エアペイのカードリーダーが遅い?4年使った店主が、原因と対処と「それでも変えたい人への答え」を書く
「エアペイのカードリーダー、なんか遅くない?」
「決済が遅くて、お客さんを待たせてる…」
「Squareのほうが決済が速い?」
レジを使ってると気になりますよね。
検索すると、エアペイが遅い理由として「スリープ」と「電波」の話が出てきます。
でも、うちの店でいちばん長かった待ち時間は、その2つとは別の場所にありました。
レシートです。
カード会計1回で紙が3枚出ていて、設定を切ったら1枚になりました。
こんにちは。兵庫県明石市で、夫婦で棒付きマカロン専門店を営んでいるいろはです。
うちは妻がお菓子を作り、私が売る側をやっています。
エアペイ(正式名称はAirペイ/この記事では「エアペイ」で書きます)は、開業した2022年から4年、お店とマルシェ(屋外は約20回)で使ってきました。
先に結論を言うと、遅いのは本当です。
ただし遅いのは「カードを読む速さ」より手前と後ろ。
リーダーが起きるまでの待ち・電波・そしてレシートの印刷でした。
原因がわかれば、直せるところは今日直せます。
「Square(スクエア)なら速い」の証拠を調べた結果を書きます。
そのあと、他社の端末と併用してもエアペイの手数料割引が受けられるようになった2026年5月の規約改定まで、順番にたどります。
うちはエアペイを使ってるけど、何から直せばいいの?
まず紙の枚数からですね。
順番に見ていきましょう。
- レシートが3枚出る仕組みがわかるから、今日0円で1枚にできる
- 遅くなる原因がわかるから、直せる場所と備える場所を分けられる
- FAQの秒数がわかるから、うちだけかどうか判断できる
- 控えの再発行の手順がわかるから、紙を減らしても対応できる
- うちの手順がわかるから、次の営業日から真似できる
- Squareの証拠の有無がわかるから、噂と証拠を分けて読める
- 併用の規約がわかるから、今のまま予備を足す判断ができる
- 屋外の実数がわかるから、リーダーの出番の実像が見える
▼結論|エアペイが遅いのは本当。原因は「読む速さ」の前と後ろ
先に、答えの一覧です。
今日だけ遅いなら、まず障害やメンテナンスを疑ってください。
ずっと遅いなら、この記事の続きが役に立ちます。
| 待ち時間が出る場所 | 原因 | 直せる? |
|---|---|---|
| レシートの印刷 | ご利用控え2枚+レシート1枚=3枚。控え設定で切れる | 直せる |
| リーダーが眠っている | 3分でスリープ。復帰に約5秒、再接続に約10秒。先に起こす | 直せる |
| 読み取り画面のグルグル | 通信待ち。Wi-Fi→Bluetooth→再起動の順に確認 | 直せる |
| 電波が弱い | 店側のiPad・iPhoneの回線頼み。直接契約のQRで備える | 備える |
| カードを読む処理 | タッチは通常1〜2秒で音が鳴る。遅い証拠は見あたらず | そのままで可 |
(秒数と手順はAirペイ公式FAQ・2026年9月時点)
「カードを読む処理そのものが遅い」という証拠は、FAQにも第三者の記事にもゼロでした。
つまり待ち時間は、読み取りの「前」(起きる・つながる)と「後ろ」(印刷)にあります。
うちでいちばん長かったのは、後ろの印刷でした。

てっきり読み取りが遅いんだと思ってたよ。
待たされる原因は、その前と後ろにありました。
▼うちで「遅い」が出た場面|4年・屋外約20回の実録
うちがエアペイを使ってきたのは、実店舗と、100回を超えるマルシェ(うち屋外が約20回)です。
故障は4年でゼロ。
それでも「遅い」と感じた場面はありました。
4年レビューに書いたのは、立ち上がりが遅い場面があることと、通信が不安定でお客さんに現金をお願いした日のことです(→エアペイ4年レビュー)。
どちらも、リーダーとiPadがつながる「前」の話でした。
その2つより長かったのが、決済が終わってからレシートが出終わるまでの時間です。
開業から4年、カード会計のたびに控え2枚とレシート1枚、合わせて3枚が出ていました。
3枚が出終わるまで、お客さんもこちらも、プリンターを見つめる時間がありました。
今日、控えの印刷をオフにして1枚になりました。
なぜ3枚だったのか、どこを切ったのかは、次の章で書きます。
▼レシートが3枚出ていた|控えを止めて1枚に
ここが、この記事の本題です。
うちの店では開業から4年、カード決済1回ごとに紙が3枚出ていました。
- お客様控え(エアペイ)
- 加盟店控え(エアペイ)
- レシート(Airレジ)
レジアプリのAirレジとエアペイを連携(2つのアプリをつないで、会計と決済を1回で済ませる設定)しているので、決済が終わるとエアペイの控えが2枚、続けてAirレジのレシートが1枚出ます。
控えは2枚とも、Airレジのレシートとは別の紙です。
エアペイが決済ごとに出す伝票のこと。お客さんに渡す「お客様控え」と、お店で保管する「加盟店控え」の2種類があります(Airペイ FAQ)。Airレジのレシートとは別物です。
公式が「省略すると短くなる」と案内している
これは、AirレジのFAQに手順ごと書かれている現象です。
FAQには、こうあります(会計完了からレシート印刷までの時間を短くする方法・2026年9月時点)。
「AirレジのレシートとAirペイの決済ご利用控えを両方お客様にお渡しする必要がない場合は、ご利用控えの印刷を省略することで、会計完了からレシート印刷までの時間が短くなります」
そのあとに「お客様へお渡しするレシートが1枚となり、ロール紙の節約にもつながります」と続きます。
3枚出る状態と、1枚にする手順の両方を、FAQが案内しているわけです。
設定は、エアペイのアプリ→ホーム→設定→ご利用控え設定→「お客様控え」「加盟店控え」の「印刷」をオフ(Airレジ FAQ・Airペイ FAQ)。
「ホーム」は、アプリを開いた最初の画面のことです。会計中なら、左上の「<ホーム」で戻れます。
同じ画面で、いつでもオンに戻せます。
1営業日ためして、合わなければ戻してください。

うちは控えの印刷をオフにしました
うちの設定は、開業からずっと「お客様控え=メール送信オン・印刷オン/加盟店控え=印刷オン」でした。
2026年9月5日に、お客様控えと加盟店控えの「印刷」をオフにしました。
メール送信はオンのままです。
出てくる紙は、Airレジのレシート1枚だけになります。
体感で、会計から紙を渡すまでの待ち時間がはっきり短くなりました。
出る紙は3枚から1枚に減り、変えたのは印刷のスイッチ2つだけで、費用は0円です。
秒数は体感のまま書いています。
3枚も出てたの? お客さん、すごく待たせちゃってたよね。
4年間、そのまま使っていました。
控えを求められたら、履歴から出せる
お客さんに控えを求められたときは、エアペイのアプリの「履歴」から対象の取引を開き、「控え発行」→「印刷」で出せます。
「両方」「お客様控え」「加盟店控え」を選べて、あとから出した控えには「再印字」と印字されます。
控えの印刷を止めても、取引の記録が消えるわけではありません。
省略の手順は、引用したとおりFAQ自身が案内しています。
取引の記録はエアペイのアプリの履歴と管理画面に残るので、必要なときはそこから控えを出し直せます。
お客さんへの伝え方は、うちではこうしています。
- 会計のときに「控えは要りますか」と一言添える
- 要ると言われたら、その場で履歴から出す
- メールで受け取りたいお客さんには、お客様控えの「メール送信」をオンにする
紙の代わりにメールで渡す方法として、お客様控えの「メール送信」をオンにする選択肢もあります。
うちは今回、メール送信はオンの状態のままにしています。
⚠️Airレジのレシートに載るのは、「クレジットカード(Airペイ)」のような決済方法までです(Airレジ FAQ)。
カード番号と支払い区分は対象外です。
なおAirレジの電子レシート機能は2026年3月17日で終了しています。
控えを紙以外で渡す道は、Airペイ側のメール送信だけになりました。
ここまでが、0円で今日できることです。
このあと、同じ0円のまま「止まった日」に備える方法も書きます。
プリンターの型番でも、待ち時間は変わる
うちのプリンターは、セイコーインスツルのMP-B20です。
印字速度は毎秒80mmで(メーカー仕様)、Airペイの対応プリンターには毎秒250mmの機種もあります。
同じ3枚でも、印字速度の仕様値で約3倍の差があるわけです。
うちが買った値段とロール紙の実費は、Airレジ4年のレビューに書いています。
ただ、買い替える前に控え設定の見直しが先です。
0円で、今日できます。
レジの横で、紙が長いなあとは思ってたよ。
Airレジそのものが重いときは
遅いのがエアペイではなく、レジアプリのAirレジのほうということもあります。
Airレジには、1年6ヶ月以上前の取引データが処理速度に影響するというお知らせが出ています。
アプリが固まる・起動しないときの手順も、公式にまとまっています(アプリがフリーズする・起動しないなど正常に動作しない・Airレジ FAQ)。
▼カードリーダーは3分で眠る|起きるまで5秒、つながるまで10秒
ここからは、検索結果の上に出てくる要約でもよく言われる2つを、短く押さえます。
エアペイのカードリーダーは、3分ほど放っておくとスリープに入ります(カードリーダーのスリープ機能・Airペイ FAQ)。
ボタンを押すと5秒ほどでBluetoothマークが2つ点灯し、読み取りができる状態に戻ります。
iPadとの再接続は、画面が表示されてから10秒ほどです。
FAQの2つの数字を足すと、お客さんがカードを出してから起こした場合、15秒前後を目の前で待たせることになります。
つながったあとは速い、という報告が2件あります。
iPhoneとリーダーを隣に置いて接続時間を計った個人ブログは、7〜8秒でした(2026年3月公開・9月更新)。
その筆者は「接続していれば、決済のスピードは速い」と書いています。
別の利用者も、原因はスリープからの再接続で「決して遅くはありませんでした」と結論づけています(2023年公開・2025年11月更新)。
明日から待たせないために、できることを並べます。
- iPadの設定→画面表示と明るさ→自動ロックを「なし」にする
- 営業中は、エアペイのアプリを開いたままにする(閉じると数分で接続が切れます)
- 電源を入れてから使えるまで約40秒(Airペイ FAQ)。開店の1分前に入れる
- 電子レンジのそばや、ほかのiPhone・iPadの近くはつながりにくくなります(Airペイ FAQ)
うちのリーダーは、開業時に届いたボタン式です。
タッチパネル式のリーダーは起こし方が違うので、FAQのタッチパネル式の項をご覧ください。
▼電波|切れるとカード決済がその場で止まる
エアペイの決済は、iPad・iPhoneのWi-Fiか携帯回線(4G/LTE/5G)で通信します。
カードリーダー本体の更新はWi-Fi限定で、テザリングは対象外です。
電波が切れると、クレジットカード決済はその場で止まります(Airレジ FAQ)。
スマホの携帯回線を、iPadなど別の機器に分けて使う機能のこと。エアペイの決済には使えますが、リーダー本体の更新はWi-Fiだけです。
うちの備えは、PayPay・楽天ペイを直接契約にして、エアペイと切り離していることです。
QRはお客さんのスマホで決済が走るので、店側の電波に左右されにくい仕組みです。
海辺のマルシェで電波が1本まで落ちた日の話は、キャッシュレス4本立ての記事に書いています。
エアペイの外で、PayPayや楽天ペイに直接申し込む契約の形。手数料や入金の条件は、エアペイ経由とは別になります。
屋外の通信は、店の端末の携帯回線が頼りです。
うちは以前モバイルWi-Fiを持っていましたが、今は手放しています。
屋外では、iPhoneのテザリングでiPadをつないでいます(2026年9月時点)。
▼あなたが今日やること|今日・今週・様子見に分ける
ここまでの原因と対処を、やる順に並べ直します。
お金がかかるのは、いちばん下の「様子見」だけです。
今日(0円・5分)
- エアペイのアプリ→ホーム→設定→ご利用控え設定→「お客様控え」「加盟店控え」の印刷をオフ(同じ画面で戻せます)
- iPadの設定→画面表示と明るさ→自動ロックを「なし」にする
- 営業中は、エアペイのアプリを開いたままにする
今週
- 開店の1分前にリーダーの電源を入れ、Bluetoothマークが2つ点いているか見る(表示まで約40秒)
- 控えを求められたときの出し方(履歴→対象の取引→控え発行→印刷)を、一度ためしておく
- 充電の目安は残量2割。閉店後に充電する習慣にする
様子見(急ぎません)
- プリンターの買い替えは、控えをオフにしてもまだ長いと感じたときに考える
- 予備の端末は「速さ」ではなく「1社に頼りきらないため」に足すかどうかで決める
▼「Squareなら速い」は本当か|調べてわかった証拠の中身
うちも気になって調べました。
どちらの会社とも関係のない立場の人が「速い」と言い切った証拠は、ゼロでした。
| 誰が調べたか | 何がわかったか |
|---|---|
| Squareのプレスリリース(委託した調査・2026年2月) | 5社450取引でSquare 5.13秒、エアペイ 15.75秒 |
| 両方を実際に使ったWeb制作業者のブログ(サロンでの利用) | 「スペック面の差はありません」 |
| 実名レビュー38件(企業メディアが集めたもの) | エアペイの接続の遅さに触れた人が4名 |
| 移動カフェのブログ(2026年6月) | Squareも通信の悪い場所で止まった |
1行目の数字は、Squareが委託した調査(2025年12月・450取引)で出たものです(Squareのプレスリリース・2026年2月2日)。
利害関係のある側が発注した調査なので、この数字だけを根拠に「エアペイは10秒遅い」と書くのは早すぎます。
両方を自分の店で使って比べた独立の報告は、「差なし」の1件だけでした。
一方で、エアペイの「接続に時間がかかる」という声は、実名のレビューにもあります(38件中4名・2025年10〜11月の投稿)。
Square側にも、通信の悪い屋外で止まった報告があります。
どちらもリーダーをスマホとつなぐ仕組みなので、電波の弱い場所で止まる点は同じです。
うちで使っているのはエアペイだけなので、体験で語れるのもエアペイだけです。
言えるのは「速さを理由に乗り換える根拠は、調べた範囲でゼロだった」までです。
じゃあ、変えても同じかもしれないの?
はい。だから次は「変える」より「足す」の話をしますね。
▼「変える」より「足す」|併用しても割引が受けられる
先に、うちの数字を出しておきます。
このあと書きますが、屋外2日間でカード決済は91件中3件でした。
件数だけ見れば、予備を用意する理由は弱いです。
それでも考えているのは、3件が「ゼロになる日」があるからです。
リーダーが壊れた日、サービスが止まった日は、カードのお客さんを丸ごとお断りすることになります。
月々の費用が0円なら、その日のために持っておくことはできます。
予備を足す理由は、電波より「1社に頼りきらないこと」です。
電波が切れれば、Squareのリーダーも同じ仕組みで止まります。
予備が守るのは、決済サービスが止まった日と、リーダーが壊れた日に、会計を続けられることです。
うちは、予備を買うかまだ考えている段階です。
決済代行会社が突然止まった事例を見てから、決済を1社に依存しない構えは考えるようになりました。
2026年5月の規約改定で変わったこと
2026年5月7日に、中小向け割引の規約が変わりました(規約改定のお知らせ・Airペイ FAQ・2026年4月27日掲載)。
正式名称は決済手数料ディスカウントプログラムで、自分が対象かどうかはエアペイの管理画面で確認できます。
条件にあった「Airペイ以外に、Mastercard®での信用販売(クレジットカードでの支払い)を可能とする端末を利用していないこと」が消えています。
Visa・JCBなども、ブランドごとに同じ趣旨の条件でした。
他社の端末と併用しても、エアペイの手数料割引が受けられるようになったわけです。
ただし割引には決済額の上限があります(Visaなら直近1年間で2,000万円以下など)。
この上限の計算には、他社端末で受けた決済額も含みます(Airペイ FAQ)。
つまり、併用しても割引そのものは続きます。
他社の分を合わせた決済額が上限を超えたときだけ、割引が外れて通常の料率に戻ります。
さらにAirレジは、Squareのリーダー(第2世代)で会計できることを案内しています(Squareで会計する方法・Airレジ FAQ)。
今売っている4,980円のものです。
注意が2つあります。
連携時はPayPayが未対応で、レシートが出るプリンターはスター精密製に限られます。
うちのMP-B20はセイコーインスツル製なので、Square側の控えは対象外になる可能性があります。
比べる前提として、うちのエアペイは端末が無償貸与(条件あり)・月額0円・カード手数料3.24%(中小向け割引に通れば2.48%。うちは未申込なので3.24%です)・iOSとiPadOSのみです。
予備の候補を並べます。
| 項目 | Square | STORES決済 |
|---|---|---|
| 端末代 | 4,980円(税込) | 27,720円。年契約で1台無償 |
| 月額 | 0円 | 0円か3,300円。月契約は3,960円 |
| カード手数料 | 2.5%〜。条件外は3.25%〜 | 2.48%〜。上位プランは1.98%〜 |
| 対応OS | iOS・Android | iOS・iPadOS・Android |
| 電波が無いとき | オフライン決済は対象外の端末あり | 公式サイトで確認 |
(端末代・月額・手数料は各社の料金ページ・2026年9月時点。最新は公式サイトでご確認ください)
手数料は、うちのエアペイより少し安いくらいです。
うちのエアペイは3.24%、Squareは2.5%〜、STORES決済は2.48%〜(月3,300円のプランなら1.98%〜)。
つまり足しても、手数料で損をする話にはなりません。
判断が要るのは、端末代を出すかどうかだけです。
Squareのアカウント作成は、写真付き身分証と銀行口座があれば数分程度です(Squareの案内)。
有効化メールのあと、Visa・Mastercard・American Express・銀聯(ぎんれん)はすぐ使えます。
ほかのブランドは5〜15日です。
Squareの2.5%〜には条件があり、「年間キャッシュレス決済額3,000万円未満」で「主要ブランドの対面決済」の場合です。
STORES決済のスタンダードプランは年契約のほかに月額契約があり、契約期間中の途中解約による返金はありません(STORESの料金ページ)。
途中解約時の扱いは、申し込む前にSTORESのサイトで確認してください。
借り物のこと。エアペイのカードリーダーやiPadは「無償貸与」で、やめるときは返します。
⚠️うちのiPadは、開業時にエアペイから貸与を受けた第9世代です。
2026年4月以降、返さなくてよくなったのは第6世代だけです。
うちは第9世代なので、解約すれば返します。
現行の案内では、貸与を続ける条件に「カードリーダーの常時設置」などがあります(Airペイ FAQ)。
だからうちが予備を足すなら、エアペイを常設したまま足す形になります。
決済会社の併用って、してもいいの?
いいんです。
2026年5月に規約が変わりました。
予備の話でいちばん誤解しやすいのが、費用です。
Squareはアカウントを作るだけなら費用がかかりません。
月額も0円です。
リーダーの4,980円を出すかどうかは、必要だと思った日に決めれば済みます。
順番だけ、先にしておく価値があります。
さきほど書いたとおり、主要4ブランド以外は使えるまで5〜15日かかります(Squareの案内)。
壊れてから申し込むと、その日数をそのまま待つことになります。
先に枠だけ作っておけば、待つのは「買うかどうか」を決める時間だけです。
▼屋外でカードリーダーがどれだけ働いたか|神戸マルシェ2日の実数
最後に、屋外でリーダーがどれだけ働いたかの実数です。
2026年7月18日・19日の神戸ハンドメイドマルシェで、Airレジに残った支払い方法の内訳を数えました。
2日間でAirレジを通った会計は91件。
うち現金が87件、エアペイのカードは3件、エアペイのQRは1件でした。
カードとQRの4件は、全部2日目でした。
1日目は、現金だけの42件です。
直接契約のPayPay・楽天ペイ・兵庫県のはばタンPay+はAirレジの外で受けているので、記録が残っている2日目だけを並べます。
2日目の全会計は63件でした(Airレジを通った49件と、Airレジの外で受けた14件)。
| 支払い方法 | 件数 | 件数の割合 |
|---|---|---|
| 現金 | 45件 | 71% |
| クレジットカード(エアペイ) | 3件 | 5% |
| QR決済(エアペイ) | 1件 | 2% |
| PayPay(直接契約) | 10件 | 16% |
| 楽天ペイ(直接契約) | 2件 | 3% |
| はばタンPay+(直接契約) | 2件 | 3% |
(表は件数の割合、ここからは金額の割合です)
2日目は、売上に占めるキャッシュレスの割合が約29%でした。
売上全体に対して、カードリーダーを通ったのは約4.6%で、直接契約のQRが約23%です。
2日通しのお客さんは109名でした(Airレジの外で受けた直接契約のQRのお客さんも含みます)。
リーダーが遅くても、屋外の売上の柱は現金と直接契約のQRだった、というのがうちの実測です。
マルシェで使っている端末は、店と同じiPad1台です。
エアペイの店舗登録は「店」と「イベント用」の2つに分けてあり、屋外の会計はイベント用の店舗で通します。
(加盟店規約で、店舗の外でカードリーダーを使う場合は、申込時にその旨を届け出る決まりがあるためです)
え、カードは2日で3件だけなの?
屋外は、QRと現金が主役でした。
▼よくある質問(FAQ)
Q1. エアペイのカードリーダーが遅いのは故障ですか?
多くは、無操作3分でスリープに入り、復帰に約5秒、再接続に約10秒かかる仕組みが原因です(Airペイ FAQ)。
故障は4年でゼロでした。
それでも長いなら、カード決済1回で紙が何枚出ているか数えてください。
緑のボタンで起こしても5秒でBluetoothマークが2つ点かない、充電は2割を切っていない、再ペアリングしても直らない、の3つが揃うときはサポートに相談してください。
Q2. 控えの印刷を止める設定はどこにありますか?
エアペイのアプリ→ホーム→設定→ご利用控え設定で、「お客様控え」「加盟店控え」の「印刷」をオフにします。
Airレジと連携している場合、出てくる紙はAirレジのレシート1枚になります(Airレジ FAQ)。
同じ画面で、いつでもオンに戻せます。
Q3. お客さんに控えを求められたらどうしますか?
エアペイのアプリの「履歴」から対象の取引を開き、「控え発行」→「印刷」で出せます。
「両方」「お客様控え」「加盟店控え」を選べて、あとから出した控えには「再印字」と印字されます(Airペイ FAQ)。
Q4. 読み取り画面のグルグル(ぐるぐる)は故障ですか?
通信待ちで、故障とは別です。
Airペイ FAQは、Wi-Fiの確認(機内モードのオン→オフ)→Bluetoothの接続確認→カードリーダーとiPadの再起動の順に案内しています。
Q5. Squareに変えたら速くなりますか?
両方を使って比べた独立の報告は「スペック面の差はありません」の1件だけで、「速い」と言い切れる証拠はゼロでした。
Squareの「5.13秒対15.75秒」はSquareが委託した調査の数字です。
Squareはうちで未使用なので、答えられるのは調べた範囲までです。
Q6. エアペイとSquareは併用できますか?
2026年5月7日の規約改定で、中小向け割引の条件から他社のカード決済端末を使っていないこと(要旨)が消え、併用しても割引が受けられるようになりました。
AirレジはSquareのリーダー(第2世代)で会計できます。
iPadの貸与を受けている店は、貸与を続ける条件(カードリーダーの常時設置など)をAirペイ FAQで確認してください。
Q7. QR決済の審査が遅いのは同じ話ですか?
別の話です。
カードリーダーの遅さは接続と電波と印刷の問題で、審査の遅さは申込後の日数の問題です。
QRは種類ごとにFAQの目安があり、審査の流れは冒頭で案内したエアペイ4年レビューにまとめています。
Q8. エアペイをやめると何が起こりますか?
解約フォームは、依頼したあとの取下げができず、解約日の指定もできません(Airペイ FAQ)。
振込一覧は解約後に見られなくなるので、先にダウンロードしておきます。
貸与を受けている端末は返却で、返却時の送料は店舗の負担です。
▼まとめ|遅くなる原因を知ってから、変えるか決める

- 遅いのは本当。ただし原因は読む速さの前(眠る・つながる)と後ろ(印刷)
- うちは控えの印刷で紙が3枚出ていた。設定をオフにして1枚に
- 控えが要るときは履歴から再発行できる
- リーダーは無操作3分で眠る。復帰約5秒+再接続約10秒(Airペイ FAQ)
- 「Squareなら速い」の独立した証拠はゼロ
- 2026年5月から、他社端末と併用しても割引が受けられる。今のまま予備を足す道がある
4年間、うちは「遅いのはリーダーのせい」だと思っていました。
実際は、開業時のままの設定が、紙を2枚多く出していただけでした。
レジで待たせている感覚があるなら、まずエアペイのアプリの「ご利用控え設定」を開いてみてください。
費用は0円です。
変える前に、まずできることがあるんだね。
予備を足すかは、それからで十分です。
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