PayPayは直接契約とエアペイ経由どっち?両方の審査を通した店主の結論
「エアペイを入れるなら、PayPayもエアペイでまとめたほうがラク?」
「手数料や審査は、直接契約とどっちが有利なの?」
開業前にレジと決済をそろえるとき、こんなお悩みないでしょうか?
こんにちは!わたしは兵庫県明石市で、妻と2人で棒付きマカロン専門店を営んでいます。
うちは今、PayPayを「直接契約」と「エアペイ経由」の両方で受けられる状態です。
直接契約はPayPayに自分で申し込む形、エアペイ経由はエアペイ(Airペイ)の申し込みの中でPayPayも選ぶ形です。
2023年4月から直接契約で使い続けていて、2026年10月にはエアペイ経由の審査も通りました。
結論から書くと、迷ったらPayPayは直接契約でいいと思っています。
手数料が安く、店頭にQRコードの台紙を置くだけで受けられるからです。
この記事では、両方の審査を通したうちの記録で、手数料・入金・払い方・審査の日数の違いと、エアペイ経由が向いているお店を書きます。
エアペイがあるなら、PayPayもまとめたほうが楽じゃないの?
それが、両方通ったのに結局直接のままなんだよね(笑)
▼結論|迷ったらPayPayは直接契約でいい
うちは両方の審査を通したうえで、PayPayは直接契約のまま受けています。
理由は2つです。

直接契約は2023年4月から、3年半ほど毎日の会計で使っています。
いっぽうで、エアペイ経由のほうが合うお店もあります。
売上をAirレジにまとめたいお店や、ほかのQR決済も1つの申し込みでそろえたいお店です。
くわしくはエアペイ経由が向いているお店の章に書きました。
じゃあ、うちは今のままでいいってこと?
うん。ぶっちゃけ、直接のほうが使いやすいんだよね
直接契約にするなら、申し込みはPayPayの公式サイトから進めます。
▶ PayPay加盟店の公式サイト(申し込み・資料)
▼2つの受け方の違いを1枚の表で
まず、違いを1枚にまとめます。
| PayPayと直接契約 | エアペイ経由 | |
|---|---|---|
| 決済手数料 | 1.98%+税(税込2.178%) | 2.95%+税(税込3.24%) |
| 初期費用・月額 | 0円 | 0円(iPadかiPhoneが要る) |
| 入金 | 月1回(月末締め)・振込手数料0円 | 月3回(大手3行は月6回)・振込手数料0円 |
| お客さんの払い方 | 店頭のQR台紙をお客さんが読む | お客さんのスマホを店の端末で読む |
| Airレジとの連携 | なし(手で記録する) | あり(自動で入る) |
| 公式の審査の目安 | 通常1〜2週間程度 | 17営業日程度 |
| うちの審査 | 申し込みから71日(2023年) | 同意から24日(2026年) |
※2026年10月に、それぞれの公式サイトで確かめました。エアペイ経由の入金は、Airペイのアプリで受けた場合です(大手3行=みずほ・三菱UFJ・三井住友。ゆうちょ銀行は使えません)。料金や条件は変わることがあるので、最新は公式サイトでご確認ください。
出典は、PayPay公式「費用と振込サイクル」と、Airペイ公式のQRコード決済のページです。
▼手数料の差は月いくら?PayPayの売上別に計算
お金の面でいちばん違うのは、決済手数料です。
同じPayPayの売上で、どれだけ違うかを計算しました(税込で計算)。
| 月の売上 | 直接契約 | エアペイ経由 | 年の差 |
|---|---|---|---|
| 5万円 | 1,089円 | 1,620円 | 6,372円 |
| 10万円 | 2,178円 | 3,240円 | 12,744円 |
| 30万円 | 6,534円 | 9,720円 | 38,232円 |
※直接契約とエアペイ経由の列は、ひと月にかかる手数料です(税込2.178%と3.24%で計算)。右端は1年分の差です。
月10万円なら、月に1,062円、年に約1万3千円の差になります。
売上が増えるほど、差も大きくなります。
直接契約には、月額1,980円+税で手数料が1.60%+税に下がる有料プランもあります。
ただ、元が取れるのはPayPayの売上が月52万円を超えるあたりからです。
くわしい計算は、PayPayをやめる店が多いって本当?4年続ける店主の本音に書いています。
えっ、エアペイ経由のほうが1%も高いの?
そう。PayPay以外のQRも、エアペイ経由はほとんど2.95%なんだよね
▼エアペイ経由が向いているお店
エアペイ経由のほうが合うのは、次のようなお店です。
ほかのQR決済も、1つの申し込みでそろえたいお店
エアペイ経由なら、PayPayのほかにd払い・au PAY・楽天ペイ・Alipay+なども、同じ申し込みの中で扱えます。
うちに届いたステッカーにも、これだけのロゴが並んでいました。

直接契約で使えるのは、PayPayと、PayPayの仕組みで使える海外のQR決済です。
うちは2023年4月に、アリペイも使えるようになりました。
うちは楽天ペイも、エアペイを通さず直接契約しています。
お店ごとの申し込みが増えるのが面倒なら、エアペイ経由のほうがまとまります。
売上をAirレジにまとめたいお店
Airレジは、エアペイと同じリクルートが出している、iPadやiPhoneで使うレジのアプリです。
エアペイ経由のPayPayは、Airレジの会計とつながっていて、売上が自動で入ります。
直接契約のPayPayは、Airレジでは「連携していない支払い方法」として、自分で追加して記録します(Airレジ公式のよくある質問)。
うちは、Airレジの売上はマネーフォワード クラウド会計に自動で入ります。
PayPayの分はAirレジに入れず、月初にまとめて、手で帳簿に付けています。
そのため、Airレジの売上の画面には、PayPayの分は出てきません。
Airレジを使う予定がなければ、この違いは気にしなくて大丈夫です。
入金を月に何回かに分けたいお店
直接契約の入金は月1回で、月末締めのあと、PayPay銀行なら翌日、ほかの銀行は翌々営業日に入ります(ゆうちょ銀行は4営業日後。PayPay公式)。
エアペイ経由は、Airペイのアプリで受けると月3回、大手3行の口座なら月6回に分かれて入ります。
QR専用の「Airペイ QR」アプリで受けた分は、月1回(月末締め・翌月末払い)です(Airペイ公式のお知らせ)。
直接契約にも、振込額の0.38%(税別)と振込手数料を払って早く受け取る「早期振込」があります。
仕入れの支払いが月に何度もあるお店は、分けて入るほうが楽かもしれません。
▼お客さんの払い方が逆になる
毎日の使い心地でいちばん違うのは、どちらがQRコードを読むかです。

直接契約なら、お店にQRコードの台紙を置いておきます。
お客さんが台紙を読んで、金額を入れて払う形です。
お店は、お客さんのスマホに出た支払いの画面を見せてもらって確かめます。
エアペイ経由では、台紙の方式は使えません。
エアペイ経由は、店が端末で、お客さんのQRを読む形です。
お客さんがスマホに出したQRコードやバーコードを、お店のiPadかiPhoneで読み取ります(Airペイ公式のよくある質問)。
卓上のQRコードリーダーを導入すれば、お客さんが自分でかざす形にもできます。
うちがPayPayを直接のままにしているいちばんの理由は、ここです。
台紙なら、店がお客さんのスマホを読み取らなくても受けられます。
マルシェに出るときも、PayPayは台紙を並べるだけです。

▼お菓子屋・マルシェに出る店なら、ここで決める
手数料や審査のほかに、お菓子屋ならではの決め手もあります。
うちの店で、実際にあったことを書きます。
マルシェで電波が弱くても、台紙なら受けられる
台紙のPayPayは、お客さんのスマホが通信するので、お店側の電波は要りません。
エアペイ経由のPayPayは、お店のiPadでお客さんのQRを読むので、お店側の電波が要ります。
うちはマルシェで、エアペイのカード決済の通信が不安定になり、お客さんに「現金でお願いできますか」と頭を下げたことがあります。
屋外で使うときのことは、マルシェでエアペイは使える?店主4年・屋外約20回の実録レビューに書いています。
混む日は、台紙のPayPayは時間がかかる
うちのレジに立つのは、主に妻です。
お菓子を作りながら、作業を止めて会計に出るのは日常茶飯事です。
会計は、iPadで商品を選んで金額を出してから、お客さんに支払い方法を選んでもらいます。
台紙は、そのあとお客さんが金額を入れて、お店がその画面を確かめる形です。
12月や3月の混む日は、正直、ここで時間がかかります。
「PayPay使えますか?」と聞かれて、現金でお願いしたお客さんもいました。
エアペイ経由なら、iPadで出した金額のままお客さんのQRを読むので、お客さんが金額を入れる手間はありません。
ただ、うちはエアペイ経由のPayPayをまだ使っていないので、混む日に速くなるかは試せていません。
12月や3月は、レジに列ができるもんね…
そこは台紙の弱いところなんだよね
PayPayの割合で、手数料の差を見積もる
手数料の差がいくらになるかは、売上のうちPayPayがどれくらいかで決まります。
うちは、店頭のキャッシュレスの半分ほどがPayPayです(2026年8月の帳簿で見て)。
自分の店の割合は、PayPayの管理画面の売上と、ほかの決済の売上を1か月分くらべるとわかります。
混む日の弱さはありますが、うちはそれでも台紙のままです。
▼審査はどっちが早い?うちは直接71日、エアペイ経由24日
目安では、直接契約のほうが早いです。
PayPayの直接契約は、申し込みから完了まで「通常1〜2週間程度」です(PayPay公式)。
エアペイ経由のPayPayは「17営業日程度」です(Airペイ公式)。
ところが、うちの場合は直接契約のほうが長くかかりました。
直接契約の審査中、2023年に「多数のお申込みで、審査にお時間を要しております」と連絡が来ました(使えるようになるまで71日かかりました)。
エアペイ経由の24日は、ほぼ公式の目安どおりでした。
ただ、2件だけの実例で、時期も3年半ほどちがいます。
うちの記録を、そのまま並べます。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2022年10月28日 | エアペイと一緒に、エアペイ経由のQR決済(PayPayを含む)を申し込む |
| 2022年11月16日 | PayPay社から確認事項。お店の写真5枚(外観・入口・看板・店内・商品の陳列)を求められる |
| 2023年1月30日 | 同じ確認事項の再送(返事をしていなかった) |
| 2023年2月15日 | PayPayに直接申し込む |
| 2023年4月17日 | 「多数のお申込みで、審査にお時間を要しております」と連絡が来る |
| 2023年4月27日 | 直接契約のPayPayが使えるようになる(申し込みから71日) |
| 2026年9月7日 | エアペイ経由のPayPayを申し込み直す(申込書にオンラインで同意) |
| 2026年10月1日 | エアペイ経由のPayPayも使えるようになる(同意から24日) |
※お店に届いたメールで確かめた日付です。
2022年は、写真5枚の依頼に返事をしないまま、期限が来てしまいました。
写真5枚って、開店前だと撮れないよね…
うちは開業したあとだったけど、そのまま期限が切れちゃったんだ
2026年は、申込書に同意しただけで、写真の依頼は来ませんでした(メールの記録で見たかぎり)。
2026年の申し込みは、エアペイを4年近く使っている店からの、追加の申し込みです。
なぜ今回は写真が要らなかったのか、理由は書かれていませんでした。
申し込み直した理由は、正直、特にありません。
いつ何を思って申し込んだのか、あまり覚えていないくらいです(笑)
審査が通って1週間ほどで、お店に貼るステッカーと、操作マニュアルの案内が届きました。

ステッカーは、レジに貼るものと、窓に貼る両面のものの2種類でした。
うちが直接契約のPayPayを使い始めたのは、開業から8か月ほどあとでした。
PayPayは、開店のあとからでも足せます。
エアペイの審査の日数や、落ちたときのことは、エアペイの審査は厳しい?落ちた実例と使えるまでの全記録にまとめています。
▼うちが直接契約のままにした理由
エアペイ経由の審査が通ったあとも、うちはPayPayを直接契約で受けています。
エアペイ経由のPayPayは、2026年10月の時点で、ふだんの会計では使っていません。
Airレジに売上が入らないのは、たしかに不便です。
それでも、ふだんの会計は台紙のままです。
せっかく通ったのに、使わなくていいの?
うん。毎日使うのは、台紙のほうだからね
うちのキャッシュレスの全体の組み方は、個人事業主のキャッシュレス|PayPay+楽天ペイ+Airペイ4本立てに書いています。
▼申し込みの流れと、写真の準備
どちらで申し込む場合も、先に用意しておくと止まらないものがあります。
直接契約の場合
PayPayの公式サイトから、Webで申し込みます。
PayPay公式の導入の流れでは、本人確認の書類と、お店の外観と内観の写真(合計2枚)が要ります。
うちのときは、申し込みのあと本人確認があり、申し込み内容の確認のメールが来て、住所の書き方を直して返信しました。
審査が終わると、使い始めるためのキット(スタートガイド)が届きます。
うちには、エアペイ経由の審査が止まっていた2022年12月に、PayPayの営業担当から電話と資料が来ました。
▶ PayPay加盟店の公式サイト(申し込み・資料)
エアペイ経由の場合
エアペイ(カード決済)と一緒に申し込むか、使い始めてから追加で申し込みます。
うちは2022年の申し込みで、お店の写真5枚を求められました。
開店前だと、看板や商品の写真はまだ撮れないことがあります。
内装と看板ができたら、先に写真を撮っておくと、依頼が来てもすぐ返せます。
開業の準備の順番は、お菓子屋を開くまでの流れに、やった順に並べています。
▼よくある質問(PayPayの直接契約とエアペイ経由)
Q1. PayPayの直接契約とエアペイ経由、両方を同時に持てますか?
A. うちは両方とも審査が通り、2026年10月の時点で、両方使える状態になっています。
ただ、ふだん使っているのは直接契約のほうだけです。
Q2. エアペイ経由のPayPayでも、お店にQRコードの台紙を置けますか?
A. 置けません。
エアペイでは、お客さんが出したQRコードを、お店のiPadかiPhoneで読み取ります(Airペイ公式のよくある質問)。
Q3. 直接契約のPayPayの売上を、Airレジに入れられますか?
A. 自動では入りません。
Airレジに「連携していない支払い方法」として追加すれば、自分で記録できます(Airレジ公式のよくある質問)。
Q4. 審査では、何を求められましたか?
A. エアペイ経由(2022年)では、お店の写真5枚を求められました。
直接契約(2023年)では、本人確認と、申し込み内容の確認がありました。
Q5. 手数料はどちらが安いですか?
A. 直接契約が1.98%+税、エアペイ経由が2.95%+税で、直接契約のほうが安いです(2026年10月時点)。
PayPayの売上が月10万円なら、月に1,062円の差になります。
Q6. 手数料は、いつ引かれますか?
A. 直接契約は、入金のときに、売上から差し引かれます(PayPay公式)。
うちは月初に、入金の明細で手数料をまとめて確かめています。
Q7. 直接契約でも、お店の写真は要りますか?
A. 要ります。
PayPay公式の導入の流れでは、お店の外観と内観の写真が合計2枚です。
▼まとめ|迷ったら直接契約、レジをまとめたいならエアペイ経由
最後に、この記事の要点をまとめます。

- 手数料は、直接契約のほうが安い:1.98%+税と2.95%+税。売上が増えるほど、差も大きくなる
- 払い方は、直接はQR台紙を置くだけ:エアペイ経由は店の端末で読む
- エアペイ経由が合う店:ほかのQR決済も1つの申し込みでそろえたい店と、売上をAirレジにまとめたい店
- 審査は、うちは直接のほうが長かった:直接71日、エアペイ経由24日(2件だけの記録)。写真は先に撮っておく
うちは両方の審査を通したうえで、PayPayは直接契約のまま使っています。
これから決める方は、まず「売上をAirレジにまとめたいか」で考えると、迷わずに選べると思います。
どっちも良さそうで、まだ迷っちゃうな…
迷ったら直接でいいよ。台紙を置くだけだからね
PayPayを続けるかどうかの本音は、PayPayをやめる店が多いって本当?4年続ける店主の本音にあります。
レジと決済をこれから一緒に選ぶ方は、お菓子屋を開いたら、カード決済とレジはどうする?からどうぞ。
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