Shopifyの無料AI「Sidekick」を4年店主が使ってみた|本当のこと・任せない線引き【2026】
- ✅AIにお店を壊されずに付き合う安心が手に入る
- ✅Sidekickが無料で何ができるかがわかる
- ✅自分の店のデータをAIに日本語で質問するやり方がわかる
- ✅AIに任せて大丈夫なこと・ダメなことの線引きがわかる
- ✅SidekickとClaude Code(自分でつくれるAIの道具)、どっちを何に使うかがわかる
Shopifyに、無料のAI「Sidekick(サイドキック)」が来たらしい。
でも「何でもできます!」の解説ばかりで、結局自分の小さな店で何に使えるの?
——そう思っていた私が思い切って自分の店で使い倒してみました!
結論から正直に言うと、Shopifyの無料のAI、Sidekick(サイドキック)はまだ“相棒”とは言えませんでした(笑)。今月の売上を日本語で聞けば即答してくれるし、無料で触ってみる価値は十分あります。ただ、今本気で使うなら、ClaudeやChatGPTの方が頼りになる
——これが私の本音です。
そして任せきりにすると“事故”も起きます。実際、私は商品説明の漢字をSidekickに文字化けされて、そのまま保存してしまいました(笑)。そこから直すのが、なかなか大変で…。
この記事は、明石で棒付きマカロン店を夫婦で4年営む非エンジニアの私が、Sidekickを自分の店で動かして分かった「本当のこと」と「任せない線引き」を、いい所も事故った所も正直にお話しします。脅しません。安心して読んでください。
💡これからShopifyを始める方へ:このSidekickは、Shopifyなら最初から無料でついてきます。お店の始め方や無料お試しの条件は、Shopify公式サイトで確認できます →
▼結論:いまのSidekickより、ClaudeやChatGPTを使うほうがいい

むずかしく考えなくて大丈夫。私が4年やってる店で使ってみて、覚えたことは3つだけでした。
- 店のことを日本語で聞ける
→今月の売上は?売れてない原因は? - 商品ページの弱点を見つけてくれる
- でも、丸投げはダメ
→最後の「保存」は、必ず人が読んでから押す
AIが勝手に全部やってくれるの?
下書きまではね。でも“保存”は私が押すよ。
理由は…あとで正直に話します(笑)
ただ、正直に言うと——これだけ便利でも、「じっくり考える」「文章を一緒に練る」といった“相棒”の仕事は、今はClaudeやChatGPTの方が上でした。だからSidekickは“無料で気軽に触れる入口”。日々の相棒は別のAI、というのが私の今の結論です。
▼そもそもSidekickって?(無料・上の「何でも質問して」バー)

Sidekick(サイドキック)は、Shopify公式のAIアシスタントです(私の画面では、最初から使えました)。
- 私のベーシックプランでは、追加料金なし・設定不要で使えました。入口は、管理画面の上のほうに出てくる「何でも質問してください…」の入力バー。私の画面では中央にありました。
- 日本語でOK。私もぜんぶ日本語で話しかけました。
そして私のホーム画面では、聞いていないのに「カゴ落ちメールで売上を回復」「AIの買い物客で変更をテスト」みたいな提案カードが向こうから並んでいました(これがSidekick本体の機能なのか、Shopifyのホーム画面の機能なのかは、私にははっきり断定できません)。どちらにせよ、カードは“提案”なので、押さなければ何も変わりません。最初は気づかなかったけど、勝手に「ここを直したら?」と教えてくれるのは“気が利くところ”のひとつですね。
勝手に提案してくれるなんて、おせっかいだね(笑)
そうだね(笑)でも「何から手をつけよう」の入口になるのは助かるよ。むずかしそうな提案は、今は気にしなくて大丈夫。
【コツ】まずは上の「何でも質問してください…」のバーに、「今月の売上を教えて」と話しかけるだけ。それで“お店のAI”が起動します。
※Sidekickの機能や無料の条件、最新のアップデート(エディション)はよく変わります。必ずご自分の画面と公式で、今の状態を確認してください。
▼効果があった:店の数字を“日本語で質問”できる
私がいちばん「すごい」と思ったのはこれでした。
「今日のセッション数と、今月の売上を先月と比べて教えて」
——そう日本語で聞いただけで、すぐ答えが返ってきました。
- 今日のセッション数(=今日サイトを見に来た回数):〇〇
- 今月の売上:〇〇円(先月は〇〇円→+〇〇%)
数字やグラフを読むのが苦手な私でも、話しかけるだけで教えてくれる。これだけでもう、ちょっと感動でした。
そして本当に驚いたのは、ここから。「オンラインの売上を伸ばしたい」と相談したら、Sidekickがストアを分析して、こう言ったんです。
「検索から月〇〇件以上のアクセスがあるのに、ほとんど売れていません。集客より“買ってもらう体験”の改善が最優先です」
…これ、自分ではまったく気づいていませんでした。「人は来てるのに、売れてない」。言われて初めて、いちばん大事な課題が見えたんです。
自分じゃ気づけないところを見てくれるんだ。
そう。数字が苦手でも「先月と比べて」「何が一番売れた?」って日本語で聞くだけでいいの。
(※「じゃあ売上はどう伸ばすの?」という具体的な考え方は、別記事「Shopifyで売上が伸びない時の5つの突破口」にまとめています。)
▼商品ページの“弱点”も見つけてくれる(+文章づくりも)
「商品ページの悪いところは?」と聞くと、全17商品を見て、こんな弱点を教えてくれました。
- SEO(検索で見つけてもらうための設定)が抜けている商品がある
- 期限切れの古い情報が残っている
- サイズ違いやギフト包装などの選択肢が少ない
さらに、SEO用の文章や商品説明、キャッチコピーまで“下書き”を作ってくれます。
ただ、商品説明をAIで作る話は、前にClaude Codeでやった実体験を別記事に書いているので、文章づくりの深掘りはそちら(Shopifyの商品説明文、AIでここまで作れる)に譲りますね。Sidekickは「Shopifyの中で・その場で・無料で」できるのが手軽さのポイントです。
▼イマイチだった・ヒヤッとした(正直に)
正直に“イマイチだった所”も書きます。ここがいちばん大事です。
- 細かい日本語の整えは苦手。絵文字の後の余計なスペースを、私が2回言うまで気づきませんでした。
- 私が触った範囲では、見えるのはShopifyの中だけ。Shopify内の数字(セッション・売上・さっきの検索アクセスなど)は教えてくれるけど、Shopifyの“外”にあるツール(アクセス解析のMicrosoft Clarityなど)は「私からは確認できません」と言われました。
- そして——いちばんの事件。
🔥正直に告白します。AIに商品説明を“文字化け”されて、保存してしまいました

夏の商品「のりぽー」の説明文を、季節表記の修正ついでにSidekickに整えてもらったんです。出てきた文章は、パッと見きれいでした。だから私は「OK!」と保存しました。
でも、あとでよく見たら——漢字がいくつも、別の字に化けていたんです。
- 瀬戸内→「瀮内」
- 海苔→「海苙」
- 山椒→「山椰」
- 爽やか→「爱やか」

見た目がそっくりな字に化けるから、ぜんぜん気づかなかったです。お客さまには「瀮内・明石の海苙」と、壊れた文字で表示されていました。
幸い、あとで自分で読み返していて気づきました。化けた漢字を正しく打ち直して、上書き保存。今はちゃんと「瀬戸内・明石の海苔」「山椒」「爽やか」に戻っています。でも——気づけたのは、たまたま。だからこそ、声を大にして言いたいんです。
AIが間違えてるの!?
うん。賢い。しかも“それっぽく”間違えるから、本当に気づきにくい。
▼“法律のブレーキ”を踏んでくれたのは、実はClaudeだった
これは本当に驚いたのですが——
私が「比較価格(定価→割引、の“定価”)」を設定しようとしたとき、先回りで止めてくれたAIがいました。
「実際に販売していない価格を“定価”にすると、二重価格表示で景品表示法に触れる可能性があります。その500円は、実際に売っていた価格ですか?」
正直に「…してないです(笑)」と答えたら、「それなら外した方が安全ですね」と。
——でもこれを言ってくれたのはSidekickではなく、相談していたClaudeの方(衝撃)でした。こういう“考えて、立ち止まらせてくれる”仕事は、やっぱり今はClaude(やChatGPT)の方が強いんです。
危ないところだったね…!
うん。知らずにやっちゃうところだった。ただ、AIの指摘はあくまで“気づきのきっかけ”ですね。最終判断は、専門家や公式の情報で確かめてね。
▼わたしの線引き:任せるのは下書きまで。「保存」は必ず人が読む
この事件で、私の線引きがはっきりしました。
Sidekickは、提案や文章づくり、編集まではどんどんやってくれます。でも、私が触った範囲では、最後の「保存」は自分で押す形でした。つまり——読まずに保存すると、文字化けもそのまま確定してしまう。命綱は「保存の前に、人が読む」、これだけです。
もうひとつ学びがありました。間違いに気づいたとき、AIに「直して」と頼んだら、かえって内容が二重になったり、ややこしくなったりして。結局、人がサッと直すのがいちばん速かったんです。非エンジニアの私でも、正しい字を打ち直すだけで、すぐ戻せました。
賢いAIも、最後は人がハンドルを握るんだね。
そう。これは姉妹記事「AIに渡していい情報・ダメな情報の線引き」で書いた“操作の線引き”そのもの。お客さまの情報を入れない、送信や確定は人が最後に、も同じ考え方だよ。
- ① 下書き・分析は、どんどん任せる
- ② 保存・公開の前に、必ず自分の目で読む
- ③ おかしかったら、AIに直させず“人”が直す(その方が速い)
▼SidekickとClaude Code、どう使い分ける?
私はSidekick以外に、Claude Codeも使っています。使い分けは、こんな感じです。
- Sidekick=Shopifyの中で・その場で・無料。店のデータや商品まわりに強い。手軽。
- Claude Code=店の外も含めて横断・自作(LINEアプリやSkill(Claudeに作業手順を覚えさせる機能)まで作れる)。自分の道具として、手綱を握れる感覚。
正直な実感を言うと——Sidekickは「最初すごく便利」と思ったけど、間違いの修正は結局こっちの仕事でした(笑)。Claude Codeの方が「自分で組んでる」ぶん、コントロールしやすい感じはあります。どちらが上、ではなく、場面で使い分けですね。そして——「じっくり考えたい」「文章を一緒に練りたい」ときは、ClaudeやChatGPTのような“おしゃべりできるAI”に相談する方が、今は頼りになります。Sidekickは“Shopifyの中のその場の作業”、考える相棒は別のAI、という感じです。
▶ そもそもClaude Codeって何?という方は、4年やってる非エンジニア店主が使い倒した実体験をこちらに → Claude Codeとは?個人事業主が使ってわかった使い方
▼まとめ:Sidekickは“入口”。日々の相棒はClaude/ChatGPT

覚えるのは、3つだけ。
- 店のことを日本語で聞ける便利な道具(売上・弱点・改善のヒント)
- 保存の前に人が読む
- おかしければ人が直す(AIに直させない)
この線引きさえ決めれば、Sidekickは“まず触ってみる入口”として怖くありません。ただ、日々の相棒として頼るなら、今はClaudeやChatGPTの方が上、というのが私の現時点の本音です。そして——AIがShopifyに溶け込む流れは、これからもっと進むので、Sidekickがこの先“相棒”に育つ可能性は十分あります。“線引き”を先に決めておくと、機能が増えても慌てずに使えます。
- Sidekickに「今月の売上を先月と比べて」と聞いてみる
- 「商品ページの弱点は?」と聞いてみる
- 直してもらったら、保存の前に必ず読む
▶ まだShopifyを使っていない方は、まずこちら → Shopifyの始め方
▼よくある質問(FAQ)
Q. Sidekickは無料?どのプランで使える?
A. 追加料金なしで使えます。私はベーシックプランで使えました(プランの細かい条件や最新情報は、公式でご確認を)。
Q. 日本語で使えますか?
A. 使えます。私はぜんぶ日本語で動かしました。
Q. お客さまの個人情報を入れて大丈夫?
A. 入れません。AIに渡していい情報・ダメな情報の線引きは、別記事にまとめています。
Q. Sidekickに任せたら、間違えませんか?
A. たまに間違えます。私は商品説明の漢字を文字化けされて、そのまま保存してしまいました(あとで自分で気づいて直しました)。だから「保存の前に、自分の目で読む」のがいちばん大事です。
Q. Claude CodeとSidekick、どっちを使えばいい?
A. Shopifyの中の作業はSidekick、店の外も含めた自作はClaude Code、と使い分けています。
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