お店のロゴ外注の費用と流れ|8万円で頼んだお菓子屋の実録
「お店のロゴ、プロに頼むといくらかかるの?」
「頼み方が分からないし、失敗したくない…」
開業の準備をしていると、お店のロゴを自分で作るか、外注するかで迷ってないですか?
こんにちは!わたしは兵庫県明石市で、妻と2人で棒付きマカロン専門店を営んでいます。
2022年の開業前に、お店のロゴを、友達の紹介で知り合ったデザイナーさんに外注しました。
結論から書くと、ロゴの費用は8万円、最初の連絡から受け取りまで約2か月半でした。
4年たった今も同じロゴを使っていて、もう一度作るとしても、同じようにプロに頼みます。
ただ、契約書を交わさなかったことなど、先に知っていれば防げたつまずきもありました。
この記事では、ロゴ外注の流れ、払った費用、届いた3つの案と規定書、困ったこと、頼む前に決めておくことを、当時のLINEのやり取りと請求書をもとにまとめます。
ロゴって、自分で作るのじゃだめなの?
最初は自分でも作ってみました!
でも結局、プロに頼んで作ってもらいました!
うちは紹介で頼んだのでココナラは使っていませんが、紹介のあてがないなら、ココナラでロゴを作るデザイナーさんを探す
のも一つの方法です(ココナラのロゴ作成の一覧ページに進みます)。
ここから、くわしく説明します。
▼ロゴ外注の結論|費用8万円・約2か月半。もう一度でもプロに頼む

お店のロゴは、友達の紹介で知り合ったデザイナーさんに頼みました。
払ったのはロゴ8万円です。
そのあと、ショップカードとシールのデザインを2万円で頼んだので、合わせて10万円になりました。
開業費用の内訳の記事で「ロゴ約10万円」と書いているのは、このカードとシールの分も合わせた金額です。
8万円で受け取ったのは、次のものです。
4年たった今も、お店のサイト、シール、マカロンの棒の焼き印、市の広報誌まで、同じロゴを使っています。
カードやシールまで届いたとき、デザイナーさんに「依頼してよかったと思います!」とLINEで送っていました。
今もう一度作るとしても、同じようにプロに頼みます。
ただし、次のことは、頼む前に知っておけばよかったと思っています。
どれも、頼む側が先に確かめておけば防げたことです。
契約書なしって、大丈夫だったの?
う…今なら、ちゃんと文字で決めておくよね!
▼ロゴを外注した理由と、頼んだ相手
外注にした理由|オンラインのお店は、デザインが大切
うちは最初、通販のお店として始めました。
お客さんがお店の前を通ることはないので、サイトやSNSで最初に目に入るのはロゴです。
当時、お店のブログには「オンラインたるもの、デザインが大切だ!」と書いて、思い切ってデザイナーさんに頼みました。
開業にかかった費用の全体は、お菓子屋の開業費用の内訳にまとめています。
頼む前に、無料のロゴ作成サイトで仮のロゴを作った
いきなり頼んだのではなく、最初は自分で、無料のロゴ作成サイトを使って仮のロゴを作りました。

この仮のロゴが、あとで役に立ちました。
デザイナーさんに「こんな雰囲気にしたい」というイメージとして、そのまま送れたからです。
企画書のA案は、この仮のロゴに近い、手書きの文字の案でした。
頼んだ相手|友達の紹介のデザイナーさん
頼んだのは、友達の前の職場の同僚だった、デザイナーの石山さん(CHOTIWARA)です。
作品は、インスタグラムの@chotiwara_designで見られます。
この記事の企画書・規定書の画像と、やり取りの内容は、石山さんに確認して載せています。
打ち合わせは、休日にLINEのビデオ通話で行いました。
最初の連絡で、連絡がつきやすい時間帯を教えてもらいました。
仕事を持ちながら受けている人に頼むなら、連絡の時間帯は最初に聞いておくと安心です。
友達の紹介だと、頼みやすそうだね
うん。だからこそ、お金の話はLINEに残したよ
▼ロゴを頼んでから届くまでの流れ|約2か月半

当時のLINEのやり取りから、日付をそのまま並べます。
| 日付(2022年) | やったこと |
|---|---|
| 3月中旬 | LINEで最初の連絡 |
| 3月21日 | ビデオ通話で聞き取り(約50分)。料金・支払い・案の数・受け取る形を決めた |
| 4月24日 | 仮のロゴと、お菓子の写真を送った |
| 4月29日 | 企画書(14ページ)で、3つの案が届いた |
| 5月8日 | 打ち合わせ(このあと、音符の形の案で進めた) |
| 5月21日 | 打ち合わせ。色の4案と、小さく使うための簡易版が届いた |
| 5月25日 | 色と英文を、LINEで伝えた |
| 5月27日 | 最終版と、ロゴの規定書が届いた |
| 5月28〜30日 | データを受け取り、全部そろったのを確かめた |
| 6月25日 | ロゴ代8万円を振り込んだ |
※LINEの記録と請求書で確かめました。
最初の聞き取りで決めたこと
3月21日のビデオ通話のあと、話した内容をメモにして、LINEで送りました。
話した内容を自分でメモにして送っておくと、言った・言わないを防げます。
デザイナーさんからは、事前にお菓子の写真を頼まれていました。
お店のことや目標を、雑談も交えて聞きたい、とも言われていました。
企画書が届いてから、決めるまで
4月29日に届いた企画書には、ロゴの案だけでなく、お店の考え方の整理まで入っていました。
「なんでもない日を特別にするお菓子」「ココロとカラダに、ハーモニーを」という言葉で、お店の考え方がまとめられていました。
そこから決めるまでは、打ち合わせ2回と、LINEで伝えた直し1回です。
5月28日に受け取りたいと伝えて、その日にデータが届きました。
▼届いた3つの案と、決めたロゴ
企画書には、3つの案が、うちのマカロンの写真に当てはめた見本つきで入っていました。

写真に当てはめた見本があると、商品に付けたときの姿を想像しながら選べます。
音符に見える3つの形の意味
音符に見える3つの形は、実は旗を立てた棒付きマカロンです。
企画書には、お店の「旗揚げへのエール」も込めてくれました。
3つの形には、お店がお客さんに届けたい3つの思いが込められています。
色は4つの組み合わせから選んだ
5月21日には、色の組み合わせが4つ届きました。

うちは、緑の案(Color C)の文字だけを、こげ茶に変えてもらいました。
ロゴに添える英語の言葉は「Harmony to you」にしました。
直しをLINEで伝えたのはこの1回だけで、2日後に最終版が届きました。
写真に当てはめた見本、分かりやすいね!
うん。お店に並んだ姿が想像できたよ
▼ロゴ外注にかかった費用|ロゴ8万円、カードとシールで2万円
デザイナーさんに払ったデザイン代を、請求書と振込の記録から並べます。
| 頼んだ時期 | 頼んだもの | デザイン代 | 払った月 |
|---|---|---|---|
| 2022年3〜5月 | ロゴ | 80,000円 | 2022年6月 |
| 2022年7月 | ショップカード・シール2種類・包装紙 | 20,000円 | 2022年8月 |
| 2022年秋 | イベント用のチラシ | 50,000円 | 2022年11月 |
| 2023年夏 | 新しい商品のチラシ | 50,000円 | 2023年8月 |
※印刷代は別に払いました。紙や部数、急ぎかどうかで変わります。
最初は10万円。直しが少なく、中身が増えた
最初の約束は、ロゴだけで10万円でした。
ロゴを受け取ったあと、デザイナーさんから提案がありました。
最初は直しのやり取りも見込んで見積もっていたが、直しが比較的少なかったので、同じ10万円でショップカードとパッケージの台紙もデザインしたい、という内容です。
このときは、SNSで呼びかけたプレオープンの予約が、もう60人近く入っていて、自分たちで作ったカードと箱で始めることにしていました。
そこで、ロゴは8万円にしてもらい、カードなどを頼むときに2万円を払う形にしました。
7月に頼んで、開業の直前に、ショップカード・2種類のシール・包装紙のデザインと印刷が届きました。
直しが少なかったことで、同じ10万円の中身を増やしてもらえた形です。
請求書の件名は、屋号を入れてもらった
請求書は、件名を「いろはのおとロゴ費用」にしてもらいました。
帳簿に付けるときに何の代金か分かるよう、品名と件名は届いたその場で確かめるのがおすすめです。
ロゴのあとも、同じデザイナーさんに頼んだ
ロゴのあとも、約1年、チラシや印刷物を同じデザイナーさんに頼みました。
チラシは、予算を「3〜5万円」と先に伝えて、その中で作ってもらいました。
ロゴと同じ色合いで、カードやシール、チラシまでそろえられました。
今は、ショップカードやチラシはCanvaで自作して、ラクスルで印刷しています。
くわしくはCanvaで作るサンキューカードの作り方とCanvaのチラシをラクスルで印刷する手順にまとめています。
▼受け取ったデータと、ロゴの規定書(ガイドライン)
最後に受け取ったのは、次の4つです。
ロゴの規定書は、デザイナーさんは「ロゴのガイドライン」と呼んでいました。
ロゴの規定書が、4年後に役立った
規定書には、ロゴの色の番号、まわりに空けておく余白、してはいけない使い方が書かれています。

暗い背景の上でも見えるように、白抜きや黒一色のロゴも入っていました。
2026年8月、明石市の広報誌に載せてもらうことになり、市の担当の方からロゴのデータを頼まれました。
そのとき、Illustratorのデータと規定書のPDFを送るだけで済みました。
印刷物に使ってもらうときは、画像よりも、色の番号が入ったデータと規定書を渡すほうが、色のずれやロゴのつぶれを防げます。
ロゴの画像だけでなく、元のデータと規定書まで受け取れるかは、頼む前に確かめておきたいところです。
規定書って、もらえるのが普通なの?
人によるよ。だから頼む前に聞いておくと安心
▼ロゴを外注して困ったこと|先に確かめれば防げた
困ったことは、どれも、先に確かめておけば防げたことでした。
Illustratorのデータが開けなかった
受け取った元のデータは、Illustratorで作られていました。
当時のわたしはIllustratorを持っておらず、しかも「Illustrator」だと思って入れたアプリが、Illustratorの解説アプリでした。
結局、デザイナーさんに画像に書き出して送り直してもらい、全部のデータを確かめられたのは、受け取りの2日後でした。
Illustratorのデータで受け取るなら、自分がそのソフトを開けるかを先に確かめる。
開けないなら、PDFと画像もいっしょにもらうよう、最初に頼んでおきましょう。
アプリをまちがえたの?
そう…いま思い出しても恥ずかしい
Illustratorは、Adobeの有料サービス(Creative Cloud)で使えるソフトです。
今はうちもCreative Cloudを契約していて、ロゴやPOPはIllustratorで開いて直しています。
確認用の画像で印刷して、チラシが荒くなった
2022年11月、イベント用のチラシを自分で印刷に出したら、画像が荒く仕上がりました。
LINEで送ってもらったjpgの画像を、そのまま印刷に使ってしまいました。
印刷用のデータ(入稿データ)は、ファイルを送るサービスで別に届いていました。
デザイナーさんからは、増し刷りのときは手数料をもらわずに注文と入稿もしますよ、と提案してもらえました。
見るための画像と、印刷用のデータは別物です。
どれを印刷に使えばいいかは、受け取るときに聞いておきましょう。
最終の金額が決まるまで、1か月近くかかった
データをすべて受け取った翌日に、最終の金額と振込先を聞きました。
金額が決まったのは、6月23日でした。
後払いの約束だったので、困ったわけではありません。
途中で金額や中身が変わったときも、LINEなどの文字で残しておくと安心です。
次に頼むとき、印刷のサイズが分からなくなった
シールやカードを増やそうとしたとき、前に刷ったサイズが分からなくなり、デザイナーさんに聞き直しました。
印刷した会社・サイズ・紙の種類・部数は、最初に刷ったときにメモしておくのがおすすめです。
また、デザイナーさんからは、前回は2日で届けた急ぎの注文だったので、印刷代が割高になっていたと教えてもらいました。
納期に余裕を持って頼むほうが、安く済みます。
▼ロゴを外注する前の注意点|うちは契約書を交わしていない
正直に書くと、うちは契約書を交わしていません。
料金や直しの回数はLINEで決めましたが、著作権や、ロゴを使っていい範囲は、文字で決めていませんでした。
これから頼む人には、ここを先に決めてほしいと思っています。
お金を払っても、著作権は自動で移らない
文化庁の「誰でもできる著作権契約マニュアル」では、作品を作った人に著作権があり、依頼した側が持つには、契約での取り決めが必要だと説明されています。
全部を譲ってもらうときは、「著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含む」と書いておく必要がある、とも書かれています。
この2つは、ロゴの形を変えたり、作り直したりすることに関わる権利です。
また、作った人の「著作者人格権」は、譲ることができません。
あとで色や形を直すつもりなら、その権利を使わない約束(不行使)を書いておく方法があります。
出典:文化庁「誰でもできる著作権契約マニュアル」(令和5年3月)
頼む前に決めておくこと

決めたことは、文字に残す。
打ち合わせのあとに、話した内容をメモにして送るだけで十分です。
うちから伝えたいこと|直しは一度で、代金はけちらない
うちの経験から伝えたいのは、次のことです。
うちは直しが少なかったぶん、同じ予算でカードやシールまで作ってもらえました。
安さだけで選ぶのではなく、出せる予算を伝えたうえで、その中で信頼できる人を探すのがおすすめです。
予算を言うの、ちょっと気まずくない?
先に言うほうが、相手も提案しやすいですよ!
あとでお金のトラブルを減らすためにも始めから予算感は共有しましょう。
▼今ならどうする?|自分でイメージを作ってから、プロに頼む
今もう一度ロゴを作るとしても、同じようにプロに頼みます。
当時は無料のロゴ作成サイトで仮のロゴを作りましたが、今はCanvaやAIで、色や雰囲気の違うイメージを手軽にいくつも試せます。
形のあるイメージがあると、話が早くまとまります。
Canvaで作ったのを、そのまま使うのはだめ?
お店の顔にするなら、仕上げはプロが安心だよ
Canvaの公式ヘルプでは、Canvaのテンプレートで作ったロゴは、ほかの人も同じものを使えるため、商標として登録できないと案内されています。
お店の顔として長く使うロゴは、イメージづくりだけCanvaやAIで行い、仕上げはプロに頼むのが安心です。
知り合いがいなければ、ココナラで探す
うちは友達の紹介で頼めましたが、紹介のあてがない人も多いと思います。
ココナラは、個人のデザイナーさんに、ネットで直接仕事を頼めるサービスです。
※2026年10月に、ココナラの公式サイトとヘルプで確認しました。
ココナラの公式の解説では、ロゴの著作権は基本的に作ったクリエイター側にあるとされています。
出品者によっては、著作権を譲るのを別料金のオプションにしているので、買う前に出品ページで確かめましょう。
うちはココナラを使っていないので、使い心地は書けません。
ただ、イメージを見せる・予算を伝える・受け取る物と著作権を先に決めるという頼み方は、相手がだれでも同じです。
▼よくある質問(ロゴ外注)
Q1. ロゴを外注すると、いくらかかりますか?
A. うちは、友達の紹介で知り合った個人のデザイナーさんに頼んで、ロゴ8万円でした。
ココナラのロゴ作成の一覧ページでは、1万円〜3万円が中心と案内されています。
案の数、直しの回数、受け取るデータ、著作権の扱いで値段は変わるので、何が含まれるかで比べてください。
Q2. 頼んでから届くまで、どのくらいかかりますか?
A. うちは、最初の連絡から受け取りまで約2か月半でした。
聞き取りから企画書まで約1か月、そこから最終版が届くまで約1か月です。
開業日が決まっているなら、余裕をもって早めに相談を始めると安心です。
Q3. ロゴの修正は、何回まで頼めますか?
A. 頼む相手との約束しだいです。
うちは「回数は決めない」という約束で、実際にLINEで伝えた直しは1回でした。
ココナラでは、出品者ごとに修正の回数が決まっていることが多いので、買う前に出品ページで確かめましょう。
Q4. ロゴの著作権は、お金を払えば譲ってもらえますか?
A. お金を払っただけでは、著作権は自動では移りません。
文化庁のマニュアルでは、譲ってもらうには契約での取り決めが必要と説明されています。
うちは契約書を交わしていないので、これから頼む人は、頼む前に決めておきましょう。
Q5. Canvaのテンプレートで作ったロゴではだめですか?
A. お店を始めるだけなら、自作のロゴでも始められます。
ただ、Canvaの公式ヘルプでは、テンプレートで作ったロゴは商標として登録できないと案内されています。
長く使うつもりなら、自分で作ったものはイメージとして使い、仕上げをプロに頼む方法もあります。
Q6. 受け取るデータは、何をもらえばいいですか?
A. 元のデータ(Illustratorなど)、印刷用のPDF、使いやすい画像(png・jpg)の3つがあると困りません。
うちは、ロゴの使い方を決めた規定書ももらい、4年後に市の広報誌へデータを渡すときに役立ちました。
Q7. 知り合いの紹介で頼むときに、気をつけることは?
A. 頼みやすいぶん、お金や権利の話があいまいになりやすいです。
料金・払う時期・直しの回数・著作権は、打ち合わせのあとにメモにして送り、文字で残しておきましょう。
Q8. ロゴは商標登録したほうがいいですか?
A. うちは、ロゴの形ではなく、店名の文字だけを商標登録しました。
手続きと費用は商標登録を自分でやった記事にまとめています。
ロゴの形を登録したいときは、デザイナーさんから著作権を譲ってもらえているかも、先に確かめておきましょう。
▼まとめ|ロゴ外注は、決めることを先に決めてから
最後に、この記事の要点をまとめます。

- 費用:ロゴ8万円。カードとシールのデザインを足して10万円
- 期間:最初の連絡から受け取りまで約2か月半
- 進め方:仮のロゴを見せて、3つの案から選び、LINEで伝えた直しは1回
- 受け取った物:元のデータ・PDF・画像21種類・ロゴの規定書
- つまずき:データが開けない、確認用の画像で印刷、契約書なし
- 今なら:自分でイメージを作ってから、プロに頼む
まずやること
イメージを作るところからなら、すぐできそう!
うん。素敵なロゴは、何年もお店を助けてくれるよ!
開業の流れ全体はお菓子屋を開くまでの流れ、かかった費用はお菓子屋の開業費用の内訳にまとめています。
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