるBASESTORES。どちらもネットショップに簡単なブログ機能がついています(BASEは記事に商品リンクを埋め込める「Blog App」、STORESは画像付き記事を出せる「ニュース機能」。STORESはブログというよりお知らせ寄りです)。Shopifyとの違いは、下の比較記事にくわしくまとめています。

→ くわしくはBASEとShopify徹底比較ShopifyとSTORES徹底比較

どれがいいか迷ったらどうすればいいの?

ネット販売もやるならShopify、ブログをじっくりならConoHa(WordPress)、まず無料で試すならBASE・STORES
——この3択で考えれば大丈夫です。
うちはShopifyですが、正解はお店の目的で変わります。

▼まとめ|お店のブログは「2種類」で迷わない

お店のブログのまとめチェックリスト。2種類に分ける・ネタは各10個から今日ひとつ・ネタ切れはAIと競合研究と季節・道具は目的で選ぶ・ブログとSNSは発信の両輪。
  • お店のブログは①お店ブログ(常連向けお知らせ)②ビジネスブログ(新規向け集客記事)の2種類に分ける
  • それぞれのネタ一覧(各10個)から、今日ひとつ書いてみる
  • ネタ切れしたらAI+競合研究+季節とお客さまの声
  • 道具は、ネット販売もするならShopify、ブログ中心ならConoHa WING、まず無料で試すならBASE・STORES

そして——ブログとSNSは「発信の両輪」です。ブログで検索から見つけてもらい、Instagramで日々のファンをつくる。両方まわると、小さなお店でもちゃんと届きます。

→ あわせて読みたい:個人事業主のInstagram集客入門

小さなお店の集客シリーズ
ラクスルでチラシを作る手順Canvaでお店の看板を自作Googleビジネスプロフィール登録ガイドマルシェ出店の始め方

最後に、いちばん大事なこと。完璧な準備より、まず1記事です。今日この記事の「お店ブログのネタ10」から1つ選んで、書いてみてください。育てる場所は目的で選べばOK。迷ったら、上の「何で作る?」の3タイプ早わかり表を見返してみてください。

▼よくある質問(FAQ)

Q. お店のブログ、最初の1記事は何を書けばいい?

A. まずは「自己紹介+お店を始めた理由」がおすすめです。あなたの人柄が伝わり、その後の記事も読んでもらいやすくなります。次の1本は、この記事の「お店ブログのネタ10」から1つ選べば大丈夫です。

Q. ブログとInstagram、どっちを先にやるべき?

A. どちらか片方なら、続けやすい方でOKです。理想は両方。ブログは「検索から見つけてもらう」、Instagramは「日々のファンをつくる」と役割がちがうので、両輪で回すといちばん届きます。

Q. 毎日更新しないとダメ?

A. いいえ。大切なのは頻度より「続くこと」です。うちも毎日は書いていません。月に1回しか更新しない月だってあります。止まってもまた書けば大丈夫。2種類に分けて「今日はお知らせだけ」と気軽に続ける方が、長い目で見て効きます。

Q. ブログは無料で作れる?

A. はい、BASESTORESなら無料で始められます(どちらも簡単なブログ機能つき)。ただしお店の集客や販売を本気でやるなら、独自ドメイン+Shopifyやレンタルサーバー(ConoHa WING)がおすすめ。検索に強く、お店の“資産”として積み上がります。まず無料で試して、手ごたえが出たら移る、でもOKです(→ 「で、お店のブログは何で作る?」を参照)。

💡独自ドメインとは
〇〇.comのような、あなた専用のネット上の住所のこと。無料サービスの中に間借りするのではなく、自分の土地を持つイメージです。お店の名前で持てば、そのまま信頼と資産になります。

ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ

お問い合わせはこちら
ABOUT ME
いろはさん
兵庫県でマカロン専門店「いろはのおと」(https://iroha-no-oto.com/)を営む、個人事業主4年目の店主です。元メーカー勤務の非エンジニア。製造・販売からEC・SNS・会計・事務まで、ほとんどを自分でこなしながら、AI(Claude Code)・個人事業主のお金・店舗運営のリアルを“エアプなし”で正直に発信しています。(FP2級・簿記2級/中小企業診断士は勉強中) 📣 記事の更新はXでお知らせしています → @irohanote168 をフォロー