BASEとShopifyの比較|月何件からShopifyが安い?お菓子屋が計算
「BASEは無料、Shopifyは月額がかかる。お菓子を売るなら、結局どっちが得なの?」
「Shopifyにするなら、どのくらい売れてから?」
ネットでお菓子を売ろうと決めると、ショップをどうするか迷いますよね?
こんにちは!わたしは兵庫県明石市で、妻と2人で棒付きマカロン専門店を営んでいます。
お店の通販はShopifyで4年運営していて、BASEは、人のショップの設定を手伝った経験があります。
うちの棒付きマカロンの4本セット「いろはのマカロン」(2,480円)に、本州への送料(1,800円)を足した、1注文4,280円で計算してみました。
結論から書くと、月19件まではBASE、月20件からはShopifyのほうが安くなります。
ただ、うちがShopifyを選んだのは、安さが理由ではありません。
この記事では、分かれ目の件数が出る計算表と、うちの請求書で確かめた「月額のほかにかかるお金」をまとめました。
月20件って、どのくらい?
1日1件いかないくらい。始めたばかりなら、まずBASEで十分だよ
先に、うちの答えだけ置いておきます。
ここから、そう考える理由を数字で説明します。
▼結論|BASEとShopifyのどっちが安いかは「月20件」が分かれ目
先に、この記事の答えを置いておきます。
- 月19件まではBASE:1注文4,280円なら、月額0円のBASEのほうが安い
- 月20件からはShopify:月50件なら、Shopifyのほうが月5,127円安い
- 売れない月が心配ならBASE:Shopifyは売れなくても月3,650円(年払い)かかる
- 見た目と機能で選ぶならShopify:うちがShopifyにしたのも、この理由
Shopifyの月額は、公式の料金ページをログインせずに見たときの年払い3,650円で計算しています。
料金ページに4,360円と出る場合は、分かれ目が月25件になります(くわしくは料金の章で)。
注文の金額が変われば、分かれ目の件数も動きます。
ただし、うちが自分のお店で使っているのはShopifyです。
BASEは、人のショップの設定を手伝った経験と、公式ページの料金・ヘルプをもとに比べています。
▼BASEとShopifyの料金比較|手数料の中身まで1枚の表で
2つの料金を、2026年10月に各社の公式ページで確かめました。
| プラン | 月額 | 販売時の 手数料 | 振込 |
|---|---|---|---|
| BASE スタンダード | 0円 | 6.6%+40円 | 250円 |
| BASE グロース | 16,580円 | 2.9% | 250円 |
| Shopify Basic | 3,650円 | 3.55% | 0円 |
※BASEグロースとShopifyの月額は、年払いの1か月あたり。月払いだと、BASEグロースは19,980円、Shopify Basicは4,850円。金額は実際に払う額で比べています(BASEは税込の表示。Shopifyは消費税が上乗せされず、表示の金額のまま払う形で、うちの請求書にも消費税の行はありません)
BASEの6.6%+40円は、決済手数料3.6%+40円と、サービス利用料3%を足した数字です。
Shopifyの3.55%は、Shopifyペイメント(Shopifyの決済)でカード払いされたときの率です。
年払いは1年分をまとめて払う形で、振込は、売上を自分の口座に受け取るときの手数料です。
BASEのグロースプランは、スタンダードプランより安くなるのが月84件から(1注文4,280円の例)なので、たくさん売れてから考えるプランです(くわしくはFAQで)。
結局、何が違うの?
月額を払うかわりに、売れるたびの率を下げるかどうかですね
BASEは月額0円のかわりに率が高く、Shopifyは月額を払うかわりに率が低い、という違いです。
BASEは、Shopifyと違って1件ごとに40円もかかります。
どちらも、お客さんの払い方によっては率が上がります(「月額のほかにかかるもの」の章で説明します)。
Shopifyの年払いは、見る状態で金額が違った
2026年10月2日に、Shopifyの公式の料金ページを2つの状態で見比べました。
Shopify Japanの公式ブログ(2026年9月)にも、両方の金額が載っていました。
これから始める人は、ふつうはログインしていない状態で料金ページを見るので、この記事は3,650円で計算しています。
申し込む前に、料金ページに出た金額を確かめてください。
BASEやShopifyそのものの説明は、BASEとは?とShopifyとは?にまとめています。
▼月何件でShopifyが安くなる?注文の金額と件数で計算する
どちらが安いかは、月に何件売れるかで入れ替わります。
1注文4,280円のときの、月の合計(月額+販売時の手数料+振込の手数料)をグラフにしました。

BASEは0円から始まって急に上がり、Shopifyは3,650円から始まってゆるやかに上がります。
2本の線が交わるところが、分かれ目です。
件数別の表|1注文4,280円のとき
| 月の件数 | BASE | Shopify |
|---|---|---|
| 5件 | 2,362 | 4,410 |
| 19件 | 6,377 | 6,537 |
| 20件 | 6,700 | 6,689 |
| 50件 | 16,374 | 11,247 |
| 70件 | 22,824 | 14,286 |
※単位は円。太字が安いほう。月額+販売時の手数料+振込の手数料(カード払い・振込は月1回)。Shopifyは年払い月3,650円。月5件のBASEは、振込額が2万円未満なので事務手数料500円を含む
月19件ではBASEが160円安く、月20件でShopifyが11円安くなります。
差が大きくなるのは、そこから先です。
月50件ならShopifyのほうが5,127円、月70件なら8,538円安くなり、月70件なら1年でおよそ10.2万円の差です。
Shopifyを月払い(4,850円)にすると、分かれ目は月27件に動きます。
カード以外の払い方が多いお店は、Shopify側に取引手数料が足されるぶん、分かれ目がうしろにずれます。
19件と20件で入れ替わるの?
そう。でも20件の差は11円だから、急いで変えなくていいよ
計算表|自分の注文の金額で試す
1注文の金額と月の件数を入れると、BASEとShopifyの月の合計と、Shopifyが安くなる件数が出ます。
まだ売ったことがなければ、商品1つの値段に送料を足して入れてみてください。
🧮BASEとShopifyの分かれ目の計算表
数字を入れると、その場で計算します(入力した数字は、どこにも送られません)。
※月額+販売時の手数料+振込の手数料の合計(カード払い・振込は月1回・BASEはスタンダードプラン)。2026年10月に各社の公式ページで確認した料金です。
最初に入っている数字は、うちの4本セット+本州への送料で、月20件の例です。
Shopifyの月額は、年払いの3,650円を入れています。料金ページに4,360円と出たときや、月払い(4,850円)にするときは、書き換えてください。
独自ドメイン・有料のアプリ・PayPayなどで払われたときの上乗せは、入っていません。
注文の金額で、分かれ目はこう動く
| 1注文の金額 | 分かれ目 | そのときの売上 |
|---|---|---|
| 2,000円 | 月34件 | 約6.8万円 |
| 3,000円 | 月26件 | 約7.8万円 |
| 4,280円 | 月20件 | 約8.6万円 |
| 6,000円 | 月16件 | 約9.6万円 |
| 10,000円 | 月10件 | 約10万円 |
※Shopify Basic(年払い月3,650円)が、BASEより安くなる件数
1注文の金額が小さいほど、BASEの1件40円が重くなります。
そのため、注文の金額が小さいお店ほど、少ない売上でShopifyのほうが安くなります。
この表の範囲では、売上で言うと、分かれ目はおよそ月7万〜10万円のあたりです。
月20件をこえる見込みがあるなら、Shopifyの料金と機能も先に見ておくと、乗り換えるときに迷いません。
STORESも入れた3社の比べ方は、BASEとSTORESの比較に書いています。
▼Shopifyは月額のほかに何がかかる?うちの請求書で確かめた
Shopifyの料金を比べるとき、月額と率だけでは足りません。
うちのShopifyの管理画面と請求書で、実際にかかっているものを確かめました(2026年10月)。

うちのプランの画面には「年300ドル・カード3.4%」と出ていて、いまの公式の料金ページとは金額が違います。
いまから申し込む人は、料金ページに出た金額で考えてください。
年払いは、1年分をまとめて払う
Shopifyの年払いは、1年分をまとめて払う形です(うちも年に1回の請求です)。
Basicの年払いなら、3,650円×12か月で43,800円です。
売れるかどうかわからない時期には、ここがいちばん重い出費になります。
Shopifyペイメント以外の払い方には、取引手数料が足される
うちは、Shopifyペイメント(カード払いなど)のほかに、PayPal・コンビニ払い・あと払い(ペイディ)も選べるようにしています。
外の決済サービスは、Shopify以外の会社の決済のことです。
うちの請求書にも、「取引手数料」が載る月があります。
外の決済サービスそのものの手数料も別にかかるので、払い方を増やすときは両方を見てください。
アプリ代は、入れるアプリしだい
Shopifyは、アプリで機能を足していく仕組みです(公式の料金ページでは「数千のアプリと連携」)。
有料のアプリも多いですが、うちの2026年8月と9月の請求では、アプリ代は0ドルでした。
有料のアプリを足すと、そのぶん月の固定費が増えて、Shopifyが安くなる件数もうしろにずれます。
月額だけ見て決めると、あとで困りそう…
必要になれば追加でいいと思いますよ!
私も有料アプリ今は入れてないです。
BASEで月額のほかにかかるもの
BASEにも、販売時の手数料のほかにかかるお金があります。
BASEの振込は、売上を口座に入れてと自分で頼む「振込申請」で受け取ります。
1件の注文で手元にいくら残るかは、お菓子のネット販売の始め方で計算しています。
▼お菓子を売るなら、BASEとShopifyで違うところ
食品ならではの設定で、2つの違いが出るところをまとめます。
温度帯ごとの送料
温度帯は、常温・冷蔵・冷凍といった、送るときの温度の区分のことです。
| 公式ヘルプに書かれていること | |
|---|---|
| BASE | 温度帯別(常温・冷蔵・冷凍)に 送料を設定できる 無料の「送料詳細設定 App」 |
| Shopify | 配送プロファイルで分けられる 同じカートに入ると 送料は合算される |
※各社の公式ヘルプの記載です(2026年10月に確認)
配送プロファイルは、Shopifyで「どの商品を、どの送料で送るか」をまとめる設定のことです。
うちの通販は、送料の設定を冷凍便の1本にしているので、配送プロファイルを分けずに済んでいます。
温度帯をいくつにするかは、どちらを選んでも先に決めることです。
決め方は、BASEとSTORESの比較の「選ぶ前に決めること」に書いています。
お届け日の指定や店頭受け取り
うちは2026年9月に、お届け日時の指定と店頭受け取りを、Shopifyのテーマ(お店の見た目の設定)に書き足して付けました。
Shopifyは、お店の見た目や画面の中身を細かく変えられるので、こうした足し方ができます。
BASEにも、お客さんが配送の希望日時を指定できる「配送日設定」と、テイクアウト商品を事前に注文・決済できる「テイクアウト」のApp(追加機能)があります(どちらも無料・2026年10月にBASE公式のApps一覧で確認)。
許可と食品表示は、どちらでも同じ
ここだけは、サービス選びでは解決しません。
▼うちがShopifyを選んだ理由と、BASEから始めたほうがいい人
じゃあ、なんでShopifyにしたの?
安さじゃないんですよ。
お店の見た目を、思いどおりに作りたかったのがあります。
4年前、うちがShopifyを選んだ理由はこの3つです。
安さで選んだわけではありません。
計算だけで見れば、月20件に届くまではBASEのほうが安くなります。
だから、これから始める人には、まずBASEをすすめます。
最初からShopifyで始めた、うちのお店の始め方は店舗を持たないお菓子屋は成り立つ?に書いています。
Shopifyを4年使って一番よかった機能と弱点は、Shopifyの評判は?お菓子屋が4年使って一番よかった機能と弱点に、お店のサイトの1年分の数字でまとめています。
▼よくある質問(BASEとShopifyの比較)
Q1. お菓子を売るなら、BASEとShopifyのどっちがいいですか?
A. 月の注文が19件までなら、BASEのほうが安い計算になりました(1注文4,280円の例・Shopifyは年払い月3,650円)。
月20件からは、Shopifyのほうが安くなります。
お店の見た目や機能を作り込みたいなら、件数に関係なくShopifyも候補です。
Q2. 売れない月にも、お金はかかりますか?
A. BASEのスタンダードプランは月額0円なので、売れない月の費用は0円です(振込の手数料は別)。
Shopifyは売れなくても月額がかかります。
Basicの年払いなら1か月あたり3,650円で、1年分の43,800円をまとめて払う形です。
Q3. Shopifyの年払いは、月3,650円ですか?4,360円ですか?
A. 2026年10月2日に公式の料金ページを見たところ、ログインせずに見ると月3,650円、Shopifyにログインした状態のブラウザで見ると月4,360円と表示されました。
Shopify Japanの公式ブログ(2026年9月)にも、両方の金額が載っています。
申し込む前に、料金ページに出た金額で計算表を試してください。4,360円なら、分かれ目は月25件です。
Q4. BASEのグロースプランとShopifyは、どっちが安いですか?
A. 1注文4,280円の例では、BASEのグロースプラン(年払いで月16,580円・2.9%)がShopify Basic(年払い月3,650円)より安くなるのは、月474件あたりからです。
BASEの中で、スタンダードプランよりグロースプランが安くなるのは月84件からです。
Q5. Shopifyは無料で試せますか?
A. 試せます。
2026年10月の公式ページでは、3日間の無料体験のあと、3か月は月150円で使えます。
体験の条件は変わることがあるので、申し込む前に公式ページで確かめてください。
Q6. BASEからShopifyへ、あとから乗り換えられますか?
A. 乗り換えはできます。
移せるデータの範囲は、データの種類によって違います。
商品の数が少ないうちに決めておくほうが、乗り換えの手間は少なく済みます。
Q7. 食品(お菓子)は、BASEでもShopifyでも売れますか?
A. どちらでも売れます。
ただし、作って売るには、原則として菓子製造業などの営業許可や届出が必要で、これはサービスを変えても不要にはなりません。
原材料やアレルギーなどの表示も、ネットで売るかどうかに関係なく必要です。
▼まとめ|まず計算表に、月の件数を入れてみる
最後に、この記事の要点をまとめます。

- BASEとShopifyのどちらが安いかは、月の注文数で決まる
- 1注文4,280円なら、月20件からShopifyが安い(年払い月3,650円のとき)
- Shopifyは、外の決済の取引手数料やアプリ代がかかることもある
- Shopifyは、安さより見た目と機能で選ぶ
まだ件数が少ないから、BASEからでよさそう!
20件をこえる月が続いたら、また計算してみてね
迷ったら、まず計算表に自分の数字を入れてみてください。
STORESも入れて比べたい人は、BASEとSTORESの比較もあわせてどうぞ。
STORESとShopifyの2社で迷っているなら、お菓子屋で差がつく機能(お届け日の指定・予約販売・のし)をShopifyとSTORESの違いにまとめています。
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