PayPayをやめる店が多いって本当?4年続ける店主の本音|手数料・入金・導入【2026】
- ✅「やめる店が多い」の本当の理由とデータ
- ✅手数料1.98%+税が”月いくら”かの計算例
- ✅有料プラン(1.60%)に入るべきお店の分岐点
- ✅申し込み〜利用開始(約1週間)の流れ
- ✅やりがちな「QRコードのNG」と避け方
「PayPayをやめるお店が多い」ってSNSやニュースで見かけたけど…これから入れるのは損なのかな?
わかります、私も開業前は同じ不安がありました。
手数料って実際いくら取られるの?
個人の小さなお店でもやっていける?
こんにちは、兵庫県明石市で棒付きマカロン専門店を営んで4年のいろはです!PayPayは開業まもない頃に直接申し込み(エアペイなどの決済サービスを通さず、PayPayと直接契約する方法)で導入して、店頭でもマルシェでも4年間ずっと使い続けています。
結論からですが、うちのお店はPayPayを4年使ってやめる理由が見つかりませんでした。初期費用も固定費も0円なので、「やめて浮くお金」がそもそもないんです。一方で「やめた」お店が実在するのも事実。今日はその両方を4年分の実感と数字で正直にお話しします。
▼結論早見表|4年使った正直な評価
| 項目 | 実際のところ(2026年6月時点) |
|---|---|
| 決済手数料 | 1.98%+税(有料プラン未加入の基本料率) |
| 初期費用・月額 | 0円(QRコードキットも無料) |
| 入金 | 月1回・振込手数料無料(月末締め。最短で締め日の翌日=PayPay銀行の場合、他行は翌々営業日) |
| 導入スピード | 申し込みから約1週間 |
| 4年使った結論 | やめる理由が見つからない(固定費0円だから「続けるコスト」も0円) |
手数料・入金の条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式で確認してくださいね(出典:PayPay公式「費用と振込サイクル」)。
▶ PayPay加盟店 公式サイトで最新の手数料・条件をチェック
▼「PayPayをやめる店が多い」って本当?データと3つの理由

まず、いちばん気になる「本当に多いの?」から。有料化のタイミングでやめたお店が実在するのは事実です。ただ一方で、PayPayとPayPayカードで決済できる場所は、2025年9月時点で全国1,000万カ所を突破し、今も増え続けています(出典:ペイメントナビ・2025年9月の報道)。登録ユーザーも7,000万人を超えました(出典:PayPay公式プレスリリース)。つまり「やめる店が多い」は、半分本当・半分イメージ。離れたお店のニュースは目立ちますが、入ってくるお店のほうがずっと多い——これが数字で見た実際のところです。
そのうえで、「やめた」お店の理由はだいたいこの3つだと推測されます。
①2021年10月から手数料が有料になった
サービス開始からしばらくは手数料0円だったので、「無料だから入れた」お店にとって有料化(1.98%+税)は純粋な値上げでした。「タダだから使ってたのに」というお店が離れたのは事実です。
ちなみにうちは有料化のあとに加盟したので、最初から1.98%を織り込んだうえでの4年です。無料時代を知らないぶん、「手数料を払ってでも置く価値があるか」をフラットに見られた気がします。
商流上、どうしても手数料無料での運営は厳しいため仕方ないと思います。ちなみにカード決済の場合は2.5〜3%前後なので、それでも大分安いと思います。
②入金が月1回
現金商売だと「今日の売上が今日手元にある」のが当たり前。PayPay分は月末締めでまとめて入金なので、資金繰りがギリギリのお店には待ち時間が重く感じられます(早期振込サービスもありますが有料です)。
③薄利のお店ほど手数料が効く
原価率の高い業態(飲食など)だと、利益の数%を決済手数料が持っていく感覚は確かにあります。それと、これは4年やってみての実感ですが——売上が育つほど、手数料の「絶対額」に目が行きがちになるんですよね。率は同じでも引かれる金額が万単位に見えてくると、「こんなに払ってるのか」とやめたくなる心理は正直わかります(そういうお店こそ、後半で紹介する手数料が下がる選択肢の検討タイミングです)。
▼それでも、うちが4年やめなかった理由
①お客さんの5人に1人がPayPayで払う
体感ですが、店頭ではだいたい5人に1人がPayPay払い。「PayPay使えますか?」と聞かれる頻度も高くて、使えなかったら確実に逃していたお買い物がたくさんあります。
一番覚えているのは、マルシェ出店で現金を持っていないお客さまに「PayPayなら払えます!」と言われたとき。そのひと言で「ああ、入れておいてよかった」と心から思いました。財布を持たずスマホだけで出かける人は、本当に増えています。
②固定費0円だから、「やめる理由」も発生しない
月額がかかるサービスなら「使わない月はもったいない」が発生しますが、PayPayは売れたときだけ1.98%+税。売れなければ1円もかからないので、置いておくデメリットがそもそもないんです。
③小銭の管理コストが消える
現金が減るほど、レジ締め・両替・釣り銭ミスが減ります。1人や夫婦で回す小さなお店ほど、この「見えない時間コスト」の削減は効きます。
④「月1回入金」は、実際困らなかった
最大のデメリットとして挙げた月1入金ですが、うちの実感を正直に言うと——現金やカードの売上も並行してあるので、PayPay分の入金を待って困ったことはありませんでした。売上の全部がPayPayになるお店だと事情は違うと思いますが、決済手段のひとつとして使う分には、月1回まとめて入ってくるほうが帳簿づけはむしろラクです(振込手数料も無料ですし)。
▼PayPay加盟店の手数料は実際いくら?仮の数字で計算
結局手数料って、月いくら払うことになるの?
仮の数字で一緒に計算してみましょう。
手数料1.98%+税が「月いくら」なのか、仮の数字で見てみましょう。
仮に、PayPayでの売上が月10万円のお店なら:
- 決済手数料:100,000円×1.98%=1,980円
- 消費税:198円
- 合計 約2,178円が引かれて、残りが振り込まれます
「月10万円PayPayで売って、コーヒー数杯分」。これを高いと見るか安いと見るかですが、私は小銭管理の手間が消えて、現金を持たないお客さまを逃さない保険料として、納得して払っています。
有料プラン「マイストア ライトプラン」(1.60%)には入るべき?——分岐点は月52万円
ここでひとつ用語の説明を。「PayPayマイストア」はPayPayの加盟店向け管理・販促サービスで、その有料版がライトプラン(月額1,980円・税別)。加入するとクーポンなどの販促機能が使えて、手数料が1.60%に下がります(料率の出典:PayPay公式プランページ・各種利用料一覧)。
入るべきかの判断はシンプルです。ライトプランで浮くお金=PayPay売上×0.38%(1.98%−1.60%)。これが月額1,980円を超えれば元が取れる。つまり——
1,980円÷0.38%=約52万円
PayPayでの売上が月52万円を超えるお店だけ、ライトプランで元が取れる計算です(税別同士で計算。税込で計算しても税が分子と分母で打ち消し合うので、結果は同じ約52万円です)。うちは未加入のまま。個人の小さなお店なら、まずは未加入の1.98%スタートで十分だと思います。自分のお店の数字で確かめたい方は、PayPay加盟店公式サイトの料金ページでどうぞ。
▼導入のリアル|うちは「エアペイの審査待ち」がきっかけでした
審査とか手続きって難しくないのかな?
うちの実例でお話ししますね。
実はうちがPayPayを直接申し込んだのは、開業当時にエアペイの審査がなかなか下りなかったからなんです。「とにかく早くキャッシュレスを始めたい」と思って公式サイトから直接申し込んだら、こちらは1週間ほどで使えるようになった記憶があります(現在の公式目安も「審査1〜3営業日・利用開始まで約1週間」なので、今もだいたい同じです)。
※エアペイはその後ちゃんと審査に通って、今はカード・交通系=エアペイ/PayPay=直接契約の併用です。エアペイを4年使った本音レビュー(審査・屋外マルシェの実録つき)はこちら。
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PayPay加盟店の登録(申し込み)・審査〜利用開始の流れ(2026年現在)
- 公式サイトから申し込み(メールアドレス登録→届いたURLから申請)
- 本人確認書類・お店の情報をアップロード
- 審査(目安1〜3営業日)
- QRコードキットが無料で届く→届いたら使える(トータル約1週間。出典:PayPay公式「導入の流れ」)
書類で迷いやすいのは「お店の外観・内観写真」くらい。屋号が確認できるもの(開業届など)を手元に置いてから始めるとスムーズです。うちも個人事業主ですが、問題なく審査に通りました。
▼マルシェ・イベント出店でこそ、PayPayは強い
屋外のイベントでもちゃんと使えてる?
むしろ屋外でこそ頼りになりますよ。
うちは屋外マルシェに約20回出店していますが、イベントでは必ずPayPayが使われます。理由はシンプルで、イベント会場は「現金が崩せない・ATMがない・財布が軽い」場所だから。お客さまも出店者も、QRひとつで済むのは本当にラクです。

スマホとQRコード台紙だけで完結するので、エアペイのカードリーダーと違って充電も通信トラブルもほぼ無縁なのも屋外では強みです。
⚠️ただし「QRコードの使い方」にはルールがあります

ひとつだけ、個人店がやりがちなNGを共有させてください。店舗用QRコードを写真に撮ってメールやLINEで送り、遠方のお客さまに払ってもらう——これは規約で禁止されています(店舗用QRはあくまで対面決済専用。ネット掲載・メール送付はNGで、オンライン決済は別契約です。出典:PayPay公式のお知らせ「加盟店用QRコードでの非対面決済はお控えください」)。
知らずにやってアカウントを止められたら大損です。遠方のお客さまへの販売は、銀行振込やネットショップ決済(うちはShopify)など、非対面OKの手段を使いましょう。店頭受け取りのご注文なら、お渡しのときにPayPayで払っていただけます。オーダーケーキのお客さまに「お受け取り時にPayPayも使えますよ」とお伝えすると、けっこう喜ばれますよ。
▼PayPayが向いてるお店・向いてないお店
うちみたいな小さなお店でも大丈夫かな?
向き不向きを正直に整理しますね。
向いてるお店
- 客単価が数百円〜数千円の小規模店(マカロン屋はまさにこれ)
- マルシェ・イベント出店がある
- 月額ゼロでキャッシュレスを始めたい
- 若いお客さま・観光のお客さまが多い
向いてない(慎重に考えたい)お店
- 資金繰りが日銭頼みで月1回入金が苦しい・厳しい
- 利益率が極端に薄く、1.98%+税が利益を直撃する
- クレジットカード派のお客さまが中心(→カードはエアペイ等が必要。PayPayはあくまでQR決済のみ)
「QRはPayPay直契約、カードと交通系はエアペイ」のように組み合わせるのが現実解です。うちは実際、下の写真のとおり楽天ペイのQRも直契約で並べています。楽天ペイ加盟店の手数料・始め方を直契約で使った本音で解説した記事はこちら。

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カードもレシート印刷も1台にまとめたいなら|PayCAS Mobileという選択肢
※ここから少しだけ発展編です。”売上が育ってきたお店”向けの選択肢なので、これからキャッシュレスを始める方は読み飛ばして、FAQ・まとめへ進んで大丈夫ですよ。
もうひとつ、PayPay公式の端末セット「PayCAS Mobile」にも触れておきます。先にお伝えすると、うちは使っていません(QRは直契約・カードはエアペイの組み合わせで足りているため)。なのでここは実体験ではなく、公式情報を調べた比較ベースの紹介です。
PayCAS Mobileのざっくり要点(2026年6月・公式情報):
- 月額1,980円(税別)で端末0円・4年保証つき。この月額の正体は、さっき出てきた「マイストア ライトプラン」が端末とセットになったもの——だからPayPayの手数料は1.60%になります(別の謎プランではありません)
- クレジットカードは基準2.20%(ブランドや中小事業者向けの優遇条件で変わり、Visa/Mastercardはさらに低くなる場合も。申込前に公式で要確認)——基準の2.20%でも、エアペイ(2.48%)より安い
- 入金が月2回・振込手数料無料(直契約PayPayの月1回より早い)
- 端末1台でカード・QR・レシート印刷まで完結。SIM内蔵なので移動販売でも使える
- ⚠️交通系ICなどの電子マネーを使う場合は別途月1,020円(税別)/台がかかります
ただし月額1,980円(税別)がかかるので、手数料の安さで元が取れるかが分かれ目。「直契約+エアペイ」の組み合わせと比べると、浮くのはPayPay分0.38%+カード分0.28%。ライトプランのときと同じ計算式(月額÷手数料の差)で——
- PayPay中心のお店:1,980円÷0.38%=約52万円
- カード中心のお店:1,980円÷0.28%=約71万円
- 半々くらいなら:ざっくり月60万円が分岐点
つまり整理すると、PayPayでの売上が月52万円まで→素の直契約(固定費0円)が得。PayPay売上が52万円を超えてQR中心→ライトプラン。さらにカード売上も大きいお店→PayCAS Mobileが計算上は最有力(同じ月額でカードまで安くなるため)です。※図解の「52万円」もPayPay分の売上ベースです。

そして一番の注意点。PayCAS Mobileは実質4年(正確には49ヶ月)の契約で、49ヶ月以内に解約すると違約金(最大66,000円・利用期間に応じて減額、50ヶ月目以降は0円)がかかります。端末が無料な分、途中でやめると重いタイプの契約です。固定費0円でいつでもやめられる直契約と違って、「4年使い切る」前提で数字を確認してから申し込んでください(違約金の正確な金額表と電子マネー追加料は公式の料金ページで必ず確認を)。
▶ PayCAS Mobile 公式サイトで端末0円・手数料の最新条件を確認する
※個人事業主・法人の方が対象です
▼よくある質問(FAQ)
Q. PayPayをやめる店が多いって本当?
A. 有料化(2021年10月)のタイミングでやめたお店が実在するのは事実です。ただしPayPay・PayPayカードで決済できる場所は全国1,000万カ所超で今も増え続けており、「多い」は半分本当・半分イメージ。固定費0円なので、小規模店には今も導入メリットが大きいサービスです。
Q. 手数料はいくら?
A. 1.98%+税(有料プラン未加入の基本料率)。月額1,980円(税別)のマイストア ライトプランに入ると1.60%に下がりますが、元が取れるのはPayPay売上が月52万円を超えるお店だけです。
Q. 入金はいつ?振込手数料はかかる?
A. 月末締めの月1回・振込手数料無料です(最短で締め日の翌日=PayPay銀行の場合、他行は翌々営業日)。早く受け取りたい場合の早期振込サービスは有料です。
Q. 個人事業主でも加盟店になれる?審査は厳しい?
A. なれます。うちも個人事業主で、開業届とお店の写真を準備して問題なく通りました(審査の目安は1〜3営業日)。業種によっては加盟できない場合があるので、公式サイトの対象外業種だけ先に確認しておくと安心です。
Q. QRコードを遠方のお客さんに送って払ってもらってもいい?
A. ダメです。店舗用QRコードは対面決済専用で、メール・SNSでの送付やWeb掲載は規約違反になります。非対面の販売はネットショップ決済や銀行振込を使いましょう。
Q. やめたくなったら解約は簡単?違約金は?
A. 直接契約なら固定費0円・違約金もありません。「お試しで入れて、合わなければやめる」ができるのが直契約の強みです(端末セット契約のPayCAS Mobileは4年縛りがあるので別物として注意)。
▼まとめ|「やめる店」のニュースより、自分のお店の数字で決めよう

- やめた店があるのは事実。でも使える場所は1,000万カ所超で増加中——イメージに振り回されない
- 月額ゼロ・売れたときだけ1.98%+税。小さなお店には「やめる理由」が見つかりにくい設計
- ライトプランの分岐点は月52万円。個人店はまず未加入でOK
- 導入は申し込みから7日ほど。マルシェ・イベント出店があるなら効果あり!
- 店舗用QRの非対面利用はNG。ルールの中で使えば4年使って後悔なしの相棒です
キャッシュレス全体の構成はマカロン店のキャッシュレス決済の全体構成と運用設定のまとめ記事にどうぞ。
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まずはPayPay加盟店の公式サイトで、いまの手数料と申し込み条件を5分だけ眺めてみましょう。「自分のお店なら月いくらか」をこの記事の計算式(売上×1.98%+税)に当てはめれば、入れるかどうかは自分で決められます。
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