📋この記事からわかること
  • 入れていい情報とダメな情報を見分けられる
  • お客さまの情報を扱うときの考え方がわかる
  • パスワードや鍵を守るコツがわかる
  • まちがえて入れた時の直し方がわかる
  • AIの「学習オフ」設定の場所がわかる
  • こわがらずにAIで時短できるようになる

「AIは便利そう。でも、お客さんの情報を入れて大丈夫…?」

私も、最初はそこが一番こわかったです。でも、覚えることはたった2つだけ。

① パスワードや鍵は、ぜったいに入れない。② お客さまの名前や住所は、ぜったいに入れない。これだけ守れば、あとは安心して使えます。むしろ、公開している情報はどんどん入れて、ラクをしていいんです。

この記事では、明石でマカロン店を4年やっている非エンジニアの私が、お店の本物のデータを毎日どう仕分けてAIに渡しているかを、失敗談つきで正直にお話しします。脅す記事ではありません。安心して読んでください。

こんな人に向いています

  • AIを仕事に使いたいけど、個人情報を入れて大丈夫か不安な人
  • お店でAIを使いたい個人事業主・お店の人
  • 「何が危ないの?」の基準がほしい人

こんな人には向いていません

  • 大きな会社でルールを決める人
  • 法律の細かい判断がいる人(専門家へ)
  • 決済情報など、漏れたら大変な情報を扱う人(専門家へ)

▼結論:気をつけるのは「鍵」と「お客さまの個人情報」だけ

むずかしく考えなくて大丈夫。AIに渡すとき気をつけるのは、2つだけです。

  • ① 鍵(パスワード・暗証番号・カード番号・口座番号)→ ぜったい入れない
  • ② お客さまの個人情報(名前・住所・電話番号)→ ぜったい入れない

それ以外の「公開していい情報」は、どんどん入れてOKです。

お客さんの情報、入れて大丈夫なの?

私も最初こわかった。でも「鍵」と「お客さまの情報」、この2つだけ気をつければ大丈夫だよ。

これから、私のやり方を3つの段階で見せます。①そのまま入れてOK ②ひと手間かけて加工してから ③ぜったい入れない、の3つです。

▼なぜ気をつけるの?マカロン店だと「これ」がこわい

AIに入れた情報は、設定によってはAIの勉強(学習)に使われることがあります。つまり、入れた情報がめぐりめぐって外に出るかもしれない、ということ。

お菓子屋さんでこわいのは、お客さまのアレルギー名前・住所。これが外に出たら、お店の信頼は一瞬で消えます。アレルギーは命に関わることも。だから気をつけるんです。

勉強に使われると、何が困るの?

入れた情報が、よその人の答えにポロッと出ちゃうかも、って話。出たら困るものは入れない。それだけ。

でも、仕組みを知ればこわがりすぎなくて大丈夫です。

▼① そのまま入れてOKな情報

まず、安心して入れていい側から。意外と知らない人が多いです。

公開している情報は、入れてOK。 お店の住所・営業時間・定休日、公開している値段など。もう公開している情報だから、新しく漏れるものは何もありません。

「下書き」もどんどん作らせてOK。 商品説明の下書き、ブログの構成、「これってどう思う?」のふつうの相談。私はこういう”たたき台”をAIにどんどん作らせて、あとは自分の言葉に直すだけ。

え、住所とか入れていいの?

もう公開してる情報なら大丈夫。下書きはAIに任せて、私たちは仕込みや接客に時間を回せるよ。

【コツ】 迷ったら「これ、もう公開してる?」と考える。公開してるなら入れてOK。

▼② お客さまの個人情報は、入れない(でも、こう使えます)

お客さまの名前・住所・電話などの個人情報は、絶対に入れません。①の鍵と同じくらい大事なルールです。

でも「お客さま対応にAIを使いたい」ときはありますよね。そういうときは、個人が特定できない形にしてから渡せばOKです。生の個人情報は入れず、AIの便利さだけを使う、というやり方。

お客さま対応にAIを使うときのコツ

  • お名前は消す(「お客さまA」「○○県の方」に)
  • 注文やメッセージは要点だけ(個人が特定できない形に)
  • アレルギーや体調も、名前とくっつけず「この材料、使えますか?」と要点だけ

お客さんのLINE、AIに見せて返信を作りたいけど…

名前と住所を消して、要点だけにすればOK。お客さま本人がわからない形なら大丈夫だよ。

そして、AIを使うときの基本の守りも忘れずに。①学習をオフにする ②送るのは人が最後にチェック。これは次の章でくわしく話します。

【あなたへ】 ルールはシンプル。生のお客さま情報は入れない。使うなら、個人が特定できない形にしてから。 心配なら専門家に相談を。

▼③ ぜったい入れない=鍵。そして「見せない仕組み」をつくる

ここははっきり言います。パスワード・カード番号・口座番号・鍵は、ぜったいにチャットに貼らない。 家の「鍵」と同じ。一度でも外に出たら、それでアウトです。

「気をつける」より「仕組みで防ぐ」

人はかならずうっかりします。だから私は、そもそも鍵を貼らなくていい仕組みにしました。鍵は専用の金庫(Secretsという仕組み)にしまい、コードにもチャットにも直接は書かない。非エンジニアの私でもできました。

金庫って、むずかしそう…

名前はむずかしいけど、やることは「鍵は鍵専用の場所にしまう」だけだよ。

🔥正直に告白します。私、鍵が写ったスクショを貼っちゃいました

えらそうに言ってますが、私もやらかしました。アプリがどうしても動かなくて、直すのに必死で——その画面のスクショを、そのままAIに貼ったんです。あとで気づいたら、そのスクショに鍵(LINEのトークン)が写り込んでいました

スクリーンショットに鍵(トークン)がうっかり写り込む注意の図解。気づいたらすぐ鍵を作り直す流れを、マカロン店主のマスコットが示している

えっ、いろはでも貼っちゃったの?

うん(笑)。直すのに必死で、スクショをペタッと。鍵が写ってるなんて気づいてなかった。

ここで学びました。鍵は、文字で打たなくても「スクショに写る」。 これ、盲点です。気づいてからは迷いませんでした。漏れたか分からなくても「漏れたかも」の時点でアウト。だから、すぐ鍵を作り直しました

正直、そんなに落ち込んでいません。むしろ「AI相手でよかった」。これがライブ配信やSNSに映ってたら、一瞬でみんなに見られていたわけで…。それよりはマシでした。

【コツ】 鍵は「気をつけて貼らない」より「貼らなくていい仕組み」に。スクショにも写るので注意。貼っちゃったら、すぐ作り直し。

▼AIに「つなげて」使うときは、操作までは任せない

最近は、AIに会計ソフトやLINEをつなげて使えます。便利ですが、ここにもルールがあります。それは「情報を渡す/渡さない」だけじゃなく「操作の権限を渡す/渡さない」という、別の軸の話。

私のルールはシンプル。見るだけ(読み取り)はOK。送る・確定するのは、必ず人が最後にチェック。 会計ソフトをつなぐときも「実行には確認が必要」のままにして、AIが勝手に動かないようにしています。AIは下書きまで。最後は人が送る。だから1ヶ月、誤送信ゼロでした。

私が最後にチェックして送ってるやつだね。

そう。だから誤送信ゼロ。AIは下書き、最後は人間が責任を持つ。

ちなみに「会計の自動仕訳をAIに」も試しましたが、今はまだうまくいかず、使っていません(試した時も口座番号は入れていません)。

▼AIの「学習オフ」設定はどこ?(2026年6月時点)

「入れた情報を勉強に使われたくない」——その設定の場所だけ覚えましょう。どのアプリも、まず[設定]を開くのが入口です。

  • ChatGPT:[設定]→[データコントロール]→「すべての人のためにモデルを改善する」をオフ
  • Claude:[設定]→[プライバシー]→「AIモデルの改善にご協力ください」をオフ
  • Gemini(無料版):「Geminiアプリアクティビティ」をオフ

見つからないときは、設定の中で「学習」「データ」「プライバシー」で探すと早いです。

🔴設定の名前や場所は、よく変わります。とくにClaudeは2025年に変わりました。必ずご自分の画面と各社の公式で、今の状態を確認してください。

知っておくと安心なこと——「学習に使われない=何も残らない」ではありません。 安全のため、しばらく残ったり、人がチェックすることもあります。だからこそ、鍵とお客さまの情報は入れないことが大事なんです。

🙈正直な告白:私も「オンのまま」でした

実は——この記事を書いていて、自分のClaudeが「学習オン」のままだと気づきました。 あわててオフにしました(下が、オフにした直後のスクショです)。

Claudeの設定画面で「AIモデルの改善にご協力ください(会話を学習に使う設定)」をオフにした状態のスクリーンショット

人に「設定を確認してね」と書いている私が、これです(笑)。だから声を大にして言いたい。設定は、本当に時々見直してください。 知らないうちにオンになっていることもあります。

書いてる本人がオンのままって…(笑)

お恥ずかしい…。でも気づけてよかった。だからこそ「見直して」って心から言えるよ。

▼まちがえて入れちゃった時の、直し方

もし入れちゃっても、焦らなくて大丈夫。順番があります。

  1. まず落ち着く。 そして、その会話を消す
  2. 入れたのがなら、すぐ作り直す。漏れたか分からなくても、あやしい時点でその鍵は使わない。
  3. そもそも入れない仕組みにしておく。

鍵の作り直しは、その鍵を出した管理画面でやります。メニュー名はサービスでちがいますが「新しいキーを作る/作り直す」があればそれ。迷ったら公式で「トークン 再発行」と調べてください。順番を知っていれば、直せます。

▼まとめ:線引きを決めれば、AIは毎日の相棒になる

覚えるのは、3つの段階だけ。①入れてOK(公開情報・下書き)②お客さまの個人情報は入れない(使うなら、名前を消して要点だけ)③ぜったい入れない(鍵は金庫に。貼っちゃったらすぐ作り直し)。

AIに渡す情報の3段階の図解。①入れてOK(公開情報・下書き)②ひと手間かけて(お客さまの個人情報は入れない・使うなら名前を消して要点だけ)③ぜったい入れない(パスワード・鍵・カード番号)

線引きを決めれば、AIはこわくない。むしろ、毎日の時短をしてくれる相棒です。

🎯今日からやる3つ
  1. 学習オフを確認する(5分)
  2. 「入れないリスト」を決める(10分)— 鍵とお客さまの情報、と紙に書くだけ
  3. もっと知りたい人は、AI入門のClaude Codeとは?/鍵の守り方の実装編

▼よくある質問(FAQ)

Q. AIに自分の名前を入れても大丈夫?

A. 自分の名前だけなら、大きな問題になりにくいです。学習オフにしておくと安心。自分の住所や電話も、学習オフなら大きな問題にはなりにくいですが、必要なければ入れない方が安心です(カード番号や口座番号は「鍵」なので入れません)。お客さまや他人の名前は、自分の情報ではないので原則入れず、要点だけにします。設定は変わるので、最新は公式で確認を。

Q. お客さまへの返信にAIを使うと、お客さま情報を渡すことになりませんか?

A. そのまま貼れば渡すことになります。気になる人は、名前や住所を先に消して、要点だけ渡しましょう。入れる・入れないは人それぞれの判断ですが、もし使うなら、学習オフにして、送る前に必ず人が確認する、という”守り”をセットにすると安心です。

Q. 会社から個人のAIを職場で使えと言われました。学習が不安です。

A. 無料・個人プランは、はじめは学習に使われることがあるので、まず学習オフを確認してください。大事な情報を扱うなら、会社・チーム向けのプランの方が安全です(はじめから学習に使わない仕組み)。どのプランを使うかは会社の責任なので、不安なら上の人に確認を。

Q. パスワードや鍵をAIに貼っちゃいました。どうすれば?

A. 落ち着いて。①その会話を消す ②貼ったのが鍵なら、すぐ作り直す。漏れたか分からなくても、あやしい時点でその鍵は使いません。作り直しは、その鍵を出した管理画面で(迷ったら公式で「トークン 再発行」)。今後は鍵を金庫(Secrets)に入れて、貼らない仕組みにしましょう。

Q. 学習をオフにすれば、もう何も残らない?

A. いいえ。「学習に使われない=何も残らない」ではありません。安全のため、しばらく残ったり、人がチェックすることもあります。こわがりすぎる必要はありませんが、「完全に消える」とは思わないこと。だからこそ、鍵とお客さまの情報は入れない、が大事です。

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ABOUT ME
いろはさん
兵庫県でマカロン専門店「いろはのおと」(https://iroha-no-oto.com/)を営む、個人事業主4年目の店主です。元メーカー勤務の非エンジニア。製造・販売からEC・SNS・会計・事務まで、ほとんどを自分でこなしながら、AI(Claude Code)・個人事業主のお金・店舗運営のリアルを“エアプなし”で正直に発信しています。(FP2級・簿記2級/中小企業診断士は勉強中) 📣 記事の更新はXでお知らせしています → @irohanote168 をフォロー