Amazon整備済み品のパソコンはやめとけ?4万円で買った店主の正直な話
「Amazonの整備済み品って、実際どうなの?」
「安いけど、悪い噂も見かけるし大丈夫?」
「そもそも、なんでこんなに安いの?」
安く買えるのはありがたい。
でも、届いたものが外れだったら——そう思うと、なかなかポチれないですよね。
こんにちは。兵庫県明石市で、夫婦で棒付きマカロン専門店を営んでいるいろはです。
私は2023年8月に、Amazonの整備済み品でノートパソコンを買いました。
3万9,800円です。
そして約1ヶ月後、バッテリーが充電できなくなり、動作も重くなりました。
保証で交換してもらえて、その交換品は2年以上動いています。
当たりと外れの両方を、同じ商品ページで引いたことになります。
この記事はノートパソコンの話です。
注文履歴とメールの実物、そして実際に数えたデータをもとに書いています。
Amazon整備済み品って沢山種類あるけど、実際どうなの??
私も買ってみましたが、正直おすすめしません。
理由付きで解説していきます。
- 買うべきかを、自分で判断できる
- 外れを引いたとき何が起きるかが、先に分かる
- 安い理由がどこにあるのかが分かる
- 買う前に自分で確かめる方法が手に入る
▼結論|「やめとけ」と言われる理由は1つ

結論から書くと、Amazonの整備済み品は、私はおすすめしません。
理由は当たり外れが大きすぎることです。
ただ、これは「壊れやすい」という意味ではありません。
同じ商品説明でも、届くものの中身がばらつくという意味です。
そしてその幅は、Amazon自身が公式に認めています。
コンディション基準では、バッテリーは「元の電池残量が80%以上」としか決まっていません(プレミアムのみ90%以上)。
つまり81%でも99%でも、同じ「非常に良い」として売られます。
「今どれだけ充電されているか」ではなく、電池そのものの体力の話です。
新品のときに満タンで10時間もったバッテリーが、今は満タンにしても8時間しかもたない。この状態が「80%」です。充電しても元には戻りません。
新品を買えばこうはなりません。
2017年のCPUが入ってくることも、バッテリーが8割まで減った状態で届くこともない。
私の場合、1台目は約1ヶ月で不調になり、交換してもらった2台目は2年以上動いています。同じ商品ページから買って、この差でした。
そして外れを引くと、こういう時間が発生します。
症状を書いて連絡し、返送の段取りを決め、梱包して送り、結果を待つ。
私の場合、連絡から交換品が届くまで3週間から1ヶ月ほどかかりました(到着日の記録は残っていません)。
数万円を節約するために、この時間と不安を引き受けるのか。
私は「それなら新品でいい」という結論になりました。安物買いの銭失いという言葉が、いちばん近いです。
正確に言うと、私が失ったお金は0円でした。
交換してもらえましたから。失ったのは、症状を書いて、梱包して、返送して、結果を待った1ヶ月のほうです。
▼それでも「アリ」な人もいます
一方で、条件が合えば選択肢になるとも思っています。
安いのには理由があります。
そしてその理由を自分で確かめられる人だけが、本当に安く買えます。
順番に書きます。
▼「新品」で検索した24件中6件が整備済み品
いちばん驚いたことを。
私が買ったものは、商品名に「整備済み品」と入っている一方で、コンディション表示は「新品」になっていました(購入後に届いたメールに記載)。
これは私だけの話ではありませんでした。
2026年8月に実際に数えてみました。
Amazonで「新品」に絞り込んで3万円台のノートパソコンを検索した結果、1ページ目24件のうち6件(25%)が中古の整備済み品でした。(4万円台は24件中4件)
4件に1件です。(※検索結果の1ページ目を数えたものです。
Amazonは全件を返さないため、全体の割合ではありません)
「整備済み品を買うかどうか」を迷う以前に、知らずに買ってしまう入口があるということです。
気づかない人いるよね…
私も、あとからメールを見返して気づきました
▼整備済み品とは|整備しているのはAmazonではありません
言葉の意味をはっきりさせておきます。
Amazonの公式ページには、こう書かれています。
Amazon整備済み品は、正常に機能し新品同様に見えるよう、Amazon認定出品者により整備された再生品です。すべてのAmazon整備済み品には、出品者による最低180日の返品保証が付きます。
(出典:Amazon「Amazon Renewed(整備済み品・再生品)」/2026年8月確認)
大事なのは、整備しているのはAmazonではなく「Amazon認定出品者」だという点です。
Amazonが基準を決めて認定していますが、実際に検査して直しているのは、それぞれの販売業者です。
中古品や返品された商品を、検査・修理・清掃して、もう一度売れる状態にしたものです。「リファービッシュ品」とも呼ばれます。
つまり、業者によって整備の丁寧さが違うわけです。
同じ「整備済み品」の看板でも、中身は一律ではありません。
コンディションは4段階。バッテリーの基準はここだけ
| コンディション | 外観 | バッテリー |
|---|---|---|
| プレミアム | 15cm離れて損傷なし | 90%以上 |
| 非常に良い | 30cm離れて損傷なし | 80%以上 |
| 良い | 軽い傷、30cmでほぼ見えない | 80%以上 |
| 可 | 30cmで見える傷 | 80%以上 |
上位3つのうち2つが、同じ「80%以上」です。
ここが当たり外れの正体だと思っています。
※保証の期間や条件は変わることがあります。最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。
▼私が買ったAmazon整備済み品のパソコン|3万9,800円
ここから実体験です。
| 買ったもの | 支払額 |
|---|---|
| Surface Pro 第5世代(整備済み品) | 3万9,800円 |
| タイプカバー+タッチペン | 1万6,577円 |
| 合計 | 5万6,377円 |
※2023年8月25日に私が支払った額です(自分の注文履歴より)。
現在の価格は変動します。最新は商品ページでご確認ください。
Surface Pro本体のみの価格は、発売時で158,544円(税込)でした(同じCore i5/メモリ8GB/SSD256GBの構成・2017年6月発売時)。
キーボードとペンは、本体と同じ日に一緒に買っています。
Surface Proはキーボードを取り外してタブレットとしても使えるタイプなので、キーボードは別売りです。

商品名には「第7世代Core i5」「メモリ8GB」「SSD256GB」「Office H&B 2019」「Win11搭載」と書かれていました。
15万8千円が、3万9,800円。
ざっと4分の1です。
一見、ただ安くなった普通のパソコンに見えませんか?
この中に、押さえておきたい点が2つあります。「第7世代」と「Win11搭載」の組み合わせです。この2つは本来かみ合いません(理由はあとの「安い理由」の章で書きます)。
この記事には、数え方の違う「第◯世代」が2つ出てきます。混ざりやすいので先に分けておきます。
- Surface Pro 第5世代
=製品の世代(2017年に出たモデル、という意味) - 第7世代Core i5
=CPU(頭脳にあたる部品)の世代
数字が近いので紛らわしいのですが、まったく別のものを数えています。あとで出てくる「Intel第8世代以降」はCPUの話、「Surface Proは第6世代以降」は製品の話です。
なお「Surface Pro 5」はマイクロソフトの正式な製品名ではありません。
正式には「Surface Pro(第5世代・2017年モデル)」です。
整備済み品は出品者が独自に商品名を付けるので、こういうことが起きます。
▼整備済みパソコンが1ヶ月後、充電できなくなった
届いてすぐ使い始めました。
そして1ヶ月ほどで、様子がおかしくなりました。
出品者に送ったメールに、当時の症状をそのまま書いていました。
以下原文です。
・バッテリーが充電できない
・ACアダプターを抜くと電源が落ちる(バッテリー残量が常時42%)
・アプリの起動、パソコンの動作が遅い
・タブレットとしてもペンの描画動作が遅い
残量表示が42%から動かなくなり充電できなくなりました。
そして充電ケーブルを抜くと、その場で電源が落ちます。
要するに、ケーブル必須の持ち歩けないノートパソコンになりました。
それ、ノートパソコンの意味がないよね…
そのとおりです。外に持ち出せなくなりました
なお、原因が何だったのかは私には分かりません。
分解して調べたわけではないので、ここは断定しないでおきます。
最初に考えたのは修理でした。
近くの修理店に相談したところ、修理代を出すなら新品を買うのと大きく変わらない額でした。
買い替えるか迷ったまま、しばらく日が過ぎます。そこでふと、保証があったことを思い出しました。
▼返品30日を過ぎても、保証は180日ありました
出品者にメールを送ったのが、2023年10月19日。注文が8月25日なので、注文から55日が経っていました。
ここで知っておいてほしいことがあります。
Amazonのヘルプには「原則として商品到着から30日以内の返品・交換を承ります」と書かれています。私はとっくに過ぎていました。
(出典:Amazon「返品・交換の条件」/2026年8月確認)
それでも対応してもらえたのは、整備済み品に出品者による最低180日の保証が付いていたからです。返品期間とは別の仕組みです。連絡した時点で、保証はまだ125日残っていました。

しかもAmazonのヘルプには、31日目以降の手順がちゃんと書かれています。
商品の到着から31日以上経過した場合、注文履歴より該当の注文を確認し、「注文に関する問題」をクリックしてください。適切な返品理由を選択し、「出品者に問い合わせる」をクリックしてください。
つまり私がやったのは、Amazonが公式に案内しているルートを歩いただけでした。
返信は、メールを送った当日に来ました。
返送は着払いでこちらの負担は一切なかったです。
ここは正直、対応が早くて助かりました。
返送のときに言われたのは、この2つです。
- PINやパスワードを解除しておくこと(設定したままなら伝えること)
- 発送伝票に注文番号を書くこと(分からないと処理できないため)
ただし、この一連の作業は全部こちらでやります。
新品を買っていれば発生しなかった時間です。
30日過ぎても大丈夫なんだね
そうなんです。保証は180日あるので、あきらめないでくださいね
保証でしてもらえるのは「交換」か「返金」だけ
条文を読むと、こう書かれています。
商品が正常に機能しない場合、180日の期間中であれば、Amazon認定出品者が交換または返金を行います
「修理」は入っていません。
そして保証するのはAmazonではなく出品者です。
なお出品者から48時間返信がない場合は、Amazonマーケットプレイス保証を申請できます。
ただしこちらは「注文日から90日以内」という別の条件があります(180日保証とは別物です)。
なお、バッテリーなどの消耗品が180日保証に含まれるかは、公式ページに書かれていませんでした。
▼交換品は2年以上動いた
2023年11月ごろに届いた交換品は、この記事を書いている2026年8月まで(約2年9ヶ月)、事務作業では一度も止まっていません。
商工会に出す報告書づくり、Office中心の事務作業、ネットショップの管理。
いまは妻が使っています。
おさがりもらってお家で現役続行してます!
どんどん使ってくださいね
私がMacに移ったのは、故障とは別の理由
その後Macに買い替えたのは、Surfaceが壊れたからではありません。
変わったのは私のほうでした。買った当時は事務作業ができれば十分でしたが、ブログを始め、写真を撮り、動画も作るようになりました。特に動画編集は、この構成では絶対に無理だと感じました。
つまり「1年後に自分が何をしているか」を、買うときに想像できていなかったわけです。これは機械のせいではありません。
Macとの比較で迷っている方は、個人事業主にMacBookは必要?Windowsとの違いもあわせてどうぞ。
▼外れるを引くと何が起きる?|低評価134件を読んで分類
私の話は1商品ページで2台だけです。
それだけでは足りないと思ったので、実際に数えました。
Amazonの整備済みノートパソコン10商品について、星1〜2のレビュー本文134件を読んで、症状を分類しました。
| 何が起きたか | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 起動しない・すぐ壊れた | 32件 | 24% |
| 外装の傷・説明と違う | 25件 | 19% |
| キーボード等の入力不良 | 17件 | 13% |
| バッテリー劣化・充電できない | 15件 | 11% |
| OS・ライセンス関係 | 14件 | 10% |
| サポート・返品対応が悪い | 9件 | 7% |
| 動作が遅い・スペック不一致 | 7件 | 5% |
| その他(分類できなかったもの) | 15件 | 11% |
私が経験した「バッテリーが充電できない」は、11%で4番目に多いパターンでした。
とくに目立った具体例を、そのまま挙げます。
※以下はいずれもレビュー投稿者の主張で、私が確認したものではありません。
- 傷隠しシート:「天板全体に同色のシートが張られ、はがすと傷だらけ」という報告が複数
- バッテリーの中身が違うという投稿:「裏蓋を開けたら、本来50Whのところ24.5Whのバッテリーが付いていた」
- Windows 11が非対応のまま:ある1商品では、星2のレビュー20件中6件がこれ
そして、時期に特徴がありました。
「1ヶ月」「3ヶ月」「半年」「7ヶ月」という報告が目立ちます。保証の180日が切れた直後の故障も、複数ありました。
保証が切れてからって、いちばんつらいやつじゃない…
そうなんです。私がたまたま間に合っただけかもしれません
※Amazonは低評価レビューを全件は表示しません。
134件は読めた範囲のサンプルであって、整備済み品全体の正確な比率ではありません。
整備済みは新品より壊れやすい?
念のため書いておきます。
整備済み品の不良率を公表しているデータを、Amazon公式・調査会社・国民生活センターまで探しましたが、見つけられませんでした。
参考までに、新品のノートパソコンでも3年以内に16%が壊れるか、本来の性能を出さなくなっています(Consumer Reports、2019〜2025年に新品で購入された75,923台の調査)。「新品なら安心」とも言えません。
私が「おすすめしない」と言っているのは壊れる確率の話ではなく、届くものの中身がばらつくという話です。
▼安い整備済み品が安い理由は、ほぼこれです
「私が買ったもの」の章で書いた、「第7世代」と「Win11搭載」の組み合わせの話です。
私のものは実際にWindows 11が動いていました。
ただし第5世代のSurface Proは、マイクロソフトのWindows 11対応リストに入っていません(載っているのは第6世代以降)。
つまり、要件を満たさない機種に11を入れた状態で売られていたことになります。
動いてはいましたが、公式に保証された状態ではありません。
「動いているなら何が困るの?」と思いますよね。困るのはこれから先です。
マイクロソフトは、要件を満たさない機種に入れた場合について「サポートが受けられないうえに、更新プログラムが提供されなくなる可能性がある」と案内しています。
今日は動く。でも半年後に更新が止まっても文句が言えない、という状態です。
そして2026年のいま、状況はもっと厳しくなっています。
Windows 10のサポートは、2025年10月14日に終了しました。延長プログラムを使っても、2027年10月12日までです。
安さの理由は、たいていここにあります。世代が古いから安いのです。
※OSのサポート状況は変わります。
購入前に必ずマイクロソフトの公式ページでご確認ください。
▼安く買うには知識が要る
この記事でいちばん伝えたいこと。
安く買う人は、それなりに知識がないと安く買えません。
逆に言えば、次の5つを自分で確かめられる人にとっては、整備済み品は選択肢になります。
①CPUは「Core i5」ではなく「世代の数字」で見る
Windows 11に対応しているのは、おおまかにIntel第8世代Core以降/AMD Ryzen 2000番台以降。2018年より前のモデルは、ほぼ対象外です。

ただし Core Ultra や Intel N100 のように、型番から世代が読めないものもあります。
確実なのは、実機で「PC正常性チェック」アプリを使うことです(マイクロソフトも、対応可否の確認にこのアプリを案内しています)。マイクロソフトの配布ページ aka.ms/GetPCHealthCheckApp からダウンロードし、タスクバーの検索に「PC正常性チェック」と入力して、[今すぐチェック]を押すだけです。
ただしこれは手元に実機がないとできません。
買う前は、上の型番の見方でふるいにかけて、届いた日にこのアプリで確かめる——という順番になります。
②「最小要件」と「実用ライン」は別物
マイクロソフトはWindows 11の最小要件を「メモリ4GB・ストレージ64GB」としています。ところが同じマイクロソフトが、別のページで違う数字を出しています。
| 目安 | メモリ | ストレージ |
|---|---|---|
| Windows 11の最小要件 | 4GB | 64GB |
| 長く使うなら(公式推奨) | 8GB | — |
| 写真や動画の編集をするなら | 16GB以上 | — |
| 中古選びの目安(NEC公式) | 8GB | 256GB以上 |
さらに決定的な数字があります。
年に一度の大きな更新には6GB〜11GB以上、毎月の更新には2GB〜3GB以上の空き容量が必要だと公式に書かれています。
ストレージ64GBや128GBでは、空き容量が足りず更新が止まることがあります。実用ラインは、メモリ8GB・SSD 256GB以上です。
③バッテリーは、買う前に「数字を出させる」
通販では、届くまで自分で測れません。
だから、買う前にできるのはこれだけです。
出品者に「バッテリーの満充電容量は、新品時の何%ですか」と質問する。
答えられない、はぐらかす、「良好です」としか言わない
——その時点で候補から外していいと思っています。
数字を持っていない店は、測っていない可能性が高いと私は考えています。
買う前に質問していいんだ!
商品ページから聞けますよ。返事の仕方そのものが判断材料になります
そして届いた日に、自分で測ります。
- スタートボタンを押す
- 「コマンド プロンプト」と入力する
- 検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選ぶ
- 黒い画面に
powercfg /batteryreportと入力して Enter - 保存先が
C:\Users\(ユーザー名)\battery-report.htmlのような文字列で表示される - その文字列を選んでコピーし、エクスプローラー(フォルダーのアイコン)の上のアドレス欄に貼り付けて Enter。ブラウザで開きます
開いたページの DESIGN CAPACITY(新品時の容量)と FULL CHARGE CAPACITY(今の容量)を見ます。
FULL CHARGE ÷ DESIGN × 100 = 残っている割合(%)
判断の線は、メーカーが公式に出しています。40%を下回っていたら交換が必要(Dell公式)、50%以下が交換時期の目安(NEC公式)です。
ここまでで%の基準が3つ出てきたので、整理しておきます。
| 測った数字 | どう考えるか |
|---|---|
| 80%以上 | Amazonが出品者に課している基準。ここは満たしていて当然 |
| 80%未満 | 基準を割っています。出品者に連絡して相談する |
| 50%以下 | メーカーが交換時期という水準。交換代を足して考える |
| 40%未満 | Dell公式が「交換が必要」とする水準。返品を考えていい |
返品できる30日以内に測れば、間に合います。
届いたその日にやってしまうのが確実です。
④届いた日に、ライセンスを確認する
Windowsは、[スタート]→[設定]→[システム]→[ライセンス認証](Windows 10は[設定]→[更新とセキュリティ]→[ライセンス認証])。
「Windows はライセンス認証済みです」「デジタル ライセンスによってライセンス認証されています」——このあたりが出ていれば白です。「Windows はライセンス認証されていません」と出たら黒。
黒だと、画面に警告が出続けたり、個人設定(壁紙など)が変えられなくなったりします。マイクロソフトも「更新プログラムや特典は正規のWindowsでのみ利用できる」と明記しています。使えなくはないが、まともな状態ではないということです。
Officeは、Word か Excel を開いて[ファイル]→[アカウント]→[製品情報]。タイトルバーに「ライセンスのない製品」「非商用利用」と出ていたら黒です。
Officeは、この2つだけ見てください
私のものにはOffice H&B 2019が付いていて、普通に使えました。ライセンスのエラーが出たこともありません。
ただし中古パソコン全般では、企業向けのOfficeが個人向けに搭載されているケースが問題になっています。マイクロソフトが挙げている見分け方のうち、素人でも判定できるのはこの2つです。
- 商品名に「Professional Plus」と書いてある → 企業向けで、一般には販売されていません
- CD-ROMやDVD-ROMが付いてくる → 最新版にメディアは付きません。「ディスク付きで安心」は逆のサインです
え、ディスクが付いてる方が怪しいの!?
私も逆だと思っていました…
実際に、中古パソコンに違法なOfficeを入れて販売していた業者が摘発された事例もあります。
なお私が買った H&B(Home & Business)は、個人向けに正規販売されているエディション名です。危険とされているリストには入っていません。
※ライセンスの扱いは商品・時期によって異なります。
不明点はマイクロソフトまたは出品者にご確認ください。
⑤商品ではなく「売っている人」を見る
ここまで4つ書きましたが、いちばん抜けやすいのがこれです。
この記事で何度も書いたとおり、整備しているのはAmazonではなく出品者です。保証するのも出品者です。
つまりばらつきの原因は、商品ではなく売り手側にあります。
それなのにスペックだけ見て買うのは、確認としては半分です。
商品ページで見られるのは、この3つです。
- 出品者名(「この商品は◯◯が販売し、Amazonが発送します」の◯◯)
- 評価の割合と件数(出品者名をタップすると出ます)
- 過去12ヶ月の評価(直近で荒れていないかが分かります)
評価件数が極端に少ない出品者は、良い悪い以前に判断する材料がありません。
同じ値段なら、実績が読める側を選びます。
そしていちばん良いのは、③で書いたバッテリーの数字を質問することです。
スペック表は誰でも書けますが、質問への返事だけは、その店の実力がそのまま出ます。
▼「じゃあ新品にすれば」も、簡単ではない
ここまで読んで「新品にすればいい」と思われたかもしれません。
私もそう書きたかったのですが、調べてみたらそう簡単ではありませんでした。
2026年8月時点で、家電量販店に3〜5万円のWindowsノートはほとんど在庫がありません。
- ある大手量販店では、5万円以下で絞ると「販売終了商品」しか表示されませんでした
- 別の大手量販店では、Windowsノートの最安が約8万円でした
価格比較サイトで3〜5万円を絞り込むと26件ありましたが、そのうち20件はChromebookで、Windows機は6件だけ。しかもその6件のうち3件は、メモリ4GB・ストレージ128GB・画面も低い解像度でした。
ここで「Chromebookを外すな」と思われたかもしれません。外したのはWindowsのソフトが動かないからです。パソコンにインストールするタイプのOffice、会計ソフト、年賀状ソフトなどは使えません。
逆に言えば、ネットとGoogleのサービス(Gmail・スプレッドシートなど)だけで足りる方には、Chromebookは十分に選択肢です。この価格帯でいちばん選べるのも事実です。
背景には、はっきりした理由がありました。
パソコンの平均単価は、2025年6月の約9万2千円から、2026年6月には約12万5千円へ。前年同月比で約36%上がっています(JEITAの統計から算出)。メモリとSSDの価格高騰が原因です。
つまり「3〜5万円で新品を買う」という選択肢そのものが、いま細くなっています。
では、予算3〜5万円ならどうするか
「整備済み品はおすすめしない、新品も買えない」で終わっては、読んだ意味がありませんよね。私ならこう考えるよを書きます。
- やることがネットとGoogleのサービスだけなら、Chromebook。この価格帯でいちばん選べます
- Windowsが要るなら、中古専門店を先に見る。実店舗があれば現物を触れます
- それでも決まらなければ、予算を上げるか、買う時期をずらす
2番の中古専門店について、1つだけ知っておくと得なことがあります。
各店の保証規定を読み比べたところ、返品10日だけの店から、無料で3年保証を付ける店まで、大きな開きがありました(2026年8月時点・各店の公式ページより)。同じ「中古パソコン」でも、ここまで違います。
値段で選ぶ前に、保証の欄を先に見てください。Amazonの整備済み品が最低180日なので、それより短い店は、価格が同じなら見送っていいと思います。
そして3番。急ぎでないなら、待つのがいちばん確実です。
4万円のパソコンが3年もてば、1年あたり13,300円。8万円のパソコンが6年使えれば、同じ13,300円です。
安く買うことと、安く済ませることは別でした。
私はこれを、4万円で買って1ヶ月で止めてから知りました。
数ヶ月待てるなら、そのあいだに貯めるほうが、結果的に安いことがあります。
ただし、仕事で止まると困る方は別です。その場合は、待つコストのほうが高くつきます。
待つのって、いちばん言われたくないやつだよね…
ですよね。私も待てずに買って、この記事を書いています
そして中古を買う場合も、この記事の5つの確認はそのまま使えます。
整備済み品に限った話ではありません。
なお、パソコンを事業の経費で買う場合の考え方は、個人事業主のPC経費完全マップ|40万円ルール対応にまとめています。
▼Appleの整備済製品とは、何が違うのか
名前は似ていますが、中身は別物です。両社の公式ページから並べます。
| 項目 | Amazon整備済み品 | Apple認定整備済製品 |
|---|---|---|
| 整備するのは | Amazon認定出品者 | Apple自身 |
| 保証 | 最低180日 | 1年間 |
| 交換部品 | 記載なし | Apple純正 |
| 返品 | 規定による | 14日間・無料 |
(出典:Amazon「Amazon Renewed」/Apple「認定整備済製品を選ぶ理由」いずれも2026年8月確認)
いちばん大きい違いは「誰が直しているか」と「新品と同じ1年間のメーカー保証がつくこと」です。
なおAppleCareは別売りですが、整備済製品にも追加で購入できます。
※私はApple認定整備済製品を買ったことがありません。ここに書いたのは公式ページの内容だけです。
なお、Appleの公式ページには「整備済iOSデバイスには、新しいバッテリーと外装が搭載されています」と書かれています。ここで言うiOSデバイスはiPhoneやiPadのことで、Macについては同じ記載がありません。Macを検討している方は、公式ページでご確認ください。
▼よくある質問(FAQ)
Q1. 整備済み品と中古品は何が違いますか?
整備済み品は、Amazon認定の出品者が検査・整備したうえで、最低180日の返品保証を付けて販売しているものです。個人が売る中古品との大きな違いは、この保証の有無です。ただし整備の水準は業者によって差があります。
Q2. 30日を過ぎたら、もう何もできませんか?
いいえ。Amazonの通常の返品期間は原則30日ですが、整備済み品には別に最低180日の出品者保証があります。
Amazonのヘルプにも、31日目以降は「注文に関する問題」から出品者に問い合わせる手順が書かれています。私は55日後に交換してもらえました。
Q3. 返送の送料や、修理はどうなりますか?
私のときは着払いで、こちらの負担はありませんでした(出品者や状況によって変わる可能性があります)。なお公式の条文には「交換または返金」とあり、修理は書かれていません。
Q4. 交換までどれくらいかかりましたか?
連絡が10月19日、発送が10月26日、交換品が届いたのが11月ごろです。3週間から1ヶ月ほどかかりました。
Q5. 結局、買ってもいいのでしょうか?
結局そこが知りたいんだよね!(笑)
私はおすすめしません。
ただ、予算が厳しい方や、作業が軽い方には選択肢ですよ
その場合は、この記事の「安く買うには知識が要る」の5つを、買う前と届いた日に必ず実行してください。それができるなら、整備済み品は悪い選択ではありません。
▼まとめ|数万円と、確かめる手間

- 整備済み品は、Amazon認定出品者が整備した再生品。最低180日の保証が付く
- Appleの整備済製品とは別物。Appleは自社整備で1年保証
- バッテリーは「80%以上」としか決まっていない。ここが当たり外れの正体
- 私は3万9,800円で買い、約1ヶ月で不調になった
- 返品期限30日は過ぎていたが、55日後でも保証で交換してもらえた
- 交換品は2年以上動いている
同じページから買って、1台目は1ヶ月、2台目は2年以上。
この幅を引き受けられるかどうかだと思います。
私は「それなら新品でいい」という結論になりました。
ただ、その新品も、いまは3〜5万円ではほとんど選べません。
だから最後は、こう書きます。
安く買うには、知識が要ります。
CPUの世代を型番で読めること。
最小要件と実用ラインの違いを知っていること。
バッテリーの数字を出させること。
ライセンスを自分で確かめられること。
そして、売っている人を見ること。
この5つができる人にとっては、整備済み品は選択肢です。できないなら、その安さは安くありません。
そしてもうひとつ。
30日を過ぎても、あきらめないでください。整備済み品には180日の保証があります。
私は55日目に思い出しました。知らなければ、そのまま買い直していたと思います。
覚えておくだけで、数万円変わるってことだよね
はい。買ったときの保証期間だけは、メモしておくといいですよ
💬ご感想・ご質問はお気軽にどうぞ。同じところで迷っている方の役に立てたなら、それがいちばん励みになります。
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