「アフィリエイトリンクの貼り方って違反とかあるの?」
「このボタン、規約的に大丈夫かな」
「そもそも自分のリンク、ちゃんと貼れてるんだろうか」

アフィリエイトブログを始めてはや7ヶ月。
続けていると、ふとそう思う瞬間があります。

ASP(広告主とブログをつなぐ仲介会社)が用意したリンクは、そのまま貼ると「いかにも広告」で読み飛ばされそうな気がして、自分でボタンを作ってURLだけ入れていました

他のブログでもよく見る形なので、普通のことだと思っていました。

気になって、自分のブログのリンクを確認してみました。
そこで分かったのは、ボタンにしているだけなら、すぐ規約違反になるわけではないということです。

確認するのは見た目ではなく、文言・画像・URLを許可なく変えていないかどうかです。
ただし、自分で文言を決められる素材もあって、その呼び名はASPごとに違います
だから規約を読むだけでは決められませんでした。

3問で仕分けて、4社の線引きを確認して、過去記事を点検するところまで書きます。
先にひとつだけ。いまあるリンクは、慌てて消さないでください。

この記事での説明範囲
A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・アクセストレードの4社について、規約は公式ページで原文を確認しています。
ただし全数を点検して直した実例はA8.netのぶんです。
他の3社は規約の線引きと、うちでの掲載本数までを扱います。

📋この記事でわかること
  • ✅3つの質問で、直すべきリンクが絞れる
  • ✅「見た目を変えた」と「広告を変えた」の境目がわかる
  • ✅4大ASPの禁止と例外を、同じ物差しで比べられる
  • ✅文言を自分で決めていい素材の探し方がわかる
  • ✅短縮URLでうっかりやりがちな失敗を避けられる
  • ✅ブラウザだけで、過去記事を全部点検できる
  • ✅「機械で見つけた=違反」ではないと納得できる

✅この記事が向いている人

  • ASPのURLを自作ボタンに入れたことがある方
  • 文言・画像・URLをどこまで変えていいか分からない方
  • 過去記事のリンクをブラウザだけで点検したい方

❌この記事が向いていない人

ボタンになってるアフィリエイトリンク、よそのブログでもいっぱい見るよ。あれって大丈夫なの?

私もまったく同じことを考えてました!
結論から言うと、ボタンにしていること自体が問題なわけじゃないんです。

▼まず3問。あなたのリンクはどれ?

アフィリエイトリンクの3問セルフチェックの図解。①広告の文言や画像を自分で書き換えたか②URLだけ抜き出す・短縮・転送に置き換えたか③その変更を許す素材が管理画面にあるか。3つともいいえでも違反なしという意味ではない

問1|広告素材の文言か画像を、自分で書き換えましたか?

ボタンの色や余白といった見た目だけを変えたのなら「いいえ」です。
ここで聞いているのは、読者の目に映る文言そのものと、画像そのものを変えたかどうかです。

  • いいえ → 問2へ
  • はい → 問3へ

問2|URLだけを抜き出す・短縮する・別の転送URLに置き換える、をしましたか?

ASPのURLだけをコピーして、自分で作ったボタンに入れた場合は「はい」です。

  • いいえ → ひとまず優先度は低めです
  • はい → 問3へ

問3|その変更を許す素材名と条件を、いまのASP管理画面で確認できますか?

  • はい → 条件と実際の使い方が合っているか確認します。それだけで機械的に差し替えないでください
  • いいえ → ここが最優先の点検対象です

「前にどこかでOKと読んだ」
「リンクを押したらちゃんと開く」
これは確認できたことになりません。

💡そもそもASPって何?
広告主とブログのあいだに入る仲介会社のことです。A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・アクセストレードなどがこれにあたります。広告素材を配って、成果を集計して、報酬を支払うところまでを担当しています。

「いいえ」が続いても、「違反なし」ではありません

問1と問2がどちらも「いいえ」なら、この記事で扱う心配は少なめです。問3まで進む必要もありません。

ただし、ほかのルールまで問題ないという意味ではありません。自己クリックや表示のしかたなど、別の決まりもあります。

そしてもうひとつ。この3問は「違反を判定する診断」ではありません
まず「管理画面で確認したほうがいいリンク」を絞るためのものです。

実際、私がAIで洗い出した94本のうち、4分の1以上は直す必要がありませんでした
くわしい内訳は記事の最後に書きます。

えっ、機械で見つけたのに違うことがあるの?

あるんです。だから機械が出したリストは、「確認する候補」くらいに思っておいてください。そこから先は管理画面を開いて、1本ずつ確かめるしかないです。

▼「PR表記してるから大丈夫」と思っていました

94本のリストが出てきたとき、私が最初に思ったのは「やってしまった」ではありませんでした。

「PR表記はしてあるし、そこまで違反じゃないのでは?」

いろはノートの記事上部に表示されているPR表記の例。アフィリエイト広告が含まれること、商品紹介は店主の実体験にもとづくことが書かれている
Screenshot

これが本音でした(恥)。
記事の冒頭には広告を含む旨をちゃんと出しているし、隠して紹介したことは一度もない。だから大きな問題にはならないだろう、と。

でも調べていくうちに、そもそも別のルールの話をしていたと分かりました。

PR表記と広告素材の扱いは守る相手が違うことを示した図解。PR表記はステマ規制にもとづく読者との約束でページを見れば分かる。広告素材の扱いはASPの利用規約にもとづく広告主との約束で管理画面と見比べる必要がある

PR表記は「読者」との約束、素材の扱いは「広告主」との約束

PR表記(ステマ規制・景表法)広告素材の扱い(ASPの規約)
守る相手読者広告主とASP
中身広告だと分かるように表示する渡された素材をそのまま使う
確かめ方ページを見れば分かる管理画面と見比べないと分からない

PR表記は、読者に「この記事には広告があります」と知らせるものです。
いっぽう広告の文言や画像をどう使うかは、ASPと広告主との別のルールです。
「この文言とこの画像で紹介してください」と渡されたものを、勝手に作り替えない、という約束ですね。

守る相手も、確かめ方も違います。
片方を守るだけでは、もう片方を守ったことにはなりません。

💡そもそもステマ規制って何?
2023年10月から始まった表示のルールです。広告なのに広告だと分からない見せ方が禁止されました。景品表示法にもとづくもので、守る相手は読者です。対象になる範囲や具体的な表示のしかたは、消費者庁が公表している資料で確認してください。

つまり両方いるってことよね?

そうなんです。私はここを一緒くたにしていました。
PR表記をしているから安心、ではなかったんですね。

「そこまで深刻じゃない」も、たぶん半分は合っている

念のため書いておくと、私は通告を受けたわけではありません。
自分で気づいて、自分で直しただけです。

そして4社の規約を読んだ結論として、慌てて全部消す必要はありません
ただし「気づいたのに放っておく」と、次に記事を編集したときにそのまま残り続けます。見つけた時点で直すのがいちばん手間が少ないです。

▼4大ASPの線引きを、同じ物差しで並べる

見た目を変えるのと、広告を変えるのは別

A8.netは、広告の文字やURLを変えず、見た目を整えるための設定を足すだけなら改変ではないFAQで案内しています。ただし、それで表示が崩れた場合は自己責任です。
ほかのASPも同じとは限らないので、公式で確認してください。

つまり「ボタンに見える=アウト」ではありません
発行されたコードを残したまま、外側の余白や配置を整えるのは、文言やURLを書き換えるのとは別の話です。

アクセストレードも同じように、改変にあたらない設定を公式に一覧で出しています(別タブで開く設定や、広告リンクだと検索エンジンに伝える印など)。

ただし、これを「4社とも見た目を変えるのは無条件にOK」と広げるのは危険です。
先に見るべきなのはボタンの色ではなく、素材と掲載コードが一致しているかです。

2026年7月28日に、各社の公式ページで原文を確認しました。私がASPに問い合わせて回答をもらったものではありません。規約ページとFAQに書かれていることの整理です。

私が読んだのはこの4ページです。規約は改定されるので、最後はご自身で最新のものを開いて確認してください。

ASP
2026年7月28日時点
公式に書かれている禁止URLだけの使用変えていい素材
A8.netテキスト広告の文言の変更/広告コードからリンク部分のみの使用禁止例として名指し自由文言系。呼び名が広告主ごとに違う
もしもアフィリエイト第30条①「許可なく改変すること」具体例の記載なし素材名に「(自由テキスト)」
バリューコマース許可なく書き換える/一部を抜き出す/短縮URLに変換するNG行為として名指しMyLink(許可された広告案件のみ・画像にも条件)
アクセストレード表現の変更/許可のない案件での改変/リンク部分のみを抜き出して利用禁止として名指し商品リンク(許可された広告案件のみ)

この表も、いつか古くなります。
規約は改定されるので、実際に判断するときは必ず各社の規約ページと突き合わせてください。この記事が「古い解説を信じないで」と書いているのは、この記事自身にも当てはまります。

いちばん具体的に書いているのはバリューコマース

管理画面で作成した広告コードを、許可なく書き換えたり、一部を抜き出したりしてサイトに掲載する

広告コードをURL短縮サービスなどで短縮URLに変換し、サイトに掲載する
 引用元:バリューコマース「アフィリエイトNG行為」

「許可なく書き換えたり、一部を抜き出したりしてサイトに掲載」
——私がやっていたことが、ほぼそのままの言葉で書かれていました。
しかも短縮URLへの変換も別項目で名指しされています。

一方、もしもアフィリエイトは「許可なく改変すること」とだけで、禁止の具体例は並んでいません。条文の書き方は各社バラバラです。

書いてない会社は、ゆるいってことなのかな?

そう思いたくなるんですけど、「書いていない=許可されている」ではないんですよね。私は4社とも「自分で文言を決めていい素材があるか」を目印にしました。最後は自分が使っている広告案件ごとに、管理画面で確かめるしかないです。

古い解説だけで判断しない

調べていて気になったのが、主要ASPの見解をまとめた記事が数年前のまま残っていることでした。中にはいまの規約と読み合わせると、合わなくなっている書き方も見かけます。

どこが間違っているという話をしたいのではありません。規約は改定されるので、最終的にはいま表示されている規約ページと、いまの管理画面を見るしかないという、それだけの話です。

▼変えていい素材はある。ただし名前が社ごとに違う

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

「自由テキスト」で検索して、14本を見落としかけました

A8.netには、文言を自分で決めていい素材があります。
私は最初管理画面で「自由テキスト」という言葉で探しました。

見つかったのはConoHa WINGだけ。
だから「うちで自由に書いていいのはConoHaの11本だけ」と判断しました。

間違いでした。

BASEにも同じ性質の素材があって、そちらは「自由ワード」という名前だったんです。数えたら14本。危うく、直さなくていい14本を無駄に差し替えるところでした。

それ、直しちゃってたらどうなってたの?

規約の問題にはなりません。
ただ、記事は編集するたびに壊れるリスクがあります。実際この点検の途中で、関係のないボタンを巻き込んで消しかけたことがありました。
触らなくていいものは触らない。
これがいちばん安全です。

同じ機能の素材でも、広告主によって呼び名が違います。検索する言葉をひとつに決めないでください。「自由」「フリー」など、複数の言い方で探すのが安全です。

4社の例外素材と、その条件

  • A8.net|「自由テキスト」「自由ワード」など
  • もしもアフィリエイト|「(自由テキスト)」
  • バリューコマース|「MyLink」
  • アクセストレード|「商品リンク」

ただし、名前が似ていても使える条件は違います。「MyLinkがあるから何でも自由」ではありません。使っていい広告や画像、リンク先を変えていいかどうかは案件ごとに決まっているので、自分が使う広告の管理画面で確認してください。

素材が見つからない=違反が確定、ではありません

私の場合、4本は「探したけれど、文言を変えていい素材が見つからなかった」状態のまま保留にしています。

これは「違反だと確定した」わけではありません
見落としている可能性も、そもそも用意がない可能性もあります。
分からないものを白黒つけずに置いておく、という選択肢も。

だから点検表のラベルは、最低でも4つに分けてください。

「正規素材」
「許可された例外素材」
「差し替え」
「保留」

「違反」という言葉を列名に使わないのがコツです。
確認前の候補と、確定した判断が混ざってしまうので。

保留のまま気持ち悪い場合は、ASPの問い合わせ窓口に聞くのがいちばん早いです。「この広告主に、文言を自分で決められる素材はありますか」と聞けば済みます。

▼短縮URLとリンク一元管理の落とし穴

私自身は短縮URLを使っていなかったので、ここは失敗談ではなく「これから気をつけること」として書きます。

短くしただけでも、広告URLは変わっている

バリューコマースは、URL短縮サービスで短縮して掲載することをNG行為だとはっきり書いています。

他社に同じ具体例が書かれていなくても、書いていないことを「OK」の理由にはしないでください
書いていないのは、OKでもNGでもなく「わからない」というだけです。
そもそも短縮した時点で、発行されたコードのままではなくなります。公式の規約と管理画面で確かめましょう。

なお、Amazonアソシエイトや楽天のように、公式に短縮URLを発行できる仕組みがあるところは別です。公式の仕組みを使う場合も、そのサービスが示す条件を確認してから使ってください。

リンクをまとめて管理したいときの線引き

「どの記事にどのリンクがあるか」を一覧にするだけなら、リンクそのものは変わりません。
私はこの一覧を作ったことで、確認もれをかなり減らせました。

気をつけたいのは、ASPのURLを、いったん自分のサイトに送ってから広告先へ飛ばすタイプの管理方法です。
便利なのですが、読者が実際に踏むURLはASPが出したものではなくなります。
使う前に、各ASPの公式ルールを確認してください。

一括置換の機能も同じで、判定が間違っていたときの被害が全記事に及びます
まず1記事だけで試して、公開ページのソースまで確認してから広げてください。

URLだけを抜き出すと、見えない部品が落ちます

💡そもそも計測ピクセルって何?
広告コードに付いてくる、1ピクセル四方の見えない画像のことです。
「この広告が何回表示されたか」を数えるために使われます。URLだけをコピーすると、この画像が一緒に付いてこないので表示回数が測れなくなります。

正規のコードには、リンクのほかに1×1ピクセルの小さな画像が付いています。
目には見えません。

URLだけをコピーするとこれが落ちます。
私が見つけた中でいちばん極端だった例は、メール用の素材からURLだけを抜き出して、自作ボタンに入れていたものでした。

ただし、この画像が落ちても成果そのものが消えるわけではありません。クリックや成果は、URLのほうに入っている番号で見分けているからです。
落ちるのは、表示回数の数え上げだけです。

ここが少し厄介で、「成果が付いていたから掲載の仕方も正しかった」とは言えないということでもあります。動いていることと、規約どおりであることは別なんです。

じゃあ、成果が出てても安心できないんだ……

今回私が確かめたA8.netのリンクでは、URLのほうでクリックや成果を見分ける仕組みになっていました。ただし成果が出ていることは、貼り方が正しい証拠にはなりません。確かめるのは、管理画面のコードと自分のページを見比べることだけです。

nofollowは、この話を解決しません

nofollowとsponsoredを荷札にたとえた図解。荷札を見るのは検索エンジンだけで、読者には見えていない。荷札を付けても中身である広告の文言・画像・URLは変わらないので、中身が正しいかは別に確かめる必要がある

💡そもそもnofollow・sponsoredって何?
リンクに付ける「荷札」です。sponsoredは「広告です」、nofollowは「おすすめの印として受け取らないで」と、検索エンジンに伝えます。
荷札を付けても、広告の文言やURLは変わりません。読者の画面にも出てきません。

nofollowやsponsoredが付いていても、ASPのルールどおりという証明にはなりません
荷札と、荷物の中身が別なのと同じです。

文言・画像・URLは、管理画面の広告コードと見比べて確かめてください。

ちなみにアクセストレードは、荷札の付け替えは改変にあたらないと公式に案内しています。発行されるリンクにはもともとnofollowが付いていて、sponsoredに差し替えても改変ではない、という扱いです。
荷札は付け替えてもいいけれど、中身は触らない。ここがきれいに分かれています。

▼全記事の点検手順

私自身は途中からAIにも手伝ってもらいましたが、ここに書くのはブラウザとWordPressの管理画面だけでできる手順です。
専用のツールは要りません。
AIを使う場合も、洗い出しまでを任せて、判定はこの手順で自分の目で確かめてください。

アフィリエイトリンク点検の5ステップの図解。①バックアップを取る②候補を一覧にする③公開ページを確認④ASPで答え合わせ⑤1記事ずつ直す。④からはそのまま使える・差し替える・分からないので保留の3つに分かれる

ざっくりの流れは、この5つです。
ここから先は、実際の作業を10のステップに分けて書きます。

STEP1|先にバックアップを取る

管理画面の「ツール」→「エクスポート」から投稿を書き出します。
中身を解析する必要はありません。作業前の状態を残しておくためです。
この段階では、一括置換の機能はまだ使いません。

STEP2|点検表を作る

スプレッドシートに、この列を用意します。

記事URL/ASP/表示文言/実際のURL/素材名/変えた箇所/判定/対応

判定は先ほどの4種類(正規素材・許可された例外素材・差し替え・保留)に固定します。

STEP3|各ASPから「探す手がかり」を取る

先に記事を探さないでください。まずASPの管理画面で、いま発行できる広告コードを1本開きます。

そのコードの中にある、そのASPだけに出てくる文字列(URLの一部)を控えます。
これが、あとで自分の記事を探すときの「合いことば」になります。A8.netなら最低限この3つです。

  • リンクの飛び先URL
  • a8mat= に続く値
  • 1×1画像側の a8mat= に続く値

ASP名や広告主名で記事を検索すると、本文中でただ名前を出しているだけの箇所まで拾ってしまいます。実際のコードに含まれる文字列で探すのがコツです。

先に記事のほうから探しちゃダメなの?

それだと「ただ名前を書いただけ」の記事まで全部引っかかって、確認する量が何倍にもなります。
先に手がかりを取る、あとから記事を探す。
この順番だけで作業がぐっと減りますよ。

STEP4|投稿一覧の検索で候補記事を出す

管理画面の「投稿一覧」の検索欄に、STEP3で控えた文字列を入れます。ASPごとに検索して、該当した記事のURLを点検表に記録します。

このとき本数と記事数は別々に数えてください。1記事に5本あれば「5本/1記事」です。

参考までに、うちのブログを数えたときの結果です。

ASPリンク数記事数
A8.net119本48記事
もしもアフィリエイト37本17記事
アクセストレード17本8記事
バリューコマース3本2記事
短縮URL0本0記事

STEP5|公開ページを開いて、見た目を記録する

候補記事を公開画面で開いて、ボタンやリンクを目で確認します。読者に見えている文言、画像の有無、自作ボタンかどうか、同じ広告が記事内に複数ないか。この4つを見ます。ここではまだ判定しません。次で答え合わせをします。

STEP6|ページのソースを表示する

ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」。右クリックが効かないテーマなら、アドレスバーの先頭に view-source: を付ければ開きます。

開いたらページ内検索(Ctrl+F/⌘+F)で、STEP3で控えた文字列や a8mat= を探します。全部読む必要はありません。引っかかった箇所だけ見ればOKです。確認するのはこの4つ。

  • リンクの飛び先URL
  • リンクの中の文言、または画像
  • そのURLがASP発行のものか(短縮・転送されていないか)
  • 発行コードに計測画像がある場合、それも出力されているか

編集画面ではなく公開ページで見るのが大事です。最終的に読者が受け取るのはこちらなので。

STEP7|A8はIDの完全一致で数える

広告コードは2つの部品でできていることを示した図解。①読者がクリックする部分に文言・画像・URLが入り、②目に見えない小さな画像が表示回数を数える。a8mat=の文字が2か所で同じかどうかを見る。URLだけをコピーすると②が付いてこない

🔴ここがいちばんの落とし穴です
計測ピクセルがリンクの近くにあるだけでは、正規コードとは判定できません。リンク側と1×1画像側の a8mat が完全に一致するかを確認してください。

やり方はこうです。

  • リンクのURLから、「a8mat=」のうしろの文字をコピーする
  • その文字をページ内検索する
  • リンク側と、小さな画像側の両方に同じ文字があるかを見る
  • 隣のリンクの画像と取り違えていないか確認する
  • 同じ文字だった組だけを、1本として数える

「リンクの後ろ○文字以内に画像があるか」という数え方はしないでください。

私はこれを実際にやって間違えました。正規リンクを89本と数えたのですが、正しくは83本。隣に貼り直した正規コードの画像を、手前の古いリンクのものと結びつけてしまい、6本を多く数えていたんです。

6本も? どうやって気づいたの?

実は、AIに数えさせた集計を、もう一度AIに厳しい条件で数え直させたんです。そうしたら数字が合わなくて。人間が目で数えていたら、たぶん気づけませんでした。

STEP8|管理画面で素材名を確認する

自分で書いた文言に見えるリンクでも、広告主名とリンク先だけで判断しないでください。管理画面で素材の種類を探します。探す言葉はひとつに絞らないこと。

  • A8.net|「自由テキスト」「自由ワード」など、広告主ごとの呼び名
  • もしもアフィリエイト|「(自由テキスト)」
  • バリューコマース|MyLink
  • アクセストレード|商品リンク

見つからなければ保留です。違反扱いして即削除しないでください。

STEP9|差し替えはコード全体で、1記事ずつ

差し替えると決めたものだけ、管理画面からいまのコード全体を取得します。

  • URLだけをコピーし直さない
  • 文言を自分のボタン用の言葉に戻さない
  • まず1記事だけ保存する
  • 公開ページのソースで再確認する
  • 問題なければ次の記事へ

一括置換は、素材名と条件の確認が終わるまで使いません。なお、自分の広告リンクを確認のために何度もクリックしないでください。動作確認は、コードを見比べるだけでできます。

STEP10|最後に合計を閉じる

「見つけた数」と「直した数」だけでは足りません。全部足して元の数に戻るかを確認します。うちの場合はこうなりました。

  • 要確認 94本 = 直さなくてよかった 25 + 保留 4 + 差し替え 65
  • 全体 119本 = 正規 83 + 自分で書いた文言 29 + バナー画像 7

数字が合わなければ、見落としか二重計上がどこかに残っています。合うまでは終わりにしないでください。

▼65本直して、いちばん強く思ったこと

「要確認94本」と「違反94本」は、まったく違う

作業前のうちのブログには、A8.netのリンクが119本ありました。48記事です。内訳はバナー画像7本、正規のテキスト素材18本、そして機械が「要確認」に挙げた94本。その94本の行き先がこうなりました。

  • ConoHa WING 11本 → 自由テキスト素材があった。違反ではない
  • BASE 14本 → 自由ワード素材があった。違反ではない
  • 別の2社 4本 → 素材が見つからず保留
  • 差し替え 65本(32記事)

94本のうち25本、27%は違反ではありませんでした。

もし最初に「94本も違反があった」と思い込んで全部差し替えていたら、25本ぶん、触らなくていい記事を触っていたことになります。

リンクは1本も減っていません

差し替え後の119本を分け直すと、正規83本・自分で書いた文言29本・バナー7本。合計は119本のままです。

やったのはリンクを消すことではなく、掲載の仕方を点検して整えることでした。残っている29本も「29本の違反が残っている」という意味ではなく、許可された素材25本と保留4本の合計です。

機械は「候補を出す係」で、決めるのは人

今回いちばん学んだのはここでした。

機械は94本を洗い出すところまでは、ものすごく役に立ちました。48記事・119本を目で見比べていくのは、正直やり切れなかったと思います。でもそのあとが問題で、27%を無駄に直しかけ、正規の数も6本多く数えていました

これを「機械は信用できない」で終わらせると、何も改善しません。正しくは、何を一致のキーにするかを人が決める必要があるということです。今回で言えば a8mat の完全一致でした。

自動でやったほうが速いと思ってたけど、そういうことじゃないんだね。

速さは機械、判断は人。「見つける」と「直す」を分けるだけで、事故はかなり減らせます。

▼まとめ|先に確かめるのは、ボタンの見た目ではありません

アフィリエイトリンク点検のまとめ図解。文言・画像を書き換えていないか、URLだけ抜き出し・短縮していないか、変えていい素材は名前がASPごとに違う、機械の洗い出しは候補であって判定ではない。実際に数えた94本のうち25本は直す必要がなかった
  • ボタンにすること自体が、すぐ規約違反になるわけではない
  • 見るのは文言・画像・URLを許可なく変えたか
  • PR表記(読者との約束)と素材の扱い(広告主との約束)は別のルール
  • 変えていい素材はある。ただし名前と条件がASPごとに違う
  • 短縮URL・転送URLは、見た目が同じでも中身が変わっている
  • 機械の洗い出しは「候補」。違反の判定ではない
  • 数えたら、必ず合計が元の数に戻るかを確認する

私は通告を受けたわけではなく、自分で気づいて自分で点検しただけです。「ASPに確認して問題なしと言われた」わけでもありません。この記事は、公開されている規約とFAQを読み、自分の管理画面と突き合わせた記録です。

それでも、同じところでモヤモヤしている方の時間は、少し短くできると思います。まずは3問から。リンクを消すのは、いちばん最後で大丈夫です。

▼よくある質問(Q&A)

Q. ボタン化しているブログをよく見ますが、あれは全部アウトなんですか?

いいえ。文言を自分で決めていい素材を使っていれば問題ありませんし、発行コードを残したまま外側の見た目を整えている場合もあります。外から見分ける方法はないので、他人のブログを見て判断するのではなく、自分のリンクを管理画面のコードと見比べてください。

Q. PR表記をしていれば大丈夫ですか?

PR表記は読者に対する義務(ステマ規制)で、広告素材の扱いはASP・広告主との約束です。守る相手が違うので、両方が必要になります。逆に、素材を正規のものに直したからといってPR表記を外していいわけでもありません。

Q. アフィリエイトリンクを短縮URLにしてもいいですか?

バリューコマースはNG行為だとはっきり書いています。他社も「発行されたコードのまま」が基本なので、公式に短縮の仕組みがある場合を除いて避けたほうが安全です。見落としやすいのが、リンク管理系のプラグインが自分のサイトの転送用URLに置き換えてしまうタイプです。見た目は自然でも、読者が実際に踏むURLは変わっています。

Q. 計測ピクセルが落ちていたら、成果はもらえないんですか?

クリックや成果の識別はURL側のIDで動くため、成果そのものが消えるわけではありません。落ちるのは表示回数の計測です。つまり成果が出ていても、掲載の仕方が規約から外れているという状態はありえます。売上を根拠に「大丈夫」と判断しないでください。

Q. 素材が見つからないリンクは、消したほうがいいですか?

すぐ消さなくて大丈夫です。「見つからない」と「違反が確定した」は別です。私は保留として記録に残しました。はっきりさせたい場合は、ASPの問い合わせ窓口に「この広告主に文言を変えられる素材はありますか」と聞くのがいちばん早いと思います。

Q. 記事数が多いとき、どこから点検すればいいですか?

本数の多い広告主から始めるのがおすすめです。うちの場合、要確認になった94本のうち上位4つの広告主で74%、上位5つで82%を占めていました。数の多いところから順に片づければ、残りはかなり少なくなります。

ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ

お問い合わせはこちら
ABOUT ME
いろはさん
兵庫県でマカロン専門店「いろはのおと」(https://iroha-no-oto.com/)を営む、個人事業主4年目の店主です。元メーカー勤務の非エンジニア。製造・販売からEC・SNS・会計・事務まで、ほとんどを自分でこなしながら、AI(Claude Code)・個人事業主のお金・店舗運営のリアルを“エアプなし”で正直に発信しています。(FP2級・簿記2級/中小企業診断士は勉強中) 📣 記事の更新はXでお知らせしています → @irohanote168 をフォロー