エアペイの審査は厳しい?落ちた実例と使えるまでの全記録
「エアペイの審査って、落ちることがあるの?」
「もし落ちたら、お店はどうなるんだろう」
「申し込んでから、いつになったらカードが使えるの?」
エアペイを申し込む前に、気になりますよね?
私も同じところで止まりました。
エアペイの評判を調べていて、いちばん引っかかったのがこの3つでした。
先に結論を書きます。うちは落ちました。
2022年10月に2件申し込んで、そのうち1件のiD(かざして払う電子マネー)だけが見送りになっています。
ただし、落ちたのは申し込んだ9つの審査のうち1つでした。カードは申込から12日で使えるようになり、お店の営業はそのまま続いています。
こんにちは、いろはです!
兵庫県でマカロン専門店「いろはのおと」を妻と2人で営んでいます。開業したのは2022年8月です。
エアペイは、お店でカードやQRコードの支払いを受けるためのサービスです。
この記事では、当時のメールを全部引っぱり出しました。落ちたときに届いたメールの文面と、申し込んだ日から実際に使えるようになった日までの記録です。
読み終えると、落ちたら何が起きるのか、自分の審査があとどのくらいで終わりそうかの見通しが持てます。
- 落選メールの実物がわかるので、届いた通知を読み違えない
- 落ちても他の決済は使えるとわかるので、慌てずに済む
- 実測の日数がわかるので、開店日から逆算して申し込める
- 審査書類の中身がわかるので、出し忘れで止まらない
- QR決済が別審査とわかるので、遅くても不安にならない
- 落ちた人が次にやることがわかるので、手が止まらない
▼結論|エアペイの審査、落ちたのはiD1つ

先に結論から書きます!
うちは2022年10月25日に、店舗用とイベント用の2件を同じ日に申し込みました。
2件出したのは、お店の外でも決済を受けたかったからです。
加盟店規約(エアペイを使うお店が守るルール)では、店舗の外でカードリーダーを使うとき、申込時に届け出る決まりがあります。
結果はこうなりました。
NTTドコモが提供している電子マネーです。カードやスマホをかざして支払います。エアペイでは、Visaなどのカードとは別に審査されます。
| 決済 | 店舗用 | イベント用 |
|---|---|---|
| Visa・Master・銀聯 | 11月6日 使用開始 | 11月9日 使用開始 |
| 交通系電子マネー | 11月15日 通過 | — |
| iD | 11月16日 通過 | 10月28日 見送り |
| JCB・AMEX・ダイナース等 | 11月18日 通過 | 11月21日 通過 |
| QUICPay | 11月21日 通過 | 11月22日 通過 |
審査の結果は、決済の種類ごとにメールで届きます。うちは店舗用で5通、イベント用で4通、合わせて9通を受け取りました。
表の「—」は、そのメールが届いていないという意味です。イベント用の交通系電子マネーは、通過も見送りも通知が来ていません。
そのうち見送りは1通です。9つのうち1つという数は、ここから来ています。
銀聯(ぎんれん)は中国で広く使われているカードです。
エアペイではVisaやMastercardと同じ枠で審査されます。
落ちたのはイベント用のiDだけです。
同じ事業者が、同じ日に、同じ書類で出しています。それでも結果は分かれました。
うちの店舗用は5つとも通っています(Visa・交通系・iD・JCB・QUICPay)。落ちたのは、店舗用とは別に出した2件目のイベント用だけです。1店舗ぶんを1件だけ申し込む方は、うちの店舗用の結果のほうが近くなります。
えっ、同じ日に出したのに片方だけ落ちるの!?
審査は1回ではなく、決済ブランドごとなんです。
Visa・Mastercard・iD・QUICPay・交通系電子マネーのことです。それぞれ別の会社が出している支払いの種類で、エアペイはまとめて申し込めます。ただし審査は種類ごとに、店舗ごとに行われます。
QUICPay(クイックペイ)はJCBが出している、かざして払う電子マネーです。
だから1つ落ちても、他は普通に使えるようになります。
うちの場合、イベント用のiDが見送りになった翌日も、Visaの審査は進んでいました。お店は現金とカードで営業を続けています。
▼落選メールの実物|件名は「審査完了」
エアペイの審査落ちた通知は、2022年10月28日の夜に届きました。ここが一番お伝えしたいところなのです!
届いたメールの件名は 「【Airペイ】iDご利用審査完了のお知らせ」 でした。「完了」と書いてあります。通ったのだと思って開きました。
本文の2行目に、こう書かれていました。
審査の結果、iDのご利用を見合わせていただくこととなりました。
「見合わせ」と書かれていますが、審査に落ちたという意味です。
さらに続けて、こうあります。
なお、審査基準につきましてはお答えできません。
理由は教えてもらえないんだ…。
はい。問い合わせても基準は答えてもらえません。
メールにはもう1行、大事なことが書いてありました。「他ブランド・決済種別のご利用審査を継続している場合がございます」という一文です。
1つ落ちても、残りは審査が進んでいます。
うちの4年では、iDを指定されたお客さまはほとんどいませんでした。ただし何が見送りになるかで影響は変わります。
実際、同じ日にVisa・Mastercard・銀聯の「審査終了」メールが別で届いていました。落ちた通知と通った通知が、同じ日に並んでいます。
▼なぜ結果が分かれたのか
結果が分かれた理由です。ここは正直に書きます。
理由は分かりません。基準が非公開だからです。
うちのイベント用は、実店舗を持っている事業者が出した2件目の登録です。店舗をまったく持たずに申し込む場合とは条件が違います。マルシェやイベント出店だけの方には、この結果は当てはまりません。
屋外での使い方は、マルシェでエアペイは使える?の記事に分けて書いています。
そのうえで、分かることがあります。同じイベント用の申し込みの中で、Visaとマスターカードは通り、iDは落ちました。申し込み1件ぶんの中で結果が割れています。
ブランドごとに、見ている基準が違うんですよね。
iDはNTTドコモが提供している決済です。エアペイが窓口になっていても、審査そのものは各ブランド側で行われます。うちの一件は、その仕組みがそのまま結果に出た形だと考えています。
- 言えること:ブランドごとに結果が分かれる。1つの結果で全部は決まらない
- 言えないこと:どの条件で審査を通るのか?基準は公開されていません
基準は分かりません。それでも、書類の出し方でできることはあります。
この記事の後半、書類の章にまとめました。
▼審査期間|実測はカード12日、全部で27日

次はいちばん気になるであろう審査期間、実際に何日かかったかです。公式の案内と、うちの実測を並べます。
| できごと | 日付 | 申込から |
|---|---|---|
| 申し込み | 2022年10月25日 | 0日 |
| 審査書類を提出 | 10月26日 | 1日 |
| Visa・Master・銀聯の審査終了 | 10月27日 | 2日 |
| カード決済が使えるようになった | 11月6日 | 12日 |
| 交通系電子マネー | 11月15日 | 21日 |
| iD | 11月16日 | 22日 |
| JCB・AMEXなど | 11月18日 | 24日 |
| QUICPayまで全部そろった | 11月21日 | 27日 |
この表は2022年10月から2023年1月の実測です。4年前の記録なので、いまの審査期間は変わっている可能性があります。
「ブランドごとに順番で使えるようになる」「書類を出すまで審査が始まらない」という仕組みは変わりにくいと思います。ただし日数は目安として読んでください。
書類を出した翌日のメールには「審査に2〜3週間を要しております」と書かれていました。
審査終了のメールには「決済センター登録完了を経て、9日〜11日でご利用可能になります」とあります。
決済センター登録は、こちらで何かをする作業ではありません。決済を使えるようにするための、エアペイ側の準備です。
うちの場合は、カードが使えるまで12日でした。案内の範囲におさまっています。ただし、全部の決済がそろうまでは27日かかりました。
オープン日が決まっている方は、ここが一番大事なところです。逆算して1か月前に出しておくと、開店日に間に合います。
カードが使えるまでが12日で、全部そろうのは1か月近くかかるんだ…。
順番に使えるようになっていく感じですね。
なので早めに準備するほうが良いですよ!
だから「まだメールが来ない」は、落ちたという意味ではありません。
▼エアペイQRは別審査|最長2か月半
PayPayやd払いなどのQRコード決済は、エアペイとは別のサービスです。
うちはPayPayと楽天ペイを、エアペイQRを通さず直接契約して使っています。下の表は、エアペイQRで申し込んだぶんだけです。
PayPayは2026年10月に、エアペイQR経由の審査も通りました(PayPayは直接契約とエアペイ経由どっち?両方の審査を通した店主の結論)。
申し込みも審査も別に進みます。ここを知らずに待っていると、落ちたのかと不安になります。
うちのQRの申し込みは10月28日と10月31日でした。使えるようになった順に並べます。
Alipay+やWeChat Payは、主に訪日のお客さま向けの決済です。日本のお客さまだけなら、急がなくて大丈夫です。
| QR決済 | 使えた日 | 申込から |
|---|---|---|
| Alipay+・WeChat Pay等 | 11月21日・22日 | 約25日 |
| au PAY・COIN+ | 12月1日 | 約34日 |
| J-Coin Pay | 12月21日・23日 | 約54日 |
| d払い | 翌年1月13日 | 約77日 |
2か月以上かかるものもあるんだ…。
途中で確認のメールが来て、返信するまで止まります。
うちは返信が遅れて、年明けに同じ確認メールが再送されてきました。
「お申込み内容についてのご確認」という件名です。
カード決済が使えるようになったあとも、QRは順番に増えていきます。
カードが動き出したら、あとは待つという感覚で大丈夫です。
待っている間は、いま使える決済をレジ横に貼り出しておくと、聞かれたときに困りません。
▼書類を出すまで、審査は始まらない
うちが実際につまずいたのは、審査書類の提出です。
イベント用の申し込みをした翌々日、こんなメールが届きました。
審査に必要な書類がまだ提出されていないようです。
申し込みフォームを送った時点では、まだ審査は始まっていません。書類をアップロードして、それが揃って初めて審査開始です。うちは1件目は翌日に出せましたが、2件目は出し忘れて催促をもらいました。
開業直後でバタバタしていて、単純に忘れていましたね。
2日間、何も進んでいなかったことになります。
下記は公式から案内されている書類一覧です!そこまで手間のかかるものではないのでご確認ください。
- 振込先の口座(ゆうちょ銀行以外。口座名義に契約する人の名前が含まれていること)
- 店舗のURL(そこから店舗名・住所・電話番号・商品・価格を確認される)
- 店舗URLがない場合は、店舗入口・建物の外観・店内の写真などの提出
最新の内容は公式サイトでご確認ください。
ここで役に立つのが、お店のページです。
ホームページやSNSがあれば、写真を撮って出す手間が消えます。載せておく内容は、店名・住所・電話番号・商品・価格の5つです。
▼1つ落ちても、店は回る
落ちたあと、うちが何をしたか書きます。結論から言うと、何もしていません。
理由は単純で、困らなかったからです。
イベント用のiDが使えなくても、Visa・Mastercard・JCB・QUICPay・交通系は使えます。
iDを指定して支払うお客さまに当たったことは、4年の営業の中でほとんどありませんでした。
落ちた=お店で決済できない、じゃないんだね。
そうですね!
そこが一番お伝えしたいところです。
「審査に落ちた」と聞くと全部ダメになった気がしますが、うちの場合は9つのうち1つでした。
もし落ちたのが Visa・Mastercard だったら、話は変わっていたと思います。
ただ、うちはそのケースではありませんでした。
自分がどの状態なのかは、届いたメールの件名にあるブランド名で分かります。「完了のお知らせ」と書いてあっても本文を読む、というのがうちの学びです。
▼これから申し込む人へ|先にやること
ここまでを踏まえて、これから申し込む方に向けて書きます。実店舗がある方・開店予定の方向けです。マルシェやイベント出店だけの方は対象外になることがあります。
まず、審査書類を先にそろえてください。申し込みフォームを送っただけでは審査が始まりません。うちは2日間むだにしました。
次に、カードと電子マネーで使えるようになる日は違います。うちはカードが12日、全部そろうのが27日でした。
QRコード決済はさらに別です。うちはd払いまで2か月半かかりました。
うちは開業から2か月、現金だけで営業していました。いちばん覚えているのは、釣り銭の用意が面倒だったことです。銀行へ両替に行く日を作っていました。
カードが使えるようになってから、その手間が減りました。売上が増えたかどうかより先に、現金を数える時間が減ったのが実感です。
公式のよくある質問には、オープン予定の店舗でも申し込めると書かれています。申込フォームの「営業開始年月」にオープン予定日を入れる形です。うちはこれを知らずに、開業してから申し込みました。
▼もう落ちた方へ|まず管理画面を開く
すでに落ちてしまった方へ。最初にやることは、エアペイの管理画面を開くことです。
落選のメールにも、契約内容と申し込み状況は管理画面で確認できると案内されています。
他のブランドの審査は、まだ動いている可能性があります。
そのうえで、書けることと書けないことをはっきりさせておきます。
書けないことは、他社の決済サービスの使い心地です。うちはエアペイとPayPayと楽天ペイを使っていますが、SquareもSTORESも使っていません。
使っていないものを「こっちなら通ります」とは書けません。
書けることは、うちの実物から言えることだけです。
- 1つのブランドが見送りでも、他のブランドの審査は続いている
- 件名に「審査完了」とあっても、本文を読むまで結果は分からない
- 理由は問い合わせても教えてもらえない
うちは見送りになったiDについて、再申請はしていません。特に必要がなかったからです。
もう一度出すかどうかは、その決済が自分のお店に本当に要るかで決めればいいと思います。
次にやることは1つです。管理画面で、他のブランドがまだ審査中かどうかを見てください。動いていれば、待つだけで増えます。
もうひとつ、待っている間にできることがあります。
レジアプリのAirレジは審査がありません。AirIDを登録したその日から使えます。
うちも2022年10月25日にIDを登録して、その月からレジだけ先に動かしていました。カード決済が使えたのは11月6日です。
ただしAirレジは決済の代わりにはなりません。売上の記録と、会計ソフトとの連携までです。
それでも、審査を待つ間に売上の集計を整えておけます。
▼よくある質問(FAQ)
Q1. 審査に落ちると、エアペイ自体が使えなくなりますか?
A. うちの場合は違いました。見送りになったのは9つのうち1つで、残りの決済は使えるようになっています。ただし何が見送りになるかで影響は変わります。
Q2. 落ちた理由は教えてもらえますか?
A. 教えてもらえません。うちには「審査基準につきましてはお答えできません」と書かれたメールが届きました。
Q3. エアペイの審査期間はどれくらいですか?
A. うちの実測は、申し込みからカード決済が使えるまで12日、全ブランドがそろうまで27日でした。当時のメールには「審査に2〜3週間」「登録完了を経て9〜11日」と書かれていました。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
Q4. 申し込めばすぐ審査が始まりますか?
A. いいえ。審査書類をアップロードして、それが揃ってからです。うちは出し忘れて催促のメールをもらいました。
Q5. QRコード決済も同じタイミングで使えますか?
A. 別です。エアペイQRは申し込みも審査も分かれています。うちはd払いが使えるようになるまで、申し込みから約2か月半かかりました。
Q6. エアペイの評判は悪いですか?
A. うちが申し込む前に気になったのも「審査に落ちることがある」という話でした。実際に1つだけ見送りになっています。使い勝手のほうは、4年使った本音のレビューに分けて書いています。
Q7. 開店前でも申し込めますか?
A. 公式のよくある質問では、オープン予定の店舗でも申し込めると案内されています。うちはこれを知らず、開業から2か月後に申し込みました(2026年9月時点)。
Q8. 審査の状況はどこで確認できますか?
A. エアペイの管理画面で、契約内容と申し込み状況が見られます。落選のメールにも、管理画面で確認できる旨が案内されていました。
Q9. 落ちたあと、もう一度申し込めますか?
A. うちは再申請していないので、実体験としては書けません。見送りになったiDが自分の店に本当に必要かで決めるのがよいと思います。手続きの可否は、管理画面か公式の問い合わせ窓口で確認するのが確実です。
▼まとめ

2022年10月に2件申し込んで、イベント用のiDだけが見送りになりました。そのときの記録を全部出しました。
落ちてもお店は回ります!
「審査に落ちた」と検索してここに来た方は、まず届いたメールの件名にあるブランド名を見てください。
うちがいちばん後悔しているのは、落ちたことではありません。開業してから申し込んだことです。開店前でも申し込めると、あとから知りました。
エアペイの使い勝手そのものは、マルシェでエアペイは使える?店主4年・屋外約20回の実録レビューにまとめています。
カードリーダーの反応が遅いと感じたら、エアペイのカードリーダーが遅い?原因と対処が役に立ちます。
レジと決済をこれから一緒に選ぶ方は、お菓子屋を開いたら、カード決済とレジはどうする?からどうぞ。
開業全体の流れは、お菓子屋を開くまでの流れ|許可からレジ・商標まで全部まとめにあります。
ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ
お問い合わせはこちら









