マネーフォワード×Claude、経費の自動仕訳はできる?非エンジニア店主が検証【2026】
- マネーフォワード×Claudeで確定申告がどこまでラクになるかがわかる
- 噂の「AIで経費を自動仕訳」が、今できるのか/できないのかが実例でわかる
- 非エンジニアでも、アプリ設定だけでAIと会計をつなぐ方法がわかる
- AIに任せていい作業と、自分(や税理士)がやるべき作業の線引きがわかる
- 税理士なしで自力申告する人が、AIを「確認・検算の相棒」にする使い方がわかる
確定申告の経費の仕分け、毎年ほんとうに面倒ですよね。「AIで自動になれば…」と思っても、「うちはマネーフォワードだから無理かな」「プログラミングなんてできないし」と諦めていませんか?
私もそうでした。でも2026年、私が3年使っているマネーフォワード クラウド確定申告がClaude(AI)とつながったんです。結論から言うと——“自動仕訳”はまだできませんでした。でも“確定申告前の集計・検算の相棒”としては想像以上。その「できること・できないこと」を、非エンジニアの私が正直にお話しします。
いろはが使っている会計ソフトはこちら👇
▼結論:AIに「任せていいこと」と「ダメなこと」

私は税理士をつけず自力で青色申告(65万円控除)をしているので、なおさら「AIは下ごしらえ、最終チェックは自分の目+公式情報」と決めています。
※この記事は実体験の紹介で、税務アドバイスではありません。最終判断は国税庁の情報や税務署・税理士にご確認ください。
▼まず、この記事に出てくる言葉をやさしく
むずかしい言葉が出てきますが、ぜんぶ「ざっくりこういう意味」で大丈夫です。
- 仕訳(しわけ):その出費が「家賃」「通信費」など、どの種類のお金かを会計のルールで分けること
- 自動仕訳:その分け作業を、AIや会計ソフトが自動でやってくれること
- 未仕訳(みしわけ):まだ分けられていない取引(クレカ明細などが取り込まれただけの状態)
- 試算表(しさんひょう):今いくら売れて・いくら使ったかをまとめた“成績表”のような表
- 勘定科目(かんじょうかもく):経費の種類の名前(地代家賃・通信費・消耗品費など)
- 自動連携:銀行やクレジットカードの明細が、マネーフォワードに自動で取り込まれる機能
- MCP・API:アプリ同士を“つなぐ仕組み”の名前。むずかしい言葉ですが、使う私たちは意識しなくてOK
- コネクタ:Claudeに外のサービスをつなぐ“差し込み口”
- 青色申告/65万円控除:きちんと帳簿をつけると税金が安くなる申告方法。最大65万円分を所得から差し引ける
- 専従者給与(せんじゅうしゃきゅうよ):いっしょに働く家族に払うお給料(青色申告で経費にできる)
▼そもそも「マネーフォワード×Claude」って何?
2026年3月26日、マネーフォワード クラウド会計・確定申告がAIエージェント機能(MCPサーバー/API)を全プランに開放しました(出典:マネーフォワード公式発表・2026年3月26日/公式ガイド)。これでClaude(Claudeアプリ/Claude Code)から、マネーフォワードのデータを操作できるようになりました。freeeなど他社が先行していたこの分野で、MFも全プランで開放され、選択肢が広がったのがニュースです(公式の開放は「クラウド会計・確定申告」が対象。私はクラウド確定申告で使えました。最新の対応プランは公式でご確認を)。
え、マネフォがAIとつながったの!?どういうこと?
SNSでも「マネフォもAIに対応してくれた!」と話題になっていて、私もMF派なので即トライしました(笑)
▼用意するもの(プログラミング知識は不要!)
- マネーフォワード クラウド確定申告(私が使っているプラン)
- Claudeの有料プラン(Pro/Max。私はMax)
- パソコン(私はMac)
APIの難しい設定やコード書きは不要。アプリの画面操作だけでOKでした。なお会計はマネーフォワード クラウド確定申告で、クレカや銀行を自動連携でき、確定申告まで一気通貫です。
▼【一番カンタン】Claudeアプリでつなぐ手順

①まずマネーフォワード側で連携を許可します。
別サイトの「アプリポータル(app-portal.moneyforward.com)」にログイン →「ユーザー」→自分を編集 →「アプリ連携」「クラウド会計・確定申告」にチェック →保存。

②Claudeアプリの「設定 →コネクタ→右上の+→カスタムコネクタを追加」を選びます。

③名前「マネーフォワード」、URLに公式のMCPアドレス(公式ガイド参照)を貼って追加 →認証(ブラウザでMFにログイン・許可)。
④つながると、マネーフォワードのツールがずらりと表示されます(私の環境では19個。2026年6月時点で、今後の機能拡張で増える見込みです)。

設定とか難しそう…私、ITほんとに苦手なんだけど、できるのかな?
ここまで5分くらい。コードは一行も書いていません。拍子抜けするほど簡単でした
⚠️ツールは全部「承認が必要」のままにしておくと安心です(AIが勝手に帳簿をいじりません)。
【上級者向け】ターミナルのClaude Codeでも繋げます:「claude mcp add」でURLを登録 →「/mcp」で認証。私は最初こちらでやりましたが、インストールやPATH設定で少し手間でした。初心者はアプリのコネクタ版がおすすめです。

▼やってみた①:経費の集計(これは“できる”・しかも速い)
私が打った指示:「マネーフォワードから今年の試算表を取得して、経費で金額が大きい勘定科目トップ3を教えて」。

結果は約20秒(私の場合)。経費トップ3+構成比+4位以下+(家族への)専従者給与の別枠注記まで、整理して返してきました。私の場合のトップ3は「地代家賃・広告宣伝費・消耗品費」でした(具体的な金額は伏せますが、構成比や順位まで一瞬で整理してくれました)。
ねえ、経費の計算とかもやってくれるの?
「専従者給与は経費とは別枠ですが含めますか?」と気を利かせてきて、ちょっと感動。確定申告前にこれが一発で出るのは助かります
確定申告前の「今いくら経費を使ってる?」「どこが多い?」の把握が一瞬。これは普通に便利でした。
▼やってみた②:AIに仕訳を任せられる?【できた/できなかった】
まず、一番やりたかった「自動連携で取り込まれた“未仕訳”の取引を、AIが読み取って自動で仕訳して」を試しました。
結果は——できませんでした。Claudeの回答を要約すると、「自動連携で取り込まれた“未仕訳の取引一覧を読み取る”機能がこの連携には無い。中身が読めないので、推測して仕訳することもできない」とのこと。
つまり、溜まった“未仕訳の山”をAIに丸投げで片付けてもらうのは、今はまだ無理。ネット上でも同じ点が指摘されています。
ただ——逆に「この内容で仕訳を作って登録して」と“こちらが内容を伝えれば”、仕訳の新規作成・登録はできました。実際に「消耗品費110円を現金で」「書籍代330円を新聞図書費で」と伝えたら、AIが正しい勘定科目で仕訳を作り、MFに登録までしてくれました(私が試したテスト仕訳は、確認後すぐ削除しています)。
整理すると——「溜まった未仕訳をAIが自動で片付ける」のはまだできない/「内容を伝えての仕訳の作成・登録」はできる。これが今の正確な姿です。
めんどくさい仕訳も全部やってくれない!?
正直、ここが一番やってほしかった…!
でも“できない”と先に分かったのも収穫。期待しすぎて後悔、を防げます
▼AIに任せる/人がやるの線引き
- ✅AI:集計・確認・検算・「この数字おかしくない?」の相談
- 🙅人(自分・税理士):税務の最終判断、家事按分など“判断”が要るところ
- 🔒お店や顧客の個人情報は、AIに貼らない。会計データも必要以上に細かく渡さない
ぜんぶAIに任せない方が良いのね?
飲食を扱う身として、アレルギー表記もそうですが「人が最後に確認」は絶対のルールにしています
▼結局いま、何に使える?
- ❌「丸投げで確定申告が終わる」…はまだムリ
- ✅「確定申告前の検算・経費把握・“この科目いくら?”の質問の相棒」…これは今すぐ便利
税理士をつけていない私には、“もう一人の確認役”ができた感覚で、不安がちょっと減りました。
▼よくある質問
Q. 無料でできる?
A. Claudeの有料プラン(Pro/Max)が必要です。MF側は対応プランなら追加料金なしでした。
Q. 安全?情報は大丈夫?
A. ツールは「承認が必要」にでき、AIが操作する前に毎回確認できます。私は念のため、お店や顧客の個人情報は渡していません。
Q. プログラミングできなくても?
A. はい。アプリのコネクタ設定だけで、コードは書きませんでした。
Q. 溜まった未仕訳をAIが自動で片付けられるのはいつ?
A. 「溜まった未仕訳をAIが自動で読み取って片付ける」のは2026年6月時点で未対応です(未仕訳を読む機能がないため・今後の機能拡張に期待)。なお「この内容で仕訳して」と内容を伝えれば、仕訳の作成・登録は今もできます。
▼まとめ:AIは“答え”じゃなく“下ごしらえ&検算係”

自動仕訳はまだ。でも「確定申告前の確認・検算の相棒」としては、非エンジニアの私でも十分使えました。大事なのは「AIに下ごしらえ、最終チェックは自分の目(と、つけているなら税理士)」。税理士なしで自力申告している人ほど、“もう一人の確認役”として試す価値があると思います。
(※関連:会計の税務リスクチェックは タックスナップの記事 / そもそもClaude Codeって?は こちらの記事 もどうぞ)
ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ
お問い合わせはこちら
