📌 この記事でわかること
  • TikTok ShopとShopifyを連携する具体的な手順(セラー登録〜商品タグ付けまで)
  • 個人事業主・食品販売で審査をクリアする書類リスト
  • 手数料・入金サイクルの実態(楽天・Amazonとの比較表つき)
  • フォロワー1,000未満でも注文が来た理由
  • 2ヶ月やってわかったメリット・デメリット正直まとめ

「TikTok Shopって、個人のお菓子屋さんにも使えるの?」

「Shopifyでネットショップを運営してるけど、TikTokと連携できるって本当?」

「フォロワーが1,000人もいないのに、始めても意味あるかな……」

「TikTok Shopの月額料金や手数料っていくら?」

2ヶ月前の私も、まったく同じことを考えていました。

兵庫県でマカロン専門店「いろはのおと」を営む個人事業主4年目の私(ITが専門じゃない実店舗経営者)が、実際にTikTok ShopとShopifyを連携して、気がつけば2ヶ月が経ちました。

結論から言えば、フォロワーが1,000人を超えていなくても、2ヶ月で3件の注文が来ました。

しかも、TikTokの動画を見た人がそのまま購入してくれるという体験は、Shopifyだけではできなかった新しい感覚でした。もちろん「爆売れ」ではないし、正直ぜんぜん甘くもなかったです(笑)。それでも「やってよかった」と思える理由が確かにあります。

この記事では、審査でつまずいたこと、手数料や入金サイクルへの最初の不安、実際の連携設定の手順まで、個人事業主目線で全部正直に書きます。
「TikTok Shop気になってるけど個人店でも本当に使えるの?」と迷っている方に読んでもらえると嬉しいです。

目次

🤔 TikTok Shopって個人のお菓子屋さんに関係ある?

TikTok Shopって大企業向けじゃないの?
個人のお菓子屋さんでも使えるの?

そもそも「TikTok Shop」自体あまり聞き馴染みがないよね!
実際にやってみた感想を踏まえてTikTok Shopの解説もしていくね!

まず「TikTok Shopって何?」というところから説明させてください。

TikTok Shopでマカロンの商品タグ付き動画が表示されたスマートフォンのイメージ図。動画画面に商品名・価格・購入ボタンが重なって表示され、動画を見た瞬間に購入できる仕組みをいろはちゃんが驚いて確認している。

TikTok Shopは、TikTokのアプリ内で商品を購入できるECプラットフォームです。
2025年6月30日に日本に正式上陸しました。

日本のTikTokユーザーは約4,200万人(人口の約3分の1)。
しかも最近は30〜50代のユーザーが急増していて、TikTokの平均ユーザー年齢は39.2歳という調査結果も出ています(博報堂 2025年調査)。

普通のECサイトとの最大の違いは、「動画を見ている人がそのまま購入できる」ことです。商品タグ付きの動画を投稿すると、動画の中に購入ボタンが表示されます。
興味を持った人はTikTokのアプリを離れることなく、そのまま決済まで完了できます。

これが「発見型コマース」と呼ばれる新しい購買体験です。
検索して探すのではなく、動画を見ていたら欲しくなって買う。
それがTikTok Shopの本質です。

項目内容
日本正式開始2025年6月30日
日本MAU(Monthly Active Users=月にアクティブに使ってる人の数)約4,200万人(2026年時点)
平均ユーザー年齢39.2歳(2025年博報堂調査)
日本上陸3ヶ月の累計GMV約30億円 ※1
個人出店費用初期費用・月額固定費0円
販売手数料7%(新規出店後90日間は3%)

※1 日本上陸3ヶ月の累計GMVは各種メディア報道をもとにした参考値です。最新情報はTikTok Newsroom(公式)をご確認ください。

「大企業向けでしょ?」と思っていたのですが、出店条件を調べてみると、個人事業主でも登録できます。法人じゃなくてOKです。

ただし、食品を販売する場合は追加の許可書類が必要です(このあと詳しく書きます)。
マカロン屋として菓子製造業の営業許可を持っている私は、その書類を提出すればOKでした。

📱 私が2ヶ月やってみた正直な結果【数字あり】

▼まず私の状況を正直に開示しておきます。

項目内容
運用開始2026年2月(2ヶ月経過)
TikTokフォロワー数1,000未満
運用方法自分で動画投稿 + TikTokライブ
販売商品マカロン・焼き菓子系
2ヶ月の注文件数3件
連携方法Shopifyアプリ連携 + TikTok Shop独立運用を並行

「2ヶ月で3件」。多くはないですよね(笑)。
正直に言います。

でも私がこの2ヶ月で一番感動したのは「件数」じゃなくて、「TikTokの動画やライブを通じてそのまま購入してくれた人がいた」という体験そのものでした。

Shopifyだけ運営していたとき、お客さんは検索かInstagramから飛んできてくれていました。でもTikTok Shopは違います。
動画を見て「欲しい」と思った瞬間に、アプリを離れることなくそのまま買えてしまう。

しかも、その購入者はShopifyのお客さん層とまったく違う方々でした。
Shopifyの既存顧客ゼロ、TikTok経由の完全新規顧客。
つまりTikTok Shopを始めたことで、それまで届いていなかった層に届いたということです。

フォロワー1,000未満でも売れたってすごいね!
Shopify単体と比べてどんな感じ?

Shopifyは「探してもらう場所」TikTok Shopは「見つけてもらう場所」って感じで全然違うんです。
両方あると強いな、って実感してます!

✨ フォロワー1,000未満でも注文が来た理由

「フォロワーが少ないから意味ない」とずっと思っていました。
でも実際には、TikTokではその思い込みがあまり当てはまりません。

▼ TikTokのアルゴリズムは「フォロワー数より動画の質」を優先する

TikTokは「コンテンツグラフ」という思想で動いています。
InstagramやYouTubeのようにフォロワーへの配信が主体ではなく、ユーザーの興味・関心に基づいておすすめに表示される仕組みです。

投稿した動画はまず数百〜数千人の小さなグループに配信されます。そこで「視聴完了率・いいね・コメント・シェア」などの反応が良ければ、段階的に大きなグループへ拡散されます。フォロワーゼロの新規アカウントでも、動画の内容次第で一気に広まる可能性があるのです。

つまり、フォロワーを増やすより先に「いい動画を作る」方が大事ってこと?

そのとおりなんです!フォロワーを地道に増やすInstagramとは根本的に違う仕組みで、マカロンみたいな「映え商品」は特に動画映えしやすいので相性がいいと実感してます。

▼ マカロン・お菓子系は「発見型購買」と相性がいい

TikTok Shopで売れやすい商品のひとつが、視覚的なインパクトがある食品です。マカロンはカラフルで映える。断面を割るシーン、並べるシーン、包装シーン…動画の素材に困りません。「検索して探す商品」ではなく、「見ていたら欲しくなる商品」として非常に相性がいいと感じています。

実際に注文が来た動画を振り返ると、商品の「色」と「手作り感」が伝わるシーンで視聴完了率が高かったように思います。

▼ 「動画→即購入」の導線がシンプル

TikTok Shopの商品タグは、動画を見ながらそのままタップできます。「気になった→プロフィールを見て→リンクを探して→別サイトに飛んで→会員登録して→買う」という複雑な導線がありません。購買の「熱が冷めるタイミング」がないのです。この即購入の仕組みは、フォロワー数に関係なく働きます。動画さえ「おすすめ」に載れば、見知らぬ人に商品を届けるチャンスが生まれます。

🔧 ShopifyとTikTok Shopの連携設定【ステップ解説】

「TikTok Shopだけじゃダメなの?」という疑問が最初に浮かびますよね。
TikTok Shopは単独でも販売できます。
ただ、私がShopifyと連携した理由は3つあります。

Shopifyと連携しない場合と連携した場合の管理画面の違いを比較したイメージ図。連携なしでは2つの管理画面を行き来して大変な様子、連携後はShopify一画面で全注文・在庫が確認できる様子を示している。
🔗 ShopifyとTikTok Shopを連携する3つのメリット
  • 在庫の二重管理が不要:ShopifyとTikTok Shopの在庫が自動で同期されます。売り切れ商品が誤ってTikTok Shopに表示されるミスがなくなります。
  • 注文管理が一箇所に集まる:Shopifyの管理画面だけで全チャネルの注文を確認できます。TikTok Shopの管理画面を別で開く手間がなくなります。
  • お客さんの情報が自分のものになる:TikTok Shop経由で来たお客さんの情報もShopifyに蓄積できます。リピート販売やLINE登録への誘導がしやすくなります。
TikTok Shopのセラー登録から販売開始までの5ステップを縦型フローで解説した図解。アカウント作成・申請・審査(3〜7営業日・差し戻し注意)・Shopify連携・商品同期の順番を番号付きで示している。

Shopifyを持っていない場合は連携できないの?

Shopifyがなければ連携はできません。ただ、Shopifyは14日間無料トライアルがあるので、まずそこで試してみるのが現実的かなと思います。最初はTikTok Shopだけで様子を見て、手応えを感じたらShopifyに移行する流れでも全然OKですよ。

では実際の設定手順を説明します。大きく5つのステップです。

▼ Step1. TikTok Shopセラーセンターでアカウント開設

まず「TikTok Shopセラーセンター(seller-jp.tiktok.com)」にアクセスして、セラー(出品者)アカウントを作ります。TikTokアカウントはすでに持っていることが前提です。セラーセンターはTikTokアプリとは別の管理画面で、ECの出品・注文管理・分析をすべてここで行います。

TikTok Shopセラーセンター登録TOP画面
  • TikTok Shopセラーセンター(seller-jp.tiktok.com)にアクセス
  • 「今すぐ登録」をクリック
  • TikTokアカウントまたはメールアドレスでログイン
  • 「個人事業主」を選択(法人の場合は「法人」を選ぶ)
  • ショップ名・事業カテゴリを入力
🍰 食品を販売する方は必読

マカロン・焼き菓子・スイーツなど食品を販売する場合は、通常の書類に加えて「食品営業許可証」が必要です。許可取得がまだの方は保健所への申請が先決。取得まで概ね2〜4週間かかるので、TikTok Shop開始の1ヶ月前には動き始めましょう。

▼ Step2. 個人事業主が準備する書類一覧(食品の場合)

ここが最初の関門です。私が一番びっくりしたのが、書類の多さでした。
個人事業主の場合に必要な書類はこちらになります。

書類詳細・注意点
本人確認書類パスポート/運転免許証/在留カードのいずれか1点
個人事業の開業届税務署の受付印付きのもの
銀行口座情報個人名義の銀行口座
食品営業許可証【食品販売の場合は必須】菓子製造業など該当する許可証
特定商取引法に基づく表記氏名・住所・連絡先を登録(バーチャルオフィス住所も可)

マカロン屋として菓子製造業の営業許可をすでに取得していた私は、その許可証を提出するだけで食品カテゴリの審査に対応できました。
もし許可証をまだお持ちでない場合は、保健所への申請が必要です(取得まで概ね2〜4週間)。

開業届まで必要なんだ!
個人事業主の登録前だと始められないってことですか?

そういうことになります。TikTok Shopは事業者向けのプラットフォームなので、まず開業届を出して個人事業主として登録するのが先ですね。まだ開業届を出していない方は、freeeやマネーフォワードを使って先に済ませておくのがおすすめです!

▼ Step3. 「TikTok for Shopify」アプリのインストール

セラー審査が完了したら、次はShopifyとの連携設定です。
2025年10月30日から、Shopify公式の「TikTok」アプリが日本でも提供されています。ShopifyのApp Storeから「TikTok」で検索してインストールするだけです。
費用は無料です。

ShopifyアプリストアでTikTokアプリを検索した結果画面。TikTok Inc.提供・無料・評価4.8(12,780件)で、「TikTok for Shopify」との連携に使用する公式アプリ。
  • Shopify管理画面 →「アプリ」→「アプリストア」を開く
  • 「TikTok」で検索してインストール
  • TikTokアカウント・セラーセンターアカウントと連携
  • 「TikTok Shopに接続」を選択

このアプリを入れることで、Shopifyの商品情報(タイトル・価格・画像・説明文)がTikTok Shopに自動同期され、在庫数がリアルタイムで連携します。TikTok Shopの注文情報もShopify管理画面に集約されるため、注文対応を1ヶ所で完結できます。

▼ Step4. 商品カタログを同期する

アプリをインストールしたら、Shopifyの商品をTikTok Shopに同期します。「カタログを管理」→「商品を追加」で、Shopifyの商品一覧が表示されます。TikTok Shopで販売したい商品にチェックを入れて同期するだけです。

注意点として、食品の場合は商品ページにアレルゲン表示・賞味期限・原材料の記載が義務付けられています。Shopifyの商品説明欄にこれらをあらかじめ書いておくと、同期時にそのまま反映されてスムーズです。

▼ Step5. 動画に商品タグを付ける

ここからがTikTok Shopの本番です。TikTokで動画を投稿するとき、「商品を追加」というボタンから自分のTikTok Shopの商品を選んでタグ付けできます。タグ付きの動画が再生されると、動画の左下あたりに商品のサムネイルと価格が表示されます。視聴者はそこをタップするだけで商品ページに飛び、そのまま購入できます。

この「動画を見てそのまま購入」の流れが、TikTok Shopの核心です。私が初めて注文を受けたのも、このタグ付き動画経由でした。

なお、ShopifyとBASEを比較検討している方はこちらの比較記事もあわせてどうぞ。

⚠️ 始める前にぶつかった!正直に教える3つの壁

ここが一番正直に書きたいところです。
TikTok Shopを始めるにあたって、私が実際につまずいた3つのことをお伝えします。

▼ つまずき1:書類が思っていた以上に多かった

正直「TikTokのアプリで簡単に始められるだろう」と思っていました。でも実際には、個人事業主+食品販売の場合、提出書類が結構ありました。特に食品カテゴリは「制限付き商品」として扱われるため、一般的な本人確認書類に加えて、食品営業許可証の提出が必要でした。

マカロン屋として許可証はすでに持っていたので大丈夫でしたが、もし持っていなかったら保健所への申請から始める必要があります。ネットショップを始める前に実店舗の営業許可を取っていたことが、ここで活きた形です。

🔖 食品販売で必要な追加書類
  • 食品営業許可証(菓子製造業・飲食店営業など該当するもの)
  • 食品衛生責任者の資格証明書(求められる場合あり)
  • 商品ラベル画像(アレルゲン・賞味期限・原材料の記載が必要)

マカロン屋として許可証をすでに取得している場合は、スキャンして準備しておくだけでOKです。

▼ つまずき2:審査に時間がかかった

「すぐ始められると思ったら、思ったより時間がかかった」。
これも正直な感想です。審査期間の目安は3〜7営業日ですが、食品カテゴリの場合は追加書類の確認が入るため、少し長めになることがあります。私の場合も「本当に審査通るのかな?」とそわそわしながら待ちました(笑)。

審査に落ちる主な原因として、調べてみると以下のようなものがありました。

  • 書類の写真が暗い・文字が読めない
  • 申告情報(氏名・住所)と書類の内容が一致しない
  • 食品カテゴリなのに食品営業許可証を提出していない
  • 特定商取引法の記載が不備

書類は鮮明に撮影して、申告情報と完全に一致しているか確認してから提出することをおすすめします。再審査になると余計に時間がかかります。

▼ つまずき3:手数料と入金サイクルへの不安

「TikTok Shopの手数料って高くないの?」
「入金はいつ来るの?」
最初はこれが一番不安でした。実際の数字を見てみると、思っていたよりずっと分かりやすかったです。次の章で詳しく書きます。

書類の準備と審査待ちが大変なんだ。
準備期間として何週間くらい見ておけばいいの?

書類がすべて揃っていれば審査自体は3〜7営業日くらいだよ。
食品許可証の準備が必要な場合は保健所申請に2〜4週間かかるので、合計で余裕を持って1ヶ月見ておくと安心だと思います!

💰 手数料・費用・入金サイクルの実態

「TikTok Shopの手数料って高そう」と思っていた方、実は意外とリーズナブルです。比較してみましょう。

▼ 出店・月額費用は0円

TikTok Shopの大きな特徴のひとつが、初期費用・月額固定費が無料であることです。
楽天市場のように何万円もかかる出店費用がありません。

▼ 販売手数料は7%(新規出店後90日間は3%!)

TikTok Shop・楽天市場・Amazonの手数料と初期費用を比較した図解。TikTok Shopが手数料7%(最初90日は3%)・初期費用無料で最も低く、個人店におすすめであることを3カード形式で示している。

売れたときにかかる手数料は売上の7%(税込・カード決済手数料込み)です。
さらに、新規出店後90日間は3%に優遇されます(商品を3点以上登録することが条件)。これは出店直後の事業者にとって非常に大きなメリットです。

プラットフォーム初期費用月額固定費販売手数料
TikTok Shop0円0円7%(新規90日間は3%)
Amazon0円4,900円(大口)カテゴリ別8〜15%
楽天市場60,000円19,500円〜実質13〜15%
Shopify単体0円3,650円〜0%(別途決済手数料)

楽天市場(実質13〜15%)やAmazon(8〜15%)と比べると、TikTok Shopの7%はかなり低い水準です。個人事業主の立場からすると、「売れたときだけ払えばいい」コスト構造は助かります。

▼ 入金サイクルの実態

最初に一番気になっていたのが「いつお金が入ってくるの?」という点でした。

決済タイプ入金タイミング
標準決済配達完了日の15日後
至急決済配達完了日の3日後

毎月1日・14日が売上処理日となっていて、そこから1〜3営業日以内に指定口座に振り込まれます。「15日後」というのは最初「長い」と感じましたが、確定申告や月次の収支管理をしていれば特に問題ないサイクルでした。

⚠️ 個人アカウントの源泉徴収に注意

個人名義のショップの場合、TikTokプラットフォームが売上から10.21%を所得税(復興特別所得税含む)として源泉徴収します。確定申告時に精算・還付申請ができますが、年末に混乱しないよう売上と源泉徴収額を毎月記録しておきましょう。屋号付きの個人事業主名義で登録することで源泉徴収の対象外になる場合もありますが、詳細はTikTok Shopヘルプや税理士にご確認ください。
※本情報は筆者の体験に基づく参考情報です。税務処理については必ず税理士・税務署にご相談ください。

📊 Shopify単体 vs Shopify+TikTok Shop 徹底比較

「結局、TikTok Shopを追加する価値ってあるの?」
という方のために、私の体感を含めて比較してみます。

比較項目TikTok ShopのみShopifyのみShopify+TikTok Shop
月額固定費0円約3,650円〜(Basic)約3,650円〜(Basic)
販売手数料7%(初期90日は3%)決済手数料のみ(約2%)TikTok経由のみ7%
自分のお店URL❌ TikTok内のみ✅ 独自ドメイン可✅ 独自ドメイン可
在庫管理TikTok管理画面のみShopifyで一元管理自動同期で一元管理
新規顧客獲得✅ TikTok動画経由SEO・広告頼み✅ 動画+検索で二重獲得
リピーター管理△ 顧客情報が残らない✅ メール・LINE連携可✅ Shopifyで管理
向いている人まず試してみたい人集客ルートがある人売り場を広げたい個人店

私が感じた一番のメリットは「Shopify在庫と自動同期されるため二重管理が不要」なことと、「TikTok経由の完全新規客が来る」こと。デメリットは動画制作の時間と、TikTok Shop経由の販売には7%の手数料がかかる点です。

Shopifyの自社ECで買ってもらうと手数料はほぼゼロ。TikTok Shop経由だと7%かかる。利益率を考えると、「TikTok Shopは新規顧客を獲得する場所」「Shopifyは既存顧客がリピートする場所」という使い分けが理想だなと感じています。

📌 どっちを選ぶ? 状況別おすすめ判断チャート

TikTok Shopだけで十分な人

  • まずお試しでTikTok販売を体験してみたい
  • 月額費用を抑えたい(Shopifyの月額を節約したい)
  • 販売商品が少ない(5〜10点以下)
  • 今はTikTokのフォロワーを増やすことが最優先

Shopify+TikTok Shop連携がおすすめな人

  • すでにShopifyを使っている(または本格ECサイトを作りたい)
  • 複数商品の在庫をまとめて一元管理したい
  • リピーター向けのメール・LINE施策もしたい
  • 長期的にブランドとして育てていきたい
TikTok Shopだけで始めるかShopifyと連携して始めるかの判断ガイドイラスト。いろはちゃんが分岐点に立ち、左の「TikTok Shopのみ」(月額ゼロ・手軽)と右の「Shopify連携」(一元管理・顧客蓄積)の2つの選択肢をカード形式で比較している。

TikTok Shopだけでも売れるなら、Shopifyって必要?

TikTok Shopだけでも始められますよ!
ただ、TikTok Shopだけだと「お客さんの連絡先が手元に残らない」んです。リピートしてもらうなら自分のお店(Shopify)があるほうが長期的に断然強いですよ。

💡 個人店がTikTok Shopで売れるための実践ポイント

2ヶ月の運用と調べた内容を合わせて、個人店が意識すべき実践ポイントをまとめます。

▼ 動画の最初の3秒が全て

TikTokは最初の2〜3秒で「続けて見るか」が決まります。冒頭で「え、何これ?」と思わせるシーンを置くことが大事です。お菓子系で効果的なのは、カットシーン・断面・カラフルな並べ方など、一瞬で目を引くビジュアルです。「マカロンを箱に詰めていくシーン」「断面を割るシーン」などが視聴完了率を上げやすい傾向があります。

▼ 商品は最初は1〜2種類に絞る

最初から全商品を一気に登録するのではなく、まず売れ筋の1〜2品に絞って動画実績を積むのが現実的です。1商品に集中することで、レビュー・評価・動画実績が集まりやすくなります。商品の評価スコアがある程度溜まってから、品揃えを広げる方が効率的です。

▼ ライブコマースはフォロワー少でもやる価値がある

「ライブってフォロワーが多くないと意味ない」と思っていましたが、これは半分正解・半分間違いでした。ライブ中の視聴者数やコメント率もアルゴリズムの評価対象になるため、たとえ視聴者が10人でも、コメントや購入が発生するとライブが「おすすめ」に乗り始めることがあります。週1回30〜60分のライブから始めて、ライブ配信の実績を積むことを優先するのがおすすめです。
食品系なら「商品の裏側の話」「お店ができたエピソード・歴史」「試食リアクション」といった内容が購買意欲を高めます。

▼ 注文が急増したときの在庫余裕を必ず設定する

動画がバズって一気に注文が来た場合、出荷が追いつかなくなるとショップの評価スコアが下がります。注文確定から3営業日以内に発送が義務付けられているので、対応できない場合はペナルティになります。TikTok Shopの在庫設定を、実際の在庫より少し少なめ(実在庫の80〜90%程度)にしておくのがおすすめです。手作り食品はとくに仕込みキャパに限界があるので、在庫の余裕を持たせておくことが大事です。

🆚 TikTok Shopで売れない人の特徴と対策

TikTok Shopには「やめとけ」という意見もネット上に存在します。日清食品がTikTok Shopに参入して100日間の売上が103万円に留まった、という事例がネットで話題になりました。大企業でもそれしか売れなかったの?というインパクトです。

ただし、この失敗の原因はTikTok Shopの問題ではなく、「商品棚に並べるだけ」の従来のEC運用をそのまま持ち込んだことにありました。TikTok Shopは「動画を軸にした体験型販売」が前提です。登録して待つだけでは売れません。

売れない人の特徴対策
登録して動画を投稿していない週2〜3本以上の投稿を継続する
動画の冒頭が地味でスキップされる最初の3秒を「驚き」か「映え」で始める
商品ページの情報が薄いアレルゲン・原材料・賞味期限など必要事項を全部書く
レビューが0件のまま既存顧客に購入・レビュー依頼を出す
在庫切れ対応が遅い在庫設定をバッファ付きにする

❓ よくある質問

Shopifyを持っていない人でも、TikTok Shopだけ始められますか?

はい、TikTok Shopは単体でも始められます。ただ、Shopifyと連携すると在庫管理・注文管理が一元化されてかなり楽になるので、一緒に始めることを強くおすすめします!

審査に落ちたらどうすればいいんですか?

セラーセンターから再申請できます。落ちた場合はメールで理由が届くので、その内容を確認して書類の不備を修正してから再提出すればOKです。落ちることは珍しくないので焦らずに!

マカロンって冷蔵管理が必要ですよね?
送料はどうしているんですか?

常温対応のマカロンはクール便なしでも送れます。生クリームを使うものは冷蔵クール便が必要で、配送コストが少し上がります。価格設定に配送コストを含めるか、送料別でお客さんに負担してもらうかは商品ごとに考えています。

梱包の同梱物で気をつけることはありますか?

TikTok Shopのルールで、商品以外のパンフレット・マーケティング資料の同梱は禁止されています。「いつもありがとうカード」みたいなものも同梱NGなので注意が必要です。注文確認書は入れても大丈夫です。

Shopifyのプランは何を選べばいいですか?
月額費用が気になります。

個人店には「ベーシックプラン(月3,650円)」で十分です!TikTok Shop連携もベーシックで完全に使えます。まず14日間の無料トライアルで試してみてください。トライアル中にTikTok Shopとの連携設定まで完成させてしまう人も多いですよ。

TikTok動画ってスマホだけで撮れますか?
カメラや照明が必要ですか?

スマホ1台で全然OKです!私も最初からスマホだけで撮影しています。強いて言えばリングライト1個(2,000〜3,000円程度)があると動画が明るくなります。でもまずは手持ちのスマホで始めることを強くおすすめします。機材は売れてから揃えても遅くないです(笑)

🌸 まとめ|TikTok Shop × Shopify連携はやってみる価値あり

TikTok Shop×Shopify記事のまとめ図解。「Shopify連携で売り場が増える」「手数料7%で始めやすい」「審査は書類準備が山場」「フォロワー少なくても動画で売れる」「個人店こそ今が参入チャンス」の5ポイントをカード形式でまとめている。

2ヶ月間TikTok ShopとShopifyを連携して運用した正直な感想をまとめます。

  • フォロワー1,000未満でも、動画の質次第で注文は来る
  • 「動画を見てそのまま購入」は他のプラットフォームにはない体験
  • TikTok経由の新規顧客は、Shopifyの既存顧客とは完全に別の層
  • 審査は書類が多いが、準備さえしっかりすれば通る
  • 手数料7%は楽天・Amazonより安く、初期コストゼロは個人店に優しい
  • Shopifyと連携することで在庫・注文管理の手間が最小化できる

もちろん「動画を作り続ける」という作業コストはかかります。
「登録するだけで売れる」プラットフォームではありません
でも、0円で始められて、フォロワー少でも可能性があって、Shopifyと連携すれば管理も楽になる。個人事業主の立場からすると、やってみない理由がないなと感じています。

「まだShopifyを始めていない」という方は、まずShopifyでECの基盤を作ってから、TikTok Shopを追加するという順序がおすすめです。Shopifyがあることで、TikTok Shopの在庫管理・注文管理がぐっと楽になります。

\ 月額3,650円〜・14日間無料トライアルあり /

TikTok Shopを始めてみようという方、Shopifyを検討中の方の参考になれば嬉しいです。何か聞きたいことがあればコメント欄からどうぞ!

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いろはさん
兵庫県で マカロン専門店「いろはのおと」 (https://iroha-no-oto.com/)を経営しながら、 ひとりで事業を回すための IT・業務改善・数字まわりを日々試行錯誤している個人事業主です。 個人事業主として4年目です。 製造・販売だけでなく、 ECサイト運営、SNS運用、会計、事務作業まで、 開業当初からほとんどを自分で行っています。